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チヌ・フカセ釣りの悩みを解消!!|夏場に効果的な餌取り対策とは?
Q:フカセ釣りにおける夏場に効果的な餌取り対策とは?
夏場もフカセ釣りでチヌを狙っています。ただし、水温が高いとあって餌取りに手こずります。私のホームグランドで多いアジ・オセン・木ッ葉グレのかわし方を詳しく教えて下さい。
A:撒き餌を効果的に活用しましょう
【対策①】撒き餌使い
高水温時に多くなる餌取りをかわすためにまず求められるのは大量の撒き餌です。生沖アミ3㌔を2~3枚、ボイル沖アミ1.5㌔を1枚、集魚材を7㌔というのがその量の目安になります。
このとき配合する配合餌は、上層のタナにきく比重が軽いものを6㌔、宙層にきくやや比重の重いものを1㌔という割合がおすすめです。比重の軽い配合餌をたくさん混ぜることで足もと1個所の上層にオセンや木ッ葉グレなどの餌取りを集めやすくなります。
そして、この撒き餌を餌取り用と本命用に打ちわけます。餌取り用はチヌを釣るポイントから離れた1個所に打ち続けます。これで大半の餌取りの動きを抑えることができます。それに対して本命用は仕掛けを囲むように4杯ほど撒くのが適量だと考えています。
【対策②】刺し餌使い
撒き餌以外では刺し餌の工夫が必要です。おすすめはボイル沖アミを主体とするパターンです。ボイル沖アミは、餌もちがいいというメリット以外に、チヌをはじめとしたタイ類が好むと思われる視認性のよさを有しているからです。
ボイル沖アミがもたない状況であればダンゴ(練り餌)やシバエビなどのムキ身が有効です。シバエビに関しては、ボイルすることでさらにもちのよさを高めることができます(ボイル後は適当な大きさにカット)。
【対策③】アジのかわし方
以上の対策を講じてもアジだけはかわすことができません。そこで、さらなる対策として仕掛けの周囲にも大量の撒き餌を打つ方法を取ります。他の餌取りの対策としては有効ではありませんが、アジに関してはポイントに撒き餌が多いほどかわしやすくなるのです。
また、アジの層を早く突破するように仕掛けを重くします。さらに、アジを上層に釘づけするために仕掛けがなじむころに撒き餌の追い打ちを行ないます。
これでもダメなときは釣り座の潮かみに撒き餌を大量に打ち、その5~6㍍潮しもへ仕掛けを投入する方法を行ないます。このパターンでは、仕掛けがなじんだらラインを軽く張ります。そうしてタナで撒き餌と刺し餌を合わせることを意識しながら撒き餌を追い打ちすることである程度かわせるようになります。
餌取りのかわし方は他にもたくさんあるかと思います。いろいろと考えて自分なりの対策を見つけ、楽しい釣りをして下さい。
チヌは回遊する魚です。撒き餌がきくと餌取りを追いやって大胆に餌をあさります。その状況を作るために撒き餌をたくさん持参してチャレンジして下さい。
(解説:谷垣泰司)
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