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家族でカレイが釣りたい!! 好釣果を上げるための3つの要点

家族カレイ釣り3つの要点

晩秋〜初冬はカレイを釣るには絶好のタイミングです。浅場を意識するため手ごろな波止回りでも気軽に狙えるからです。ファミリーでの釣行でも好釣果が上がるチャンスだけに狙わない手はありません。そこで、好釣果を上げるために頭に入れておきたい3つの要点を紹介しておきましょう

【カレイ狙いの要点①】潮時を参考に時合を把握

カレイ釣りで何よりも大切な準備は潮時のチェックです。釣行日が決定したら釣り場をセレクトし、その日の潮回りと潮時を調べましょう。また、その潮時表に潮位(タイドグラフ)が出ていれば、それも見ておきましょう。潮位の差が大きいときほど潮がよく動き、特に流れの緩い港内ではチャンスとなるからです。

ここまでできたら頭の中で釣行をいろいろと思い描いてみます。

さて、潮が動き始める時間は特に大切な基準となるため頭にたたき込んで下さい。たとえば、満潮が朝の8時だとします。すると8時半ごろから引きの潮が動きだすと想像できます。この潮の動き始めは好時合となり、特に集中して打ち返しの回数を増やすべきときです。

家族カレイ釣り3つの要点

そのようなことを考えながら潮時表を見ていると、自分なりの1日のスケジュールができてきます。

ただし、潮時ばかりをアテにするのは考えものです。釣り場では回りの釣り人を常によく観察し、近くでカレイが釣れたときは潮時がどうであれ時合と判断して予定を変更。餌の有無をこまめに確認しながら打ち返す、といった臨機応変さも必要となります。

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流れていた潮が緩むなど、状況の変化も時合到来の目安となります。

【カレイ狙いの要点②】餌は多めに用意

スケジュールが組めれば釣る時間に応じて餌の量を決定します。一般的には竿3本を用いて半日釣りをするなら合計で4,000円程度が目安となります。マムシ2,000〜3,000円にアオイソメを1,000円、釣り場によって餌取りに強いユムシをあと1,000円追加するという具合です。

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餌は多めに用意したいところです。

のんびりペースのファミリーフィッシングなら竿1本につき1,000円程度でも何とかなりますが、時合と思える時間を待たずに餌がなくなることがないように多めに持参するのが望ましいです。

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ハリの一方にマムシ5㌢を1匹、もう一方にアオイソメを複数つけるパターンが有効です

以上のように、行く前からしっかりと当日の釣りの組み立てを考えておけば、現場であわてることなく楽しめるでしょう。釣行前の準備は必ず釣果につながるものです。

【カレイ狙いの要点③】手返しはこまめに!! でも、ペースをよく考えて…

カレイ釣りでは、こまめに餌をつけ直して投入することが大切です。そのペースが10分に1回なのか、30分に1回なのかはときと場合によりますが、とにかく釣れないとボヤく人は手返しをあまりしていないことが多いと思います。

家族カレイ釣り3つの要点
投げ釣り=待ちの釣りというイメージは当てはまりません。こまめな仕掛けの打ち返しが釣果を呼び込む釣りとなります。

もちろん、投げるたびに投点に多少のズレがあるかと思います。その点については気にする必要はありません。というのも、投点のズレはポイントを広く探ることとなり、魚の居場所に入る確率の向上につながるからです。もちろん意識して投点をかえてみるのも釣れないときには大切です。

そして、餌取りが激しいときには手返しの回数を多くしなくてはいけません。ハリに餌がない状態では何も釣れないからです。

とはいえ、餌取りが多いからと機械作業みたいにメリハリのない打ち返しを続けると餌の消費量が増えますし、体力的なキツさにつながります。肝心の時合を迎えたときに餌切れしたり、疲れて寝てるといったことのないようにペース配分を考える必要もあります。

家族カレイ釣り3つの要点
時合をとらえることがとにかく重要です。事前の準備とともに、釣り場の状況に応じて時合を予測することが釣果を得るために欠かせません。

そのためにも前述のようにスケジュールを考え、潮がわりの好時合に合わせて効率よく釣りをすることを徹底して下さい。投げ釣りでは、ハリについた餌の有無は打ち返しでしか確認できないため、餌取りの状態などを的確に判断するには竿をぜんぶ上げておくわけにもいきません。そのため餌取りが激しくて回りでもカレイが釣れていない、時合とも思えない時間帯であれば竿数を減らすのもいいのでしょう。みんなで4本出すところを2本だけにしてペースダウン。それらしい時間になったら全員で4本を駆使してペースアップというようなスタイルが効率的です。

乗っ込み期は産卵を意識したカレイが浅場に入ってきており、波止の外向きで大遠投する本格派が多い中でも内向きでチョイ投げする人がいい釣果を得られるケースも多いものです。遠投できないファミリーだって十分に楽しめるわけです。餌をしっかりと用意するとともに、釣るときと休むときのメリハリのあるスケジュールを立てて最盛期のカレイ釣りを楽しんで下さい。

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