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【投げ釣り】シモリ狙いで確率アップ。冬期注目の釣り場ガイド
中島埠頭〈兵庫県〉
姫路第一発電所の南にある人工島の南面護岸が釣り場になる。
ここはケーソンとあって足場がよい。また、背後に2㍍以上の壁面がある南向きの場所とあって北西風に強いのがうれしい。ただ、西風は横から吹くため釣りづらくなる。風向きに注意して釣行してほしい。
ここでは南面の東寄りにある円筒状の形をした温排水口の回りが狙い目になる。そこをマムシの餌をセットした1本バリ仕掛けでタイトに狙うと、ポン級のアイナメや25㌢前後のガシラが釣れる。ただ、あまり際に投げると根掛かりをするから要注意。コントロールを意識して投入したい。
潮が速くなることもあるうえに水深が6~8㍍とそこそこあるため、オモリは25~30号の遊動天秤がよい。
道糸は、根掛かりが多くなることからPE5号かナイロン8号とする。力糸をセットすると道糸との継ぎ目で高切れをすることが多いため通しにするのがベストだ。もちろん、それでも切れることがあるため予備の仕掛けは多めに用意しよう。
状況がよければ半日で5匹前後期待できる。そうした釣果を得るにはサソイを駆使することが欠かせない。ズルズルと引くよりもポンピングするように竿をあおる感じで入れるのが効果的だと感じている。
この釣り場は乗っ込みのカレイも狙える。カレイ狙いであれば、温排水口の左右に遠近と投げわけるとよい。また、水深があるので足もとで食ってくることもある。
以前、11月中旬に30㌢前後のマコガレイを午前中だけで4匹釣ったことがある。状況がよければ35㌢も狙えるだろう。
注意してほしいのは大型の魚が釣れること。エイやチヌがヒットして竿が持っていかれることがあるため、ドラグは緩めに設定しておくのが賢明だ。
なお、ここは駐車スペースから少し歩かなければならないため荷物はできるだけコンパクトにまることだ。また、河口域とあって大雨の後は濁りが入る。そうなると釣果は期待薄になる。
土日は釣り人が多いためトラブルにならないように配慮すること。
釣行メモ
釣り具、餌、釣況問い合わせは、まるは釣具・姫路店(079・233・0817)。
(文:海司 透)
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