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「ドラゴンゴン釣法」でタチウオ連発!!|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.14
葛城的タチウオ狙い、ドラゴンゴン発動!!
谷川漁港北波止横の浜〈大阪府〉
今秋の泉南エリアはタチウオフィーバーに沸いています。そのせいでメインターゲットのメバルがなかなかヒットしません。だったらタチウオも狙っちゃえ!! ということでメバル仕掛けをちょっとアレンジした〝ドラゴンゴン釣法〟を駆使し、『安(安全)・近(駐車スペースから近い)・短(短時間で釣果が得られる)』スポットで約20年ぶりに本格的に狙ってみましたよ!!
(カメラ/文 葛城修平)
ゴロタや砂浜などからウキ釣り仕掛けを遠投し、沖の流れに乗せて潮ヨレやシモリなどにつくウブなメバルを狙うスタイルを個人的に「メバルんるん釣法」とネーミングしています(vol.1 の【やってみませんか? 遠投ウキ流し釣り】を参照して下さい)。ちなみに、ガシラを狙えば「ガシラんらん」と名前がかわります。そして、今回のテーマが「ドラゴンゴン」です。はい、お察しの通りタチウオ狙いです。さて、いつもの仕掛けを少しいじるだけの葛城的タチウオ狙いとは?
タチウオ狙いは20年ぶり
カゴ釣りやフカセ釣りの餌である沖アミを食ってきたり、磯へ打ち上げられたイワシをつけて放り込んだらヒットした、なんてことはありますが、タチウオをメインターゲットとしての釣行は20年ぶりくらいになります。
今年の泉南は異常なほどタチウオが釣れており、1人で100匹以上釣ったなんて話も聞きます。そのせいか、本命であるメバルは陰に隠れて出てきません。釣ろうと思えば、タチウオが入ってこない超浅場を狙うか、夕まづめのいっときを狙うのが手がたい手段になりますね。
とにかく何かしらの獲物を持ち帰りたいので、メバル(他に根魚やアジも)に加えてタチウオも狙ってみよう!! と考えたわけです。そうなると、あれこれと道具を持ち運ぶのも大変です。できれば荷物を増やさないように対処したいものです。
ということで、アオイソメ1パックの他にタチウオの仕掛け(ワイヤーハリスの1本バリ仕掛け)とキビナゴを餌店で購入し、リハビリ釣行第1回めに訪れた『安・近・短』スポットである谷川漁港北波止横の浜へと向かいました。
メバルでもタチウオでもない大物がヒット!!
電気ウキの光が映えるほど暗くなった午後5時、いつもの仕掛け(今回は円すいウキではなく棒ウキタイプを使用)をセットして、アオイソメの餌で底付近(満潮だと40㍍沖で2ヒロ半)を流します。間もなくコツコツ…、ゴクンというアタリでイソベラが釣れました。
大きな根魚でもいないか? と、キビナゴを餌にして投入すると、仕掛けがなじむと同時にウキが沈みました。落ち込みのときから食ってたか? と、糸を張って竿先で聞いてみると、ガツ…、ガツ…という重々しい反応が伝わります。そのままテンションをかけていくと、竿先がグンッ!! と引き込まれてハリ掛かりしました。
「よっしゃ、乗った!!」とリールを巻きだしますが、根掛かりしたのか、根に突っ込まれたのか動かなくなりました。いったん糸のテンションを緩めて出てくるのを待ってみたところ、ジジジッとドラグを音を立ててスプールが一気に反転しました。うわっ、こりゃ大きいわ!! と思った瞬間、どんどん出ていった糸がプツンッ!! 1.2号のハリスではどうにもならん相手でした(ヒラメかな?)。
もうワンチャンスに期待してあたりを探りますが、仕掛けを浅場へ寄せるとフグが餌を取るだけです。そこでアオイソメに再びチェンジ。それで流してみると、ガシラが釣れたり、30㌢弱のサバが沖で釣れたりします。サバは元気いっぱいに走り回るのでおもしろい。釣り上げたらエラと内臓を出し、海水で洗ってからクーラーへ入れて保存します。
光の外側でタチウオが連発!!
午後7時を過ぎたところでタチウオ狙いの仕掛けへ変更します。道糸とハリスを結束するサルカン18号をスナップつきサルカン16号に変更してタチウオ仕掛けをセット。それからスナップサルカンの上にガン玉2Bをつけ、ウキ下を1ヒロ半に合わせます。簡単でしょ?
アタリがないのか、北波止から竿を出している人は動きがあまりありません。それを見て「タチウオの回遊はまだか?」と不安になりますが、小アジやサバのアタリすらない状況ですから、きっとタチウオは回っているはずです。
波止にある常夜灯の明かりがきかない距離を狙って仕掛けを沖から寄せてきます。餌が目立つようにときどき竿を大きく上げるなどしていると、ウキに変化が…!! チョコンと沈み込んだかと思うと、しだいに深く沈んでいきます。糸を張って竿先でアタリをとると、ギュンッ!! と相手が走りだしてハリ掛かりしました。
おおっ、引く、引く~!! 磯竿1.2号ですから釣り味は最高です。そして、手前へ寄せたらそのまま浜にずり上げます。このように取り込みやすいのは浜から狙うメリットですね。抜けないような大きいサイズでも心配なく取り込めます。
「先週くらいから急に釣果が減ってきた。そろそろ終盤かな?」とは波止から狙ってた常連さんの話。とはいえ、常夜灯の明かりから20㍍ほど離れた暗くなるあたりには小さい群れがいるようでアタリがあります(常夜灯の光の中を狙うとサバがアタります)。居場所がわかればこっちのもの。ガツ〜ンッ!! ガツ〜ンッ!! と連発を楽しんだところで納竿予定時刻の午後8時半を迎えました。
さて、いつものメバル仕掛けを少しいじった自称、ドラゴンゴンですが、アタリがでれば食い込みのよさは抜群。警戒せずに食っているようでした。
なお、仕掛けによくセットされるケミカルライトは必ずいるわけではないという印象を受けました。他の釣り人が大勢いるときは餌を目立たせる意味でつけるといいでしょうが、今回のように釣り人が少ない状況ではつけなくても遜色なくタチウオが餌を見つけられるようです。空気抵抗を考えると、つけない方が有利でしょう。発光体に関しては、市販仕掛けによく見られるハリ上へ夜光玉をセットするパターンがいいように思います。
さあ、タチウオシーズンはそろそろ終盤。これからは型のいいのが釣れるかもしれませんね。
タックルデータ
道糸 | バリバス・アバニ シーバスPE マックスパワートレーサー0.6号 | ||
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道糸 | バリバス・バーマックス磯ストロングタイプ2.5号 | ||
ハリス | バリバス・ハードトップTiNICKS1.2号 | ||
ハリ | バリバス・サクラサツキ2号 |
【葛城修平プロフィール】
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