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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|向かい風時のラインの修正方法は?
Q:向かい風時のラインの修正方法は?
紀州釣りにおいて、横風の攻略パターンはよく聞きますが、向かい風が強いときのラインメンディングの方法はあまり聞きません。向かい風攻略のノウハウをいろいろと教えて下さい。
A:余分を持たせたうで張りを保つのが有効です
向かい風は当て潮と同様にマイナスの条件といえます。ですが、難しく考える必要はありません。基本的には風の方向が横からであろうと正面からであろうとするべきことは同じです。大切なのは、風の影響をいかに受けにくい状態で釣りを展開できるか、あるいは風によって動いた道糸を本来あるべき場所に戻すことができるかどうかです。
では、実際に横風の対応と比較しながら説明しましょう。
ダンゴの割れを待つとき、道糸に負荷がかかる横風だと風かみへのメンディングが欠かせません。風の強さ、潮流、ダンゴが割れる時間にもよりますが、多いときには10回以上メンディングすることがあります。
一方、正面の風の場合、竿先からウキまでの道糸がどれだけ長くても、道糸を操作することで風の抵抗を限りなくゼロに近づけることができます。大切なのは道糸の〝張り〟です。竿先からウキまでの間を直線に近い状態にするほど抵抗がかからなくなります。
ただし、この方法を実践するときはマイナス要素も発生します。そのマイナス点とはダンゴが割れたときに刺し餌が勢いよく飛び出すことです。テンションの強さによっては底から1㍍以上も浮くことがあります。もちろん、それではチヌは釣れません。
では、このマイナス要素を取り除くにはどうすればよいか? 答は簡単です。ダンゴが割れたときに刺し餌が引っ張られないようにテンションを殺せばよいのです。つまり、道糸を張りながら割れを待っている状態のとき、テンションを殺せるだけの余分な道糸を保持するために竿先を通常より自分側(手前)に寄せておくのです。ダンゴが割れた直後に竿先を前に出せば仕掛けにたわみができ、刺し餌の浮き上がりが防止できるわけです。
後方から強風が吹くときはメンディングが不要と思われがちですが、ウキより沖側にラインがふくらむ場合はラインの修正が欠かせません。
(解説:岩崎孝信)
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