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カレイ+キス&キューセンの釣り場ガイドでっせ!!|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.17
キューセン狙いもオモシロおまっせ♪
春に狙えるメインの魚種からちょっとハズれた投げターゲット、いわば邪道的な魚を狙ってもみるのもオモシロおまっせ。その1つが「キューセン」です。
そォ~う、あのド派手な色使いの魚体を持つキューセンはどちらかといえば餌取りに分類される魚ですが、瀬戸内海では本命で狙うパターンも少なくありません。…というのも、キューセンなどのベラ類は淡泊な白身で食べておいしいという認識のキャスターが多いからです。とりわけ瀬戸内海のキューセンは強い潮流に揉まれているぶん身が締まっており、魚屋さんの店頭にもエエ値段で並ぶほど美味でっからネ。
釣り味の方もわるくありまへん。ハッキリした明確なアタリと、サイズの割に強い引きを見せてくれることから同じ型のキスよりも釣ってオモロイ釣魚やといえます。ただし、瀬戸内で釣れるのは13~20㌢が主体で、23㌢以上になると大型と呼んでよいというサイズ感のもの足りなさは否めまへんかな。
ちなみに、ご存じの通りキューセンは性転換をする魚種であり、小さいときは色が赤いメスの赤ベラばかりですが、20㌢近くまで大きくなると緑っぽいオスの青ベラに性転換します。したがって、大型はおおむね青ベラということになりまんねんわ。
キューセン狙いのおすすめ釣り場
串本の湾内磯
大型の青ベラが狙える有望な釣り場といえば、紀伊半島南部の地磯や沖磯、一文字といった渡船利用のスポット。そうした釣り場は釣り荒れておらず、大型が手つかずのままで残っている可能性が高いと思われます。
有名なのは串本の紀伊大島や通夜島の湾内磯。過去には30㌢をオーバーするブダイのような日本記録魚も釣れており、近年では釣り人が増えた「磯カワハギ」狙いの他魚として25~28㌢級が釣れています。これほどの型にもなるとアタリ、引き味ともにキューセンとは思えないほど強烈であり、釣ってオモロイ釣魚の仲間に入れても何の遜色もおまへんで。
串本では投げ釣りが可能な磯場ならおおむね狙えるように思えますが、個人的に実績があるのは「アミカケ」、「シミズ」、「ナギザキの西」で、最大は28㌢をキャッチしています。釣り方はカワハギ狙いなので置き竿、引き釣りのどちらでもOKですが、シモリ回りにある砂地のスポットを重点的に攻めるのがやはり有望です。
餌はマムシがベストでっしゃろな。時期はGW~5月中に実績が高く、30㌢に届きそうな記録物も釣られているようでっせ。
熊野の沖磯
紀東では熊野エリアにある沖磯の「丸王子」や「箱島」も春のカワハギ狙いの他魚として25~27㌢の実績があります。
錦の赤灯大波止
それ以外に穴場といえるのが錦漁港の湾口にある「赤灯大波止」(渡船利用)です。波止回りにある捨て石際をチョイ投げで探る釣りになりますが、うるさいほど釣れてくる大小のイソベラの中に27㌢オーバーの大型青ベラが大きなアタリでポツポツと混じります。
他魚としては30㌢前後のハタ類や良型ガシラ、30~40㌢近いタカノハの実績もあります。
餌はやはりマムシが一番でっかな。
…てなことで、春の投げ釣りはメインターゲットを狙う王道プランも無難でよろしおますが、他の釣り人の姿がない磯や波止からユッタリと〝邪道〟的な天邪鬼なターゲットを相手にするのも結構アツくなれたりするので、これはコレでなかなかオモシロおまっせ♡
釣行メモ
串本の渡船は、しょらさん渡船(090-3465-2626)。料金は4,000円。
熊野の渡船は、まるせいまる(0597-89-3011)。料金は4,000円。
錦の渡船は、坂口渡船(0598-73-2654)。料金は5,000円。
【中本嗣通プロフィール】
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