カゴ釣りなどで効果絶大!! ウイリー仕掛けを作ってみましょう|マルチ派Kのデータ釣行指南!vol.7 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

カゴ釣りなどで効果絶大!! ウイリー仕掛けを作ってみましょう|マルチ派Kのデータ釣行指南!vol.7

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みなさん、こんにちは。今回はカゴ釣りを中心とした釣りで有効な擬餌バリのウイリー仕掛けについて紹介いたします。コロナウイルスの影響で釣りに行けない間にウイリーの結び方を覚えていただき、外出自粛要請が解除になってからの釣行で活用してみて下さい。

(カメラ/文 黒野忠則)

ウイリー仕掛けに適したハリについて

ベースに使うハリと空バリは伊勢尼が適しています。特におすすめなのが名刀針さんのハリです。伊勢尼を含めたどのハリも強いうえに刺さりがよく、さらに刺さったあとの抜けにくさがダントツに優れています。私はここのハリに全幅の信頼を寄せており、想定以上の大きな魚が掛かっても躊躇なくやり取りをしています。

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名刀針の伊勢尼を使った自作のウイリー仕掛けです。

ちなみに、名刀針さんのハリは小売店には置いていません。メーカーサイトにある問い合わせページから注文することになります。その素晴らしい刺さり具合に驚かれること請け合いですよ(私もその刺さりに衝撃を受けました)。

ウイリーのカラーについて

次にウイリーのカラーについてです。魚種や潮色の具合によって当たりカラーはかわります。たとえば、魚種でいうとイサギであれば緑、白、ピンク系、シマアジであれば白、青系が有効だと個人的に感じています。

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イサギには緑、白、ピンク系が効果的です。
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シマアジは白、青系によくアタる印象があります。

潮色については、澄んでいれば緑や青系、濁っていれば蛍光系がよく、白やピンクはオールマイティーといったところです。

以上を目安にして用意していただければよいかと思います。

ウイリー仕掛けの配置パターンについて

私の場合、4本バリ仕掛けにするときは上の2本をウイリー、下の2本を空バリ(餌をセット)としています。これは上のウイリーでアピールして下の空バリ(刺し餌)を食わせるということと、一番上のウイリーでアピールして2つめのウイリーで食わせるということの2つの効果を期待してのことです(試行錯誤をずっとしたところ、このパターンが最も食うと感じています)。

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イサギたっぷりとシマアジたっぷりの釣果。このような爆発力もあるのがウイリーの魅力です。

ウイリー仕掛けの製作手順について

ウイリーの巻き方は図を参照して下さい。

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ウイリー仕掛けのハリスについて

ウイリーができればハリスを結びます。私は引っ張り強度に優れているフジノラインさんのトリガー磯フロロハリスを使用しています。幹糸と枝バリの結束部分の強度は弱くなりがちであり、大きな魚が掛かると切れることがよくあります。その点、このトリガー磯は80㌢のシロザメ、51㌢のマダイ、49㌢のイトヨリを4号でキャッチした実績があることから強度面の心配が少ないように感じています。

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個人的にはこのハリスを好んで使っています。

ウイリーは本当に万能です。波止、磯、船と、あらゆるシチュエーションで有効です。今のうちにたくさん製作していただき、外出自粛要請が解除されてから釣り場にてそのすごさを体感してみて下さい。

それではみなさまBon congé !

【黒野忠則プロフィール】

食べておいしい魚を求めて、波止や磯のカゴ釣りをはじめ、フカセ釣り、エギング、チョイ投げ、ヌカ切りなど、さまざまなジャンルの釣りを行なうマルチアングラー。年間20回程度の限られた釣行回数の中でも、あらゆるデータを駆使したスタイルを実践して安定した釣果を上げている。釣り歴は20年。AURAフィールドアドバイザー。