【投げ釣り】シモリ狙いで確率アップ。冬期注目の釣り場ガイド

淡路島・丸山海岸〈兵庫県〉

道路から海を見おろして白い砂地の中に黒く見えるところに目をつける。そこが狙い目となるシモリである。そのシモリに生える海藻にはボケや小エビ、カニなどの生物が豊富につくため、根魚がたくさん集まってくる。中でも魚影が濃いのがアイナメだ。

ここではシモリの中に仕掛けを直接投げ込むスタイルで狙う。そのためアタリがあれば一気に巻き上げる必要がある。もちろん、根に潜られることも多い。その場合は竿と道糸をまっすぐに保ち、リールのスプールを手で押さえながら自らが後退するという強引な対処が求められる。

推奨タックルは図の通り。道糸はナイロン５号とし、力糸がわりの先糸として８号を10㍍セットする。オモリはジェット天秤などの根掛かりしにくいタイプを用いるのがよい（私は自作品を使用する）。

餌はマムシがよい。フグが多くなることを考慮してアオイソメも用意しておきたい。

この釣り場は浜が狭いため、波があるときや、大潮の満潮時は釣りにならない。

トイレは海水浴場の前にあるが、コンビニは近くにない。飲食物は事前に用意しておこう。

〈シモリ攻略法〉
捨てオモリ仕掛けを有効に活用!!

好釣果を上げるには狙い目を絞ることが大切だ。丸山では前述したように道路から見おろしてシモリの位置を確認することが欠かせない。

そして、実釣時に気をつけたいのが根掛かりだ。サソイをかけない、仕掛けを引きずらない、大きなサルカンやシモリ玉をつけない、大きいハリを使わない、という点に注意しよう。

なお、仕掛けやオモリは多めに用意すべきだが、できるだけ海に残さないように心がけてほしい。

（文：池田成寿）