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NEWリールは最先端技術の結晶なのでありました♡|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.18

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気がつけば夏の到来です。となると、気になるのがキスの存在です。個人的にはキスといえば置き竿での型狙いが好みですが、今年は引き釣りにもチャレンジしようと考えています。その考えに至るきっかけとなった超軽量リール『トーナメントサーフ45 06PE』が今回のお題です。どうぞご覧下さい♪

(カメラ/文 中本嗣通)

毎度です。

さぁ~て、遥か以前の正月あたりから楽しみにしていた天皇陛下の即位祭典を絡めた空前絶後のゴールデンウイーク10連休もつつがなく終了しました。…がしかし、5月末を迎えた現在に至っても身体は連休中のダラダラ感に支配され、エエ歳をしたオッサンも若者に混じって〝六月病?〟で出社拒否しそうな勢いです。

でもネ、気がつけばまゆいばかりの陽射しが降り注ぎ、ムゥ~ンとした熱気に包まれています。そォ~う、いつの間にか「暑い夏」がソコまでやってきていることに気づかされます。そうなると、空耳で聞こえてくるのは「夏・なつ・ナツ・NATU・ココナッツ♪」という懐かしいフレーズ。このシチュエーションこそオッサン世代のスタンダートやといえまっせ♡

今年はキスの引き釣りにも挑戦しまっせ!!

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フィッシングショーでの出合いによって、これまであまりやらなかったキスの引き釣りに挑戦したい気持ちになりましたで!!

…てなことで、この季節を迎えると僕らキャスターの遊び相手を務めてくれる魚がカレイ・アイナメといった冬魚からキスやチヌ・マダイといった夏魚へシフトしていきます。その中でも〝初夏〟といえばキスで決まりですな。

でっ、僕が得意とするキスの投げ釣りといえば「置き竿による型狙い」です。狙ったポイントへ回遊してくる良型をハリに掛けるスタイルなのはみなさんご存じの通りです。

一方で僕が苦手とするのが、キスの代表的なスタイルである「サーフでの引き釣り」です。そォ~う、夏になれば数釣りや総重量を競う大きな競技大会が各地で開催されていますよネ。今年はこの〝一投多魚〟というスタイルの引き釣りに、遅まきながらチョットだけ挑戦してみようと思いまんねんわ(でも、あくまでも思っているだけでんねんけれども…)。

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…でっ、なぜにそんな心境になったのかといえば、今年のフィッシングショーでDAIWAの投げ専用リールの新製品『トーナメントサーフ45 06PE』を手にしたからに他なりません。異様なほどの軽量感、滑らかでシルキーな進化した回転フィーリング、フルスイング時にラインを抵抗なく吐き出してくれそうなDAIWAお家芸の45㍉スプールに魅せられて「使用してみたい‼」という衝動に駆られたんですわ。

トーナメントサーフ45 06PEはココがスゴい!!

そして、4月下旬にトーナメントサーフ45 06PEをやっと入手。箱からソッと取り出して持ってみると、強硬なZAION製によるコンパクトなボディーサイズも影響しているのか、やはり軽い…。何せ自量が400㌘ですから、まるでプラスチック製なのでは? という錯覚にとらわれます。

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ついに手にしたトーナメントサーフ45 06PEです。

また、進化したLCスプールは贅肉を極限までそぎ落として25㌫の軽量化に成功しているとのこと。その昔、1988年にDAIWAから発表されて一大センセーショナルを起こした初代の『トーナメントプロキャスター SS45』は、ローターにMg合金、メインシャフトにTi合金、ギヤに超ジュラルミンという当時の最先端スペックを採用した軽量化で自重が495㌘(太糸用で550㌘)です。それを考えると、トーナメントサーフ45 06PEの軽さは感動ものでんな。

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軽さは特筆ものですわ♪

ガンメタを基調としてシルバーブルーに輝かくボディーカラーもカッコよろしおますわ。その昔、全身を真っ赤に染めたド派手な『トーナメントサーフ Z45』を初見したときも「オオッ‼」と思いましたが、このリールの落ち着いたカラーも渋くてエエと思うオッサンです。

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真っ赤なトーナメントサーフ Z45です。

でも、トーナメントサーフ45 06PEの最大の魅力はスムースで滑らか過ぎる?至極の回転が生み出す〝ストレスのない軽い巻き感〟にあります。このホンマに気色のエエ巻き感こそがトーナメントサーフ45 06PEの真骨頂です。海底のオモリが砂地底をスキー板を装着したごとく滑り寄ってくるという実釣において得られる感覚は、このリールならではのモノやと思いまっせ。

そして、この回転性能を維持するに欠かせないのがリール内部への海水や埃の浸入を遮断するDAIWA独自の防水・耐久テクノロジーである〝マグシールド〟。現在ではベアリング部品にもマグシールドが採用されており、さらなる回転性能のキープに貢献してくれています。

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遠投性能の高さも魅力的です。

もちろん、遠投性に対する機能にも文句ナシです。それを可能にする最たる機構である「LC(ロングキャスト)スプール」は緻密な計算から導き出されたテーパー角別の専用設計でっから、後述する実釣でも優れたラインの放出性能を発揮して遥か沖のポイント攻略をサポートしてくれましたで♪

NEWウェポンの使い心地はバッチリですわ♡

さて、そんなトーナメントサーフ45 06PEに『UVFサーフセンサー 8ブレイド+Si』の0.8号を巻き込んで、初夏に勇んで向かったのは紀東は新鹿海岸です。そォ~う、美しい砂浜が広がるサーフの釣り場ですが、当日はあいにくの雨後。その影響で水温が下がったのが災いしたのか、仕掛けを引けども引けどもアタリがおまへんがな。事前の情報では18~22㌢級が好調に釣れているとのことでしたが、その欠片すら見ることができまへんで…。

キャストを繰り返すも餌のチロリは無傷で返ってくる低調さに嫌気が差してポイント移動を考えていると、ようやく待ちに待ったブルンッというアタリが穂先を震わせました。ささめ針の『アスリートキス遠投3本バリ』の7号に掛かって砂浜の波打ち際から滑るように姿を現したのは17㌢という微妙なサイズ。少し物足りなおますが、キスの顔をやっと見られてホッとひと安心。

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ようやくアタリが見られてひと安心です。

その後もポツリポツリと15~18㌢級が単発でハリに掛かりますが、時間とともに10~12㌢のワカサギ級が多くなったことから新鹿海岸を離脱します。その後は大泊海岸で竿を出しましたが、釣況は好転せず。ならばと、以前に同じような展開で移動して大キスを連発したことのある賀田湾の曽根浦漁港で粘りますが、ここでも肩透かしを食らいます。

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こんな小さなヤツも掛かってきましたで…。

結局は小型ばかりの釣果で納竿時間を迎えましたが、数少ないキスのアタリを拾いながらNEWウェポンであるトーナメントサーフ45 06PEの性能や実使用感を十分に確認できたので、まっ、それなりにオモロイ釣行ではありました♪

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釣果面はイマイチでしたが、リールの性能の高さを確認できたので有意義でした♪

さてさて、今年の夏こそはこんな具合に〝サーフのキス釣り〟をオッサンなりに思う存分に楽しんで、昔からの苦手意識をぜひとも克服してみたいと思うのでありました♡


【中本嗣通プロフィール】

1959年に北河内で産湯につかり、中学1年生から投げ釣りオンリーで釣歴を重ねる。『関西のつり』誌の愛読歴は43年、執筆歴は28年を数え、まさに関つりと共に人生を歩む。「口上は一流、釣技は二流、釣果は三流」が座右の銘でんねんわ 投釣倶楽部大阪会長。
■ブログ…https://ameblo.jp/yameraremahen/

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