良型がグレが連発です!!|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.13

ライブショット13富田川河口16

夜の磯はパラダイス。良型グレが連発ですよ♪

富田川河口〈和歌山県〉

第2章のテーマである『安・近・短』にピッタリといえる富田川河口の導流堤で竿を出そうかと思っていましたが、あいにく先客がおられたので断念。そこで、目をつけたのが対岸にある地磯です。地磯とはいえ足場が良好なので私の体力でもエントリーするのは問題なし。肝心のグレの釣果の方は…!!

(カメラ/文 葛城修平)

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おいしいグレを狙ってみましょう

街角でクリスマスの飾りが目立ち始めると、海の中の季節も夏から冬へとかわり始めます。そろそろ釣れだすだろうと試しに出かけたマーブルビーチでもメバルのアタリがそこそこありました。メスのメバルは卵持ち始めており、例年より少し早めの11月中旬ぐらいには最盛期を迎えそうな予感がしています。

さて、友人にグレの焼切りを紹介したところ「もっと食わせろ!!」という家族からの強いリクエストがあったようで、兼ねてから「グレ釣りに連れて行って!!」と頼まれておりました。その要望に応えられる釣り場の中で、第2章のテーマである『安(安全)・近(駐車スペースから近い)・短(短時間で釣果が得られる)』にマッチしている場所といえば…。南紀の富田川河口が一番いいかな?

テーマの中で難しいのは短時間で結果を出すことです。それを実現するには釣り場のクセを知ることも重要です。富田川河口のような河口域では満潮からの下げ始めに魚の活性が上がることが多いので潮時表を見てスケジュールを決めましょう。

釣行日は16時ごろが満潮です。暗くなった18時ごろに満潮となれば文句がないのですが、ピタリと条件に合わせるのは難しいです。潮回りの条件的には70点ぐらいでしょうかね。

安全かつラクな地磯でグレに挑戦

見守り係のH君と運転手のM君とともに土曜日の午後に富田川河口へ向けて出発。阪和道で8㌔の渋滞につかまったものの「今日は最低でも1人1匹は釣ろうね」「釣れたら焼切りもいいけど鍋も最高」などという釣り談義で盛り上がっているうちに釣り場へ到着しました。

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    富田川河口の波止です。足場がよく、のんびりと夜釣りをするには最適の釣り場です。

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    道路脇から階段をおりるとすぐ釣り座です。

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    ルーマンが多い富田浜からのびる砂洲?のおかげで沖合が荒れていても波止回りの波は穏やかです。

車を置いて階段を下りたところがすぐ釣り座という、2つの川に挟まれた導流堤が本命ポイントです。先日の釣行ではアオイソメを餌にしたいつもの流し釣りでグレの他にヒラスズキ(ヒラハネ?)も釣れました。また、このポイントは夜間に沖アミを撒いてフカセ釣りをすると、コロダイ・コショウダイ・オジサン・チヌなどいろいろな魚がヒットするので楽しめます。

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よく肥えたグレが釣れます。

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レギュラーサイスは35〜40㌢です。

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ヒラスズキも多いところです。

ところが、駐車スペースに近づくと2台の車があり、導流堤には先客が数名おられます。秋の好天にのんびりと釣りをするにはもってこいの場所ですもんね。夜になれば帰られるかもしれませんが、我々は対岸の地磯に行くことにしましょう。地磯といっても道中はほとんどが平坦であり、300㍍も歩くと足場のよい釣り座に着くような場所です。

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    足場のよさに加えて抜群にいい景色も魅力の釣り場です。

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    足場のよさに加えて抜群にいい景色も魅力の釣り場です。

早めの夕食を済ませ、酸素ボンベを背負って準備完了。間もなく着いたポイント周辺の潮はよく澄んでいます。この条件だと、川の真水と混ざることで濁り気味であった導流堤の方がよく釣れそうですが、もともとグレの濃いポイントなので何とかなるでしょう。

仕掛けの準備を済ませると、暗くなるまで時間待ちです。このときに仕掛けを入れると、いらぬプレッシャーを魚に与えることになります。たとえば、ウキの着水音は小石を投げ入れるのと似た行為になると思われます。そう考えると、暗くなるのをおとなしく待つのがいいですね。

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さて、今回のタックルの中で特に気をつかったのがハリスです。シモリの中から魚を強引に引きずり出すことが求められる釣りとあって、ハリスは2号以上が必要だと考えて3号にしました。それに合わせて竿は1.5号以上を使いたいですね。1.5号や1.7号で魚を怒らせないように抵抗をいなしながら寄せるのが取り込みやすいですが、ハリ掛かりしたときに一気に走られプツンッ!! とハリスが切れることも多いのが難点です。そこで今日は3号の竿を用いて強引に引っ張るスタイルを選びました(ただし、腕の筋肉が落ちているため、片手で竿を支えられません…)。

開始早々にグレ2連発!? ちょっと空気読んでね

「そろそろ始めよか!! 終了予定は21時過ぎでよろしく」と、17時半にアオイソメを餌にした流し釣りをスタート。満潮からの下げ潮ということで速い流れを覚悟していましたが、潮はゆっくりと動いてます。

「とてもいい感じ。今にも釣れそうな雰囲気だな」と思っていると「釣れましたぁ。やりましあぁ〜!!」とM君の声。

「ほほう。ミッションクリアやね」

数分後に「やりましたぁ〜!! 2匹めゲットです」と、またもM君が声を上げました。

「おいおい、空気読めよ…」とH君がボヤく中、私のウキが沈んでいきました。「よっしゃ、きたで!!」と合わせてから強引に寄せ、浅場に誘導して横たわらせたらこちらのものです。すかさず岩にずり上げて取り込んだのは40㌢クラスです。

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おいしそうなグレです。

「さあ、H君、残るは1人だけやね」といっている最中、H君の竿が曲がりました。「ハリスが岩に擦れないようにうまく誘導して!!」とのアドバイス通りに浅場へうまく誘導して取り込んだグレも40㌢クラスです。よっしゃ!! これで本日のミッションは全員がクリアです。

「おっと、M君がまた釣ったみたい。あっちのポイントがいいのかな?」と思えば即行動。見えているシモリ際に仕掛けを入れると、ドンッ!! ガツンッ!! ときました。ただし、潮が澄んでいるからか同じ場所では連発しません。広範囲をあちこち攻めてポツリポツリと追加していく感じです。

とはいえ、食いが止まるはずの干潮時でもシモリの谷間に仕掛けを落とし込めばグレが食ってきます。昨冬に異常なほど水温が低下したのが影響しているようで、餌取りのアカジャコ(ここではオオスジイシモチが主流)が少なく、ハタンポにいたってはまったく釣れません。アタリがあればグレ(たまにフグ)という、ものすごく釣りやすい状況が続きます。

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餌取りのオオスジイシモチ。今年は異常なほど少なく、グレを釣りやすい状況となっています。

そんな状況とあって餌はまだまだあります。このまま続けたらさらに数をのばすことも可能でしょうが、お土産は十分に確保できたので予定時刻に納竿とします。

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同行者2人もご機嫌です。

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良型が揃いました。

「この釣り、めちゃくちゃおもしろいですね!! 引きは強いし、釣れれば大きいし、おまけに帰ったら…。ところで、これってどうして食ったらおいしいの?」とは同行者2名の感想です。

「念願の焼切りは小さいのでやること。大きいのは皮がかたいので鍋がおすすめ」という具合に帰りの道中は料理指南が延々と続くのでありました。

水温の下がるこれからのグレは数・型ともによくなるうえ、脂が乗ってさらにおいしくなります。富田川河口に限らずフカセ釣りでグレが釣れる磯であれば、暗い時間帯にアオイソメを流すと意外と簡単に良型が食ってくれます。早朝の暗いうちに沖磯へ上げられる釣り場へ行かれる際も、あらかじめ電気ウキまでセットしたタックルとアオイソメ数匹を用意して狙ってみてはいかがでしょうか?

タックルデータ

道糸 バリバス・バーマックス磯ストロングタイプ4号
ハリス バリバス・ハードトップTiNICKS3号
ハリ バリバス・サクラサツキ4号

【葛城修平プロフィール】

日中の賢い魚はなかなか釣れないので、簡単に釣れる夜釣りをメインにメバルを中心とした季節ごとの食べておいしい五目の釣りを楽しんでいる。調理した釣果をアテにして飲むビールがたまらなく大好き。

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