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【投げ釣り】シモリ狙いで確率アップ。冬期注目の釣り場ガイド

鳥羽・菅島〈三重県〉

投げシモリ1-2

菅島へは鳥羽・佐田浜港から出ている市営定期船(片道500円)を利用する。菅島港から釣り場の新波止までは徒歩で約20分かかる。

菅島へ向かう鳥羽市営定期船の時刻表はこちら

釣り座となるのは新波止の付け根の右側にある船を進水させるレール付近だ。その沖にあるシモリの間がアイナメやガシラのポイントになる。

ややマニアックな釣り場であるが、西大阪サーフのメンバーの中には鳥羽での例会ならここにしか入らないという方がいるほどの好ポイントである。

ここでは過去に50㌢級のアイナメが2匹キャッチされている。そのため狙いは大型のアイナメということになる。それを目当てにするなら実績が高い夜釣りに分がある。このため明るいうちに釣り場へ入り、シモリの位置と投点を確認することが欠かせない。

ポイントは遠くない。30~50㍍ほどの近投エリアをメインに探ればよい。そのあたりは水深5~6㍍程度と浅く、砂地にバラ根が点在している。ここで釣れるアイナメの大型は真っ黒な魚体の居つき魚がほとんどであるためバラ根狙いははずせない。

潮流は、新波止に隠れた釣り場とあってあまり速くない。そのぶん釣りやすいといえる。

タックルは、硬調タイプの投げ竿に投げ専用リール(ドラグなしでもOK)、道糸にナイロン8号かPE5号、オモリにジェット天秤30号、モトス8号(上部40㌢3本ヨリ)、ハリスにトヨフロン8号というものを使う。仕掛けは全長1㍍と短めの1本バリ仕様とする。ハリはがまかつ・丸セイゴサーフ15号を使用する。

餌はマムシをメインに、夜釣りではボケも使う。

アイナメをはじめとする根魚狙いでは下げ潮が狙い目となる。糸に張りを作りやすいし、下げ5分ぐらいまでなら藻が立つため釣りやすいからだ。また、魚も取り込みやすいというメリットもある。

一方、沖から潮が押してくる込み潮の場合は糸のたるみができやすく、根掛かりが多発して釣りづらい。

魚の活性は満潮前後に高まるため、潮時をよく確認して効率よく狙うことが釣果アップに繋がるといえる。

釣り方は鶴の首と同様だ。キャスト後は糸フケだけを巻き取り、仕掛けを動かさずにアタリを待つ。アタリがなくて回収する際は竿を大きくシャクッて仕掛けを浮かせること。底を引きずると1発で根掛かるから注意したい。

根掛かりしたときは竿とラインを水平にしてゆっくりと引っ張るとよい。オモリが掛かっていなければハリがのびて回収できる。また、竿とラインを水平にしてゆっくりと引っ張り、しっかりとテンションがかかったタイミングでベールを返す対処法もある。確率は低いが、その反動ではずれることもあるので試してほしい。ただ、テンションを強くかけ過ぎたり、何度も繰り返すとベールが壊れることもあるので注意してほしい。

なお、冬場の夜釣りは冷え込みが厳しいため、防寒対策は万全にすること。菅島なら釣り場近くにある旅館を利用するのもいいだろう。

(文:太田豊博)

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