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メバルの遠投流し釣りで絶対にしてはダメな8つの方法とは?【前編】|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.31
遠投さえできれば良型メバルの引きを楽しめるともいえる手軽な遠投流し釣りですが、やってしまうと釣果が落ちる操作や方法といったものももちろん存在します。釣行できるタイミングに好釣果が上がるように、普段していないかを再チェックしてみて下さい!!
(カメラ/文 葛城修平)
【やってはダメ①】風も波もあるけどGO!! 強風下の釣行
【実際は?】メバル狙いの遠投流し釣りにおける一番の敵は風です
大阪湾の場合、北西風が吹く冬と南西風が吹く夏に風が強くなることが多いため、釣行の際は風向の予報を重要視することになります。
ウキまでの距離が長くなるぶん道糸の抵抗が大きくなる遠投の釣りでは、風が吹くと仕掛けが流されて浮き上がります。対策としてオモリを重くしてタナを取ってもいい結果が出ることはまずありません。海面がザワつくほどの風が吹くときは、メバルが餌を見つけにくいのか浮いてこないからだと思っています。
風があるときの対策
風速と風向(波もチェック)の予報は気象サイトのWindyを参考にしています。およそ風速4㍍を超えると釣り場自体を見直して追い風となる風裏へ行くことにします。
釣行中に風が出てきた場合は、横風にならない立ち位置を釣り座とします。
正面から受ける風だと道糸が受ける力が小さくなるので、糸フケを少しずつ巻き取る対処をすることで何とかなります。ちなみに、風を正面から受ける状況では、トップガイドに道糸が巻きつくトラブルが起こりやすくなるため竿を少し横に倒して操作しましょう。
【やってはダメ②】ライト類をつけての釣り
【実際は?】ヘッドライトで海を照らさないで!!
夜釣りにおいて釣果に悪影響を及ぼす最たる要因は人の気配を魚に与えることです。とりわけ注意したいのがヘッドライトの光を海に向ける行為です。厳密にいえば、光の入射角が緩ければ屈折して海中に入らないため、遠投の釣りでは気にしなくてもよいといえます。ただし、波打ち際でアタリがでることもあるので海を照らさないことが求められます。
また、ヘッドライト以上に気をつけたいのがスパークする光です。スマホで撮影するときのライトやカメラのストロボはもちろん、最大の敵といえるのが花火の光です。釣り場近くで花火をされるとアタリが遠のきます。
光で魚を散らさないための対策
餌をつけかえたり、仕掛けを交換するときなど、光が必要なときは釣り場に背を向けてからヘッドライトのスイッチを入れること。
また、ストロボ撮影はできるだけ避けること。撮影しなくてはならないときは陸向きを照らすようにしましょう。
花火についてはおさまるのを待つしかないですね…。
【やってはダメ③】掛けた魚は必ず取る!! 竿も糸も強いものがいい
【実際は?】メバル狙いでは竿もハリスも1.5号までにしましょう
夜釣りの場合はあまり気にしなくてもいいといわれるハリスの太さですが、経験値でいえば1.5号以上だと極端に釣果が落ちます。ハリスの張力で吸い込みにくくなるからだと思います。ナイロンハリスを使うと少しは改善しますが、根ズレ対策という点で有利なフロロカーボンの使用を考えるなら1.5号までを使うのが得策だといえます。
また、竿を磯竿の1.5号以内とすることでかなりの大物でもハリスを切られることなく取り込めます(以下の記事のようにハマチの弟サイズがヒットしても大丈夫です)。
掛かった獲物を確実の取りたいからと2号や3号といった号数の竿を用いると、何でもない小型なら問題ないものの、ちょっと手こずるサイズだとハリがのびたり、ハリスが簡単に切れたりします。
かなり乱暴な基準ですが、磯竿とラインの号数を同じにするといえば初心者の方は覚えやすいですね。
【やってはダメ④】投げやすいし取り込みやすいからウキは遊動式にしよう
【実際は?】リールを巻いて誘うと、刺し餌が浮き上がります
ウキを固定にすると「誘う=浮かせる」「止める=沈める」「巻く=餌を泳がせる」という操作を狙いのタナでできますが、仕掛けを引くとウキ下がかわる遊動式だと各操作を狙い通り行なえません。したがって、遠投流し釣りにおいてはウキを固定にして使うのがベストです。
ウキを固定するときは、中通しタイプならツマヨウジを使用し、カンつきタイプならヨウジで止めたゴム管とウキ止めで挟む方法が最適です。
【葛城修平プロフィール】
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