《チヌ釣りQ&A・フカセ釣り》水潮時に意識したいことは?

チヌqa水潮2

Q:水潮時に意識したいことは?

雨が多くなる梅雨時期は水質や水温の変化が気になります。水潮時の釣行で釣果を上げるために意識しておきたいことを詳しく教えて下さい。

A:泥濁りには注意しましょう

チヌは外洋に面した荒々しい磯場にいるかと思えば、河口周辺の汽水域にも多く生息しています。また、沖磯のような潮通しのよい場所からほとんど潮が動かないような湾奥の漁港内まで、その生息域は広範囲に渡ります。

そうしたことから、水温や水質といった環境変化に対する適応能力が高いと判断できます。とはいえ、急激な水温の変動や水質の変化となると、いくら適応能力が高いとはいえ居つきの個体の場合は一時的に活性が低下します。また、回遊性の個体の場合は快適に過ごせる場所へと移動する傾向があります。特に、低水温となる冬期においてはこの傾向が顕著となります。

もちろん、梅雨時期においても同様の状態になることがありますが、もともとチヌが活動しやすい水温とあって水潮の影響はあまり気にする必要はないと思います。実際に大雨が降った直後に大釣りした経験もあることから、高水温期に関しては水潮によって適度な濁りが出ることがむしろ好条件となるように思います。

ただし、大雨の後に汽水域などで見られる泥濁りはNGです。雨が降った直後は河口の汽水域を避け、泥濁りの影響のない漁港などを選ぶことをおすすめします。

次に考えたいのが釣り方や餌使いについてです。中でも、水温が上昇する時期とあって餌取り対策が重要となります。漁港内や一文字といった波止からの釣りで厄介な存在となるのは、何といっても小サバや小アジ。こうした青物系の餌取りの場合は大きくてかたい刺し餌を使用することで対処できます。

もちろん、餌取りが一時的にいなくなれば沖アミでも釣れます。ただし、やわらかくて小さいことから沈下中にオセン(スズメダイ)などの他の餌取りに取られやすくなります。そのため、あらゆる状況に対応するために沖アミを基本にしつつ、大きめのムキエビや練り餌など数種類の餌を持参し、餌取りの種類やそのときの状況に応じて使いわけるのが得策といえます。

チヌqa水潮3

そして、初夏は波止際などでチヌが表〜宙層を悠々と泳ぐ光景をよく目にします。その多くは波止際についている貝類や甲殻類を捕食しており、上から沈下してくる餌に好反応を示します。こうした状況のときは魚が見えているタナの20㌢ほど上にウキ下を設定するといいでしょう。チヌの姿が視認できない場合は底付近から釣り始め、刺し餌の有無を確認しながらウキ下を調整してタナを探りましょう。

(解説:嶋津栄規)

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