マルチアングラー的、注目タックル8選 in FショーOSAKA2020|マルチ派Kのデータ釣行指南!vol.6

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今回は2月8〜9日に開催された『フィッシングショーOSAKA2020』を訪れた際に気になった商品についてマルチアングラー的独自目線にてレポートさせていただきます。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

YGK・OHDRAGON X4 SS140【シンキングPEライン】

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最初に訪れたのはYGKブースです。

私は風の吹き方しだいではPEラインを用いたフカセ釣りを行ないますが、その際に重視しているのがラインの比重です。

PEラインを用いるエギングではYGKのGesoXというアイテムを使っています。このアイテムはとても摩耗に強いうえ、糸滑りがよいことから使い勝手が良好です。そのように信頼のおけるメーカーのPEラインの中でフカセ釣りにマッチした高比重タイプがないかと捜したところ、ちょうど新たなモデルが出るということでスタッフの方にお話をうかがいました。

そのラインとは比重1.40の『XBRAID OHDRAGON X4 SS140』です。磯用に作られたラインではありませんが、5つのカラーパターンで構成されているとあって磯釣りに転用しても見やすいでしょうし、従来品よりも結束強度と摩耗性が向上しているということなので安心して使用できそうです。

発売が5月ということで残念ながら使用感を述べることはできませんが、期待に応えてくれる逸品であるのは間違いないでしょう。発売後はぜひとも使用してみたいですね!!(近所の釣り具店さん、ぜひ置いて下さいね(笑))。


136・偏光グラス

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次に訪れたは福井県鯖江市発の136というメーカーです。

国産メガネフレームのシェアで96㌫を占める福井県。その中でも地場産業として根付いている鯖江市から釣り用の偏光グラスを発信してくれているのが136さんです。

ここの偏光グラスの特長は何といってもガラス製のレンズを使っていることです。一般的な樹脂製のレンズは落とすと傷がつくことが多いですし、3〜4年で劣化するアイテムも見受けられます。その点、136さんのガラスレンズは金ダワシでこすっても傷がつかないうえ、10年以上も持つそうです。

カラーラインナップはいくつかありますが、グレー、ブラウン、グリーンがフカセ釣りにマッチするでしょう。遠投を要するケースではグレーやブラウン、近くを攻めるときはグリーンというセレクト方法がよいようです。ただし、グリーンは遠くが見えにくく感じることもあるそうなので、1つでということならグレーかブラウンを選択するのがよいでしょう。

ちなみに、フィッシングショーに合わせて新しい3つのカラーが投入されていました。

なお、プラス25,000円ほどで度付きにすることも可能です。値段は少し高くなりますが、10年使えることを考えればコストパフォーマンスはよいと思います。私も次の買いかえの際には手にしたいと思います(度付きでなければいけないので頻繁にはかえられません(笑))。


東レ・銀鱗スーパーストロングネオ【ナイロンライン】

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3つめは東レのブースです。

東レさんの銀鱗スーパーストロングネオはカゴ釣りのときによく使用しています。高い強度を誇るぶん一般的なラインよりもワンランク細い号数を使用できるからです。細くなれば飛距離アップが期待でき、釣りを有利に進めることができます。また、水の抵抗が減るため回収もラクに行なうことができます。

視認性を重視するときはSSブラックマスターエクストラかSSアイサイトを選択するのがよいでしょう。ただし、強度はSSスーパーストロングネオ→SSブラックマスターエキストラ→SSアイサイトという図式になるとのことなので、状況に応じたセレクトが大事だといえます。

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個人的にナイロンラインは1カ月ほどで巻き替えるため、高品質でありながらリーズナブルなSSシリーズの存在はとても助かっています。

山豊テグス・耐摩耗ショックリーダー

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4つめは山豊テグスのブースです。

フェイスブックで日ごろお世話になっている、山豊テグスのフィールドスタッフであるファンキー山岡さんにおすすめアイテムをうかがったところ、耐摩耗ショックリーダーとお教えいただきました。

その使い方に関しては山豊テグスさんのHPにある山岡さんの実釣動画をご覧下さい。

その他、ショアジギング用のPEラインもおすすめだそうです。

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メーカーの商品サイト

ハヤブサ・極軽グレストレート【グレバリ】

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5つめはハヤブサブースです。

グレ狙いではハヤブサさんの極軽グレというハリをよく使用します。その特長は何といっても軽いことです。軽いぶん寒のグレにも違和感なく刺し餌を食わせられると実感しています。前回お伝えした高知県沖ノ島での尾長グレやヒブダイも極軽グレで釣ったものです。

そして、極軽グレにストレートタイプが新たにラインアップとして加わりました。従来の極軽グレとほぼ同じ重量でありながら刺さりがさらによくなっていることからシチュエーションに応じて使いわけると釣果の向上が望めそうです。

商品をチェック

ポーチと水汲みバケツも便利そう

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そして、小物類ではファスナーレスのポーチと巾着型の水汲みバッカンに目をひかれました。ファスナーレスのポーチは潮噛みの心配がないため、ハリスなどを収納しておくのに便利です。フローティングベストの中に入れておけば、ベストのファスナーを開ける→ポーチ開ける→小物を取り出す、という具合に、ポーチを手持ちしたうえで小物を取り出さなくてもいいので便利です。また、雨や波しぶきをかぶって小物が濡れるという心配もなくなります。

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一方の巾着型の水汲みは磯などの安定しない場所での水汲みもスムースに行なえるアイテムです。巾着型にすることでピックアップ時にこぼれる水の量を極力抑えることができます。

釣武者・S.F.G OGRE TM50【スーパーフカセゲーム専用磯竿】

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6つめは釣武者ブースです。

釣武者さんのスタッフである金子さんとは10年以上も前からの知り合いであり、フィッシングショーではたびたびお話をさせていただいています。数年前からはスーパーフカセゲーム(ビッグゲーム、するするスルルー)の担当になり、商品の開発などに尽力されています。

私もするするスルルーのタックル(DAIWA・OREGA剛徹4号相当)は持っているのですが、釣武者さんが新たに出した『S.F.G OGRE TM50』にはとても惹かれました。ダイワのテクノロジーを注入したこのロッドは、4号ではしんどく、5号ではもの足りないという人のために4.5号程度のかたさに仕上げられているとのこと。そのぶん竿の曲がりを楽しむことに加え、パワーも感じることができる仕様となっているようです。

デザインは、私が大好きなピンクが取り入れられているなど非常にお洒落です。

商品のテストのために全国のフィールドで釣りをなさっている金子さんと夏に一緒に釣りに行く約束をしました。そこでいろいろ学ばせていただき、紀伊半島でのビッグゲームを確立していたいと考えています。


ZEXUS・ZR-Xシリーズ【ヘッドライト】

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7つめは冨士灯器ブースです。

冨士灯器さんのZEXUSブランドのLEDライトには赤色灯が必ずついています。夜釣りにおいてライト類で海面を照らすのは避けるべき行為ですが、作業をしている際に誤って光が落ちることもあるかもしれません。そういうときに赤い光であれば魚に気づかれにくいという利点があるので重宝します。

夜の地磯で釣りをするときであれば、明るさは200ルーメンもあれば十分ですが、この新型のように最近では1200ルーメンというすさまじい明るさの製品もあります。スタッフの方によると、価格はおおむねルーメン数×10くらいだとのこと。夜釣りではライト類が不可欠なので、値段が多少張ったとしても安全に移動できる明るさのライトを購入したいものです。

なお、電池はリチウムの充電式になっています。フルパワーで使ってもだいたい6時間以上は持つとのことです。ライトの進化もすごいですね。


シマノ・ファイアブラッド タマノエ【玉網の柄】

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最後はシマノブースです。

まず気になったのは昨秋に発売された『ファイアブラッド タマノエ』です。特許を有するアンチロックジョイントが搭載され、固着と無縁だというの仕様は魅力的です。また、同機構のおかげで各番手をいっぱいまでのばすことができる点も見逃せません。そのぶん魚をよりすくいやすくなるのは間違いないでしょう。

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シマノ・極翔 硬調 黒鯛【チヌ竿】

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『極翔 硬調 黒鯛』シリーズは、グレが混在するエリアで真価を発揮するチヌ釣りロッドです。55㌢オーバーのチヌと口太グレの40㌢オーバーが出るようなポイントでは1.5号がよいそうです。チヌとグレが混在していることが多い紀伊半島の中紀エリアであれば1.5号がよいというわけです。

いろいろな方と話ができるのはフィッシングショーならでは

最後に、私には師といえる方が3人います。1人はさまざまな釣りを教えて下さったガンクラフトのI氏、もう1人はポイントの選び方をはじめとした釣りのアドバイスを優しくして下さる本サイトでおなじみの葛城修平さん、そしてテレビやYouTubeなどを通してテクニックなどを学ばせていただいているシマノインストラクターの高橋哲也さんです。

その高橋哲也さんをシマノブースでお見かけしたことからお話させていたきました。

哲也さんは大物釣りの心構えを教えて下さり「とにかく小魚を釣ったら泳がせてみること」というアドバイスをして下さいました。磯釣りでは大物タックルを持参していないことがほとんどであり「やっていないから釣れない」という図式が成り立っています。哲也さんにアドバイスをいただいてからは「やってみると釣れるかも?」という心構えを持つことの大切さを身につけることができました。

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高橋哲也さんにサインをいただくとともにお写真を撮っていただきました(掲載に関してはご本人のご了承をいただいております)。

最後にサインと写真撮影をしていただきました。哲也さんが下さったサインには「萬流歸宗」(ばんりゅうきしゅう)と書かれていました。これはさまざまな流れもすべては1つに返るという仏教用語です。「釣り人はいろいろ釣りをするけれども魚という目標を狙っているのはみな同じだ!!」という意味なのでは? と私は推測しました。この言葉を胸に大きな魚が少しでも釣れるようにがんばっていきたいと思います。哲也さん、この記事を見て下さっていましたら答えが合っているかをご教示いただけましたら幸いです。

さあ、今回のフィッシングショーで学んだことを生かして今年1年も精進したいと思います。それではみなさまBon congé!

【黒野忠則プロフィール】

食べておいしい魚を求めて、波止や磯のカゴ釣りをはじめ、フカセ釣り、エギング、チョイ投げ、ヌカ切りなど、さまざまなジャンルの釣りを行なうマルチアングラー。年間20回程度の限られた釣行回数の中でも、あらゆるデータを駆使したスタイルを実践して安定した釣果を上げている。釣り歴は20年。AURAフィールドアドバイザー。

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