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夜の投げ釣りは〝ヤバいヤツ〟がイッパイでっせ!!|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.20

いくぶん涼しい夜間に竿を出すのが夏の定番ですが、夜釣りでは本命以外にもヤバい魚がよく掛かるだけに注意が必要です。そこで今回はゴンズイやウミケムシ、はたまたエイやサメといった危険度の高い招かざる魚についてアレコレとお話させてもらいまひょかな♪
(カメラ/文 中本嗣通)
毎度です。
容赦なく照りつける熱い日差しがアスファルトの道路上で揺れる陽炎を作り、全身から噴き出る汗で着ているTシャツがジットリと湿る猛暑の季節が今年も佳境を迎えています。この季節の日中に釣りをすれば、汗が滝のように滴り流れるとともに、露出する肌はもちろん、頭のてっぺんから足の先までの体表が日差しに熱せられることで「熱中症」を患う事態になり兼ねまへん。…なので、冷房のきいた空間にこもって昼寝をするか、〝冷コー〟でも飲みながら読書をするのがベストやと信じて疑わない暑さに弱い初老のオッサンです。
それだけに夜の帳がおりて涼しくなる時間帯に釣り場へと向かい、ひと晩を通して熱心にロッドを振り続ける〝夜釣り〟が定番の行動パターンとなってしまうのは致し方おまへんかな。
しかし、暗闇に支配される夜の投げ釣りでは思わぬ危険がイッパイあります。足場がわるい磯場やゴロ石浜、足場が狭いうえに高い波止といった釣り場の形態や状態、釣り場までの往復路に危険な条件が潜むパターンなどが考えられまんな。でもネ、夜の投げ釣りで最も出合いやすい危険といえば、ハリに掛かった危ないヤツらの急襲が最有力候補に違いおまへん。
そこで、今回は「夜の投げ釣りで出合う可能性がある危険魚」というのがお題です。参考にしていただき大物が期待できる夜釣りを安全に楽しんでおくんなはれ♪
よく掛かるゴンズイは鋭利な毒針に要注意
夜の投げ釣りで釣れてくる危険なヤツらといえば、まずは背ビレや腹ビレなどに毒針を備えた毒魚があげられます。その代表選手が「ゴンズイ」です。虫餌を使用する夜の投げ釣りでは河口、砂浜、磯とフィールドを問わずハリに掛かってくるお決まりのお邪魔虫ですからホンマに嫌な野郎ですわ。
よく掛かるやっかいなゴンズイです。 背と腹に隠し持つ鋭利な毒針で刺されるとズキン、ズキン!! という鈍い痛みが数時間から半日ほども続き、体調がわるい場合には帰宅後に寝込んでしまうケースも珍しくありません。
もしもゴンズイに刺された場合は清浄な水で傷口を何度も洗い、火傷をしない温度のお湯に浸ける応急処置が効果的だとされています。魚の毒として一般的なタンパク毒はタンパク質で構成されており、60度以上の温度で分解されるそうです。そのため患部を温めると毒の効果が薄まり、痛みが緩和するというわけです。
なので、毒魚が釣れるポイントには解毒用のお湯を沸かせる器具や、保温性に優れた水筒でお湯を持参するのが好ましいかも? 間違っても「ハチに刺された場合はアンモニアがきく…」という話と勘違いをして己の小便を引っかけるような愚行は避けるのが賢明でんな。
でっ、刺された患部をお湯に浸けても痛みがひかない場合は無理をしないで病院で診断をしてもらうのが無難な処置でっしゃろな。
毒針殺法を使う根魚系も危険でっせ!!
根魚系もトゲに毒を持つものが多いので注意して下さい。 〝黒い呪術師〟アブドーラ・ザ・ブッチャーが全体重をかけて放つエルボーのごとき毒針殺法を使うのは、磯投げの定番ゲストといえる根魚類。ド派手なヒレのドレスをまとったミノカサゴやオコゼ系は猛毒魚として有名ですが、イソカサゴやオニカサゴといったガシラ系の毒魚も磯投げでは地味ながらもハリに掛かるケースがあるので要注意でっせ。
最も迷惑するのは不気味なウミケムシ
毒針といえば、夜の投げ釣りでハリに掛かって最も迷惑するのが防音材に使用するグラスウールのような毒の剛毛を全身に生やした「ウミケムシ」です。取り扱いを誤って毒毛が指先や手に刺さったときに覚える痛痒さの不快感は思い出すたびに腹が立ちまっせ。
さらに、ウミケムシといえば例のおぞましい姿や不気味な動きを目にするだけでも不快感を覚えてしまうのはオッサンだけではないハズですわ。
このトゲがホンマにやっかいなんですわ…。 ウミケムシの対処法といえば、ヤツらと手が接触しないようにガッチョバサミとプライヤーを使ってハリを外すのがオーソドックスですが、僕は自作の「海毛虫ハズシ」を使用して簡単に取り除いています。使いこなすにはちょっとしたコツを要する器具ですが、実釣ではメッチャ重宝してまっせ。
ウミケムシ対策として自作のアイテムが欠かせまへん♪ エイの鋭いトゲに刺されたら病院へ!!
馬鹿力を発揮して竿をブッ飛ばす「エイ」が尻尾の付け根に装備する鋭いトゲにも要注意。エイのトゲにはノコギリ刃のように何段もの〝カエシ〟がついており、1度刺さったら逆方向へ引いても簡単には抜けない仕組みになっています。…なので、素人の生兵法はご法度です。すぐに病院へ行って適正な処置をしてもらうのがベストやと思いますわ。
トゲが刺さったら大変なエイのヒットも困りまっせ。 ウツボやアナゴの長物も油断は禁物でっせ!!
キャスターにとって毒針に並んで害を及ぼすのが刃物のような鋭い歯を持つヤツらです。フィッシュイーターの口内には一度とらえた獲物を逃がさないために鋭い歯が並んでいることから、ハリを外す際に不用意に手を近づけると思わぬアクシデントの発生が考えられます。たとえば、磯モン狙いの定番他魚である「ウツボ」の鋭い歯はカミソリ並みの切れ味で、指がわずかに触れただけでもスパッと切れ裂けるほどでっからネ。
ウツボ相手に間違っても素手でハリを外すなんてことはしないように…。 長物といえばアナゴに噛みつかれて指を負傷するケースが意外と多おます。普通に釣れるマアナゴも注意が必要ですが、磯モン狙いで乱入してくる「クロアナゴ」は大型に育つうえに獰猛かつ攻撃的な性質とあって要注意です。そんなクロアナゴのアゴのパワーは強力で、下手に口内へ指を入れるとビッシリと並んだ櫛形のかたい歯で大怪我を負わされるケースも想定されますからネ。
アナゴ類も怪我をもたらす歯を持っているので扱いには注意しましょう。 投げで釣れる最大級の魚、サメは最恐ですわ
超危険な歯を持つ魚といえば「サメ」の類も無視できません。USJのアトラクションみたいな怪物サイズに出合う心配は滅多におまへんが、投げ釣りで釣れてくる魚としては最大級だけに注意が必要です。ヤツらの口内で何重にもビッシリと並ぶ矢尻型の鋭い歯を見れば、小さなサメでも指の1~2本なら簡単に噛み切られそうでっから、ホンマにゾッとしますわ。
ホンマにコワいのはコイツらですわ。 そういえば、過去に南紀の「和深駅裏のゴロ浜」からコロダイを狙っていたときのことです。アタリがあって巻き上げている途中に強烈な引き込みに襲われ、ハリ掛かりしていた30~35㌢前後のオジサンやイトフエフキといった磯魚がことごとく尾方向からスパッと噛み切られて〝生首〟で上がってくるケースが連続しよりました。その犯人はいわずと知れたサメに間違いありませんが、数多くの磯魚の生首がゴロ浜に転がる異常な事態に「もしも自分が沖を泳いでいたら…」という余計な想像をしてチビリそうになったことがおましたで。
こんなことが自身に起こると思うと…。 てなことで、何とか対応できるゴンズイやウミケムシなどは兎にも角にも、重大なトラブルを引き起こす可能性のある危険な魚たちがハリに掛かった場合は、まさに「さわらぬ神に祟りなし」です。迷うことなくハリスをブチ切って海へお帰り願うのがベストでっしゃろな。ヘンに仕掛けのロスを惜しんで手を出し、ドえらい怪我をするのは得策ではないと思いまっせ♡
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