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ウメイロの生態を追え!!|【船釣り連載】目指せ!! ウメイロマスター〈フェーズ1〉


ウメイロってどんな魚? どうやって釣るの? ウメイロ釣りについて映像と実釣レポートを交えた連載形式で紹介します。あまり知られていませんが、食べるとびっくりするほどの食味を誇る船釣りのターゲットについて、2年間の釣行で見えてきた真実は要注目ですよ!!
(カメラ/文 黒野忠則)
船からのウメイロ釣り連載スタートです
こんにちは!! ごぶさたしております。前回の投稿からずいぶん時間がたってしまいました。申し訳ございません。
さて、この2年間ほどは船からウメイロを専門に追っていました。そして、ようやくたどり着きそうな結論について、実釣しながら順を追って発表させていただきたいと思います。
ウメイロ釣りにおけるデータが集まりだしたので紹介いたします。 この企画は映像も用いながら紹介いたします。実は5年ぐらい前にYouTubeアカウントを作りました。知り合いにはほとんど知らせず登録者をどれほど集められるかやってみたところ、おかげさまで3500名以上に登録していただくことができました。その結果をもって関西のつりwebにてカミングアウトをしようと思ったしだいです。
ウメイロってどんな魚?
「そもそもウメイロってどんな魚?」 まずはここから話さなくてはいけません。
残念ながら「何その魚?」というほどウメイロの知名度は低いです。しかし、他の白身魚と一線を画すほど食味は極上です。産地では「ほかの魚は嫌いだけどウメイロだけは食べられる」という人も散見されるとか。
白身魚の中では抜群によい食味を誇ります。 生息域は伊豆諸島・神奈川県以南の太平洋側です。ただ、生態はあまりわかっていません。しかも、狙う人が少ないことから専門的に狙ってみると「これ違うやん!! これも違うやん!!」ということがたくさんありました。そういったことも含めて紹介できればと思います。
ウメイロ釣り実釣スタート
今回の企画を進行するにあたって協力してくださった、かわばた渡船の川端秀樹船長(以下、ひでき船長)に厚くお礼申し上げます。
ひでき船長はウメイロをはじめ、深場の五目釣り、シマアジ釣り、深海熱帯魚釣りなどに精通する、私の天秤フカセ釣りの師匠(勝手にいってますが)です。ひでき船長に出会ったことで私の釣りの幅は本当に大きく広がったと思っています。
さて、ウメイロを釣るにあたって必要な道具を紹介しましょう。かた過ぎない竿、PE4号以上を200㍍巻いた電動リール、天秤、オモリ、仕掛けとなります(かわばた渡船でウメイロを専門的に狙う場合、カゴは貸してもらえます)。
撒き餌はアミエビ、刺し餌は沖アミで実釣スタート。
最初に釣れたのは、ウメイロ釣りではうれしくない他魚のサンノジです。ウメイロは海底にある瀬の頂上の上に生息する傾向があると一般的にいわれており、釣果の中には同じ層に棲息するサンノジをはじめとした他の魚が混ざります。サンノジばかり釣れるようになるとウメイロは追いやられて釣れなくなることから、ポイントを休めるために移動となります。
このポイントもサンノジばかりいるのだろうと思って、ひでき船長からいただいた水中カメラの映像を確認してみると…。
思いのほかウメイロがびっしりといます。ただ、その中にサンノジ・シラコダイ・グルクンといった魚が混ざっています。さっきのサンノジはウメイロよりも先に反応して食ったと考えるのが自然でしょう。
ウメイロの撒き餌がアミエビのワケは?
さあ、どんどんポイントを移動していきます。太陽の光が反射しない岩礁ポイントなどの海中は真っ暗です。その中でウメイロが発光することを初めて知りました。腹はケイムラのように、背中は蛍光イエローに発光することでお互いの居場所を確認し合っているのでしょうか? これはまだ見たことのない調査結果でしたので、本邦初公開といっても過言ではありません。
鮮やかな色合いがウメイロ最大の特徴です。 このようにウメイロはポイントとなる場所には群れでたくさんいます。しかし、ハリにはなかなかヒットしません。これはウメイロの小さ過ぎる胃も1つの原因だと思われます。ウメイロの胃は他の魚に比べると圧倒的に小さく、沖アミを撒くとあっという間にお腹いっぱいになるのか食いが落ちます。その点、粒の小さなアミエビを撒き餌にすると釣れる時間が持続します。
数を釣るには食いの持続を考えることが大事です。 さて、今回はこれぐらいにしましょう。次回は水中映像から得た情報を基に考察をしたいと思います。
釣行メモ
かわばた渡船 HP https://minnaga.com/kawabatatosen/ 住所 和歌山県東牟婁郡串本町袋617-34 電話番号 0735-62-0052 【黒野忠則プロフィール】
食べておいしい魚を求めて、波止や磯のカゴ釣りをはじめ、フカセ釣り、エギング、チョイ投げ、ヌカ切りなど、さまざまなジャンルの釣りを行なうマルチアングラー。年間20回程度の限られた釣行回数の中でも、あらゆるデータを駆使したスタイルを実践して安定した釣果を上げている。釣り歴は20年以上。AURAフィールドアドバイザー。
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