【投げ釣り】シモリ狙いで確率アップ。冬期注目の釣り場ガイド | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 7

【投げ釣り】シモリ狙いで確率アップ。冬期注目の釣り場ガイド

明石港・白灯波止〈兵庫県〉

投げシモリ2-6

明石港の玄関口にある白灯波止はポン級の実績が抜群だ。近郊では珍しい40㌢オーバーのジャンボクラスが狙えるとあってお気に入りの釣り場の1つになっている。

釣り座となるのは白灯波止の先端部。ここは足場が狭い(定員2名)ことに加え、中央に灯台があることから右投げだと投げづらいという制約がある(私のようなサウスポーだとキャストしやすい)。

狙い目は左沖にある航路筋。ただ、ところどころにシモリが点在しているうえ、明石海峡特有の激流が走るため大変釣りづらい。

実績が高いのは東へ流れる引き潮。そのタイミングで正面の淡路島方向へ遠投し、仕掛けを潮流に乗せてポイントへ流し込むのが理想的な攻め方である。東にある赤灯の沖まで流れるとポイントからはずれたと判断して回収して打ち返そう。

それとは逆に西へ流れる込み潮時は根掛かりが多発するため釣りづらい。大物がヒットしてもほとんど釣り上げられない。

このように潮によって釣りやすさが左右されるため、満潮の潮止まりから干潮の潮止まりを狙うスケジュールで釣るのが理想的である。

ここは厳寒期でも25~30㌢のマコガレイが釣れる。また、20㌢ほどのガシラも多い。各ターゲットともに遠投が有利とあり、道糸にナイロン3号、オモリに六角タイプの35号を用いた道具立てが適している。シモリ際に仕掛けを止めてアタリを待てるシステムを組みたい。

いずれにしても竿を出すときはラインやオモリを統一すること。差があるとオマツリが多くなるから注意したい。

また、港口部とあって頻繁に往来する船に気をつけたい。西にある港へ入る漁船は波止際を通るため道糸沈めは必須である。

ここでのアイナメのアタリはガンガンと強烈にでるからわかりやすい。そのシグナルをとらえたら大きく合わせてできるだけ早く底を切ること。モタモタしているとシモリに逃げ込まれてバレることがあるから要注意だ。

餌はマムシがベスト。大きいものをハリスへこき上げるようにセットするのがよい。

なお、足ともの捨て石の回りでもポン級が釣れることがある。このため太仕掛けの捨て竿を入れておくのもおもしろい。ここも大物に備えて玉網を用意しておきたい。

(文:松尾幸浩)

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