せんなん~わかやまライブショット vol.10【みなべ・目津崎の地磯でグレなどの五目釣り編】

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脂ノリノリの麦わらイサギが
食べたいから夜の磯へGO!!

みなべ・目津崎〈和歌山県〉

脂ノリノリの旬のイサギを求めて和歌山県みなべの地磯へ行ってきました。残念ながらメインターゲットはヒットしませんでしたが、良型のグレやヘダイをはじめとする磯の五目釣りで楽しいひとときを過ごせましたよ!!

(カメラ/文:葛城修平)

「梅雨が旬の魚といえば?」と聞かれれば、文句なしに代表となるのがイサギでしょう。この時期のメバルもブリッブリに肥えてもちろんおいしいんですけど、たまには変化のある食卓がうれしいですもんね。

さて、イサギといえば水深があり、潮通しのよいポイントで狙うのが定説となっていますが、梅雨時期に関しては驚くような浅場で入れ食いになることもあります。特に、降雨時の闇夜だと1ヒロくらいのタナで食ってくることも珍しくありません。また、夜の磯場はイサギ以外にも大型の魚がいろいろと食ってくるという魅力もあります。

釣りやすくて大物も期待できる…、となると注目せずにはいられませんよね。それでは、「この魚しかイヤだ!!」という人以外にはまさに天国のような釣りを味わえる、夏の夜の磯釣りを紹介していきましょう。

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目津崎の地磯は夜釣りに最適!!

釣行日は6月15日。ホテル&リゾーツ和歌山 南部(紀州南部ロイヤルホテルという名前から最近かわったみたいです)を通り過ぎると、トイレや駐車場が整備されている目津崎の千里浜に到着です。

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ここには駐車場の目の前にあるラクダ岩周辺、山を越えていくカンス、岬先端の元メガネ岩という具合に多くの地磯ポイントがあります。周辺の水深は2~3ヒロと浅く、満潮時には水没する釣り座がたくさんあるため入るタイミングを考慮しなくてはなりませんが、風や波の向きによって釣り座を選べるという魅力があります。地磯としては釣行しやすい好釣り場といえます。

なお、千里浜はウミガメの産卵場所として保護活動がされているのでライトを不用意に照らさないように心がけましょう。

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低い磯が多いので波のないときの方が安心です。

引き応え十分の魚が連続ヒット!!

駐車場から近い場所に釣り座を取って仕掛けの準備をします。基本的にはメインのイサギが食ってくれて、他魚もそこそこの大物なら取りたいと考えています。そこで、20年選手の磯竿3号、年季の入った4000番のリール、ナイロン4号の道糸、まだ明るいので0号の円すいウキ、バリバス・ハードトップ磯2号2ヒロのハリス、グレバリ7号というセッティングで始めてみます。

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夜の釣りの撒き餌と刺し餌はこんな感じです。撒き餌にアミエビを少し混ぜるのもいいですね。量はこれぐらいあれば十分に楽しめます。

ポン、ポン、ポンと3杯ほど撒き餌を打ってから仕掛けを入れてみます。餌取りは何がいるのか? その量はどうか? という点を気にしていると、さっそくアタリです。「え〜と…、まだ1投めだし餌取りだよね」と軽く合わせてリールを巻くと、ギュン!! …って、おいおいっ、餌取りと違うんかい!?

3号竿のパワーにモノをいわせ、強引に寄せて磯にズリ上げたのはサンノジでした。予行演習には最適の相手ですね。

そうそう、私は玉網を持参しません。寄せた魚を足もとで泳がせて勢いをつけ、磯のちょっとした傾斜を利用して釣り座へとズリ上げるようにしています。浮かせて玉網へ入れるよりも、魚の頭をこちらに向かせてから浅場に誘導してズリ上げる方が夜に関しては取り込み率は高いと思います。

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露払いはサンノジです。

次にヒットしたのはイトフエフキ。その次が木ッ葉グレ。次は何だ? と、ポイントをちょっと沖にずらしていくとユラユラとウキが消えました。これはええかも? と、竿を立てるとド〜ン!! グイグイと左右に走り回りながら寄ってきたのは45㌢くらいのヘダイです。結構よく引く魚ですからおもしろいですね。とはいえ、この魚が連発するときは、それこそヘダイ祭りになって他の魚が釣れないこともあります。それを考えるとうれしさは微妙なんですけどね。

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チヌより強い引きを見せる好敵手のヘダイ。

本命のイサギはいかに? と思い始めた少し暗くなったタイミングで引きを楽しませてくれたのはガシラやカワハギ(暗いときに釣ったの初めてです)です。さらに、持ち帰りを悩むサイズのチャリコがきました。何となくイサギに近づいた感じがしてきましたよ。

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ガシラやカワハギなど、おいしい小物たちも釣れました。

さあ、ここで夜釣り用の仕掛けに変更です。ウキ下を2ヒロ半取って電気ウキ3Bをセットし、ハリス3号、グレバリ8号という仕様です。

潮が素直にに出ていってくれれば撒き餌と刺し餌が合いやすいですが、今日は流れがほとんどないので撒き餌をウキの周囲にどんどんかぶせることになります。そのため、仕掛けの位置をイメージしやすいように段シズを打ちました。

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夜は3号ハリスで挑みます。

竿尻を腰に当てるほどの大物がヒット!!

パンで軽くお腹を満たしてから夜の部のスタートです。

ほどなくしてユラユラとウキが入りました。すかさず竿を立てるとギュン!! と一気に走った相手は足もとの磯に張りつきました。それに対して前に出て強引に引きはがしにかかります。やがて取り込んだのは38㌢のグレです。夜釣りのグレはだいたい40㌢クラスがレギュラーサイズとなります。昼に木ッ葉グレしか釣れない場所でも夜は結構大きいヤツが食ってくれることが多いです。

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夜の磯のレギュラーサイズのグレが釣れました。

それにしても今年はおかしい。いつもなら避けるのに苦労するアカジャコ(オオスジイシモチの場合がほとんど)や、ハタンポなどの夜の餌取りがまったく釣れません。冬の低水温が厳し過ぎていなくなったんでしょうか?

餌取りがおらずにじっくりと狙えるとあって「きそう!! くるで、これは!!」の雰囲気がプンプンしてきました。

波が寄せるタイミングに撒き餌を入れ、それが波に押されて溜まる場所に仕掛けを入れます。それからウキに撒き餌をかぶせます。

「それそれ、入れっ、食えっ!!」と念じていると、ユラユラ…とウキがシモりました。アタリには、ウキが一気に消し込まれるパターンと、ちょこんと押さえられるパターンの2種類があり、どちらも気を抜けません。

これはコロダイくさいアタリです。竿尻を腰に当てる準備をしてからガツンと合せると、ガツン!! で竿が止まってからひん曲がっていきます。すぐさま竿尻を腰に当てて止めにかかると、ブチッと道糸がブレイク。さっきグレが磯に張りついたときに傷が入ったのでしょう。

仕掛けを新しくセットして続けましたが、その後は小さいタコが引っ掛かったのみ。やがて撒き餌がなくなって終了となりました。

残念ながらイサギは釣れませんでしたが、いろいろと釣れて楽しいひとときを過ごせました。

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過去の写真です。こんなイサギを釣りたかったのですが…。これからに期待しましょう。

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これも過去の写真です。良型のヒラスズキもターゲットとなります。

これから水温が上がると、シブダイやタマミなどの強烈な引きで楽しませてくれるおいしい魚がヒットするようなります。波のない夜を選んで仲間と一緒に行かれてはいかがでしょうか?

タックルデータ

道糸 バリバス・バーマックス磯ストロングタイプ4号
ハリス バリバス・ハードトップ磯2号
バリバス・ハードトップTiNICKS3号

【葛城修平プロフィール】

日中の賢い魚はなかなか釣れないので、簡単に釣れる夜釣りをメインにメバルを中心とした季節ごとの食べておいしい五目の釣りを楽しんでいる。調理した釣果をアテにして飲むビールがたまらなく大好き。

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