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チヌ・フカセ釣りの悩みを解消!!|秋の撒き餌も1点集中でいい?

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Q:秋の撒き餌も1点集中でいい?

「撒き餌は1点集中でいい」と聞きましたが、餌取りが依然として多い時期にそれが有効だとは思えません。もうしばらく続く餌取りが多い状況の撒き餌の打ち方や配合パターンを教えて下さい

A:1点集中の撒き餌が有効です

基本的ににチヌの撒き餌は1点集中でいいと私も考えています。遠投で狙うことが多い秋は、ここだと決めたポイントに集中して撒き餌を打つパターンが有効です。このパターンだと撒き餌の中にも餌取りが集まりますが、そのほとんどは途中でこぼれ落ちた撒き餌に寄ると考えられるため猛攻の度合いはいくぶんマシです。

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1点集中には何かとメリットがあります。

また、撒き餌をたくさん打つことでボラの回遊が期待できます。撒き餌の回りをボラがウロウロすると、他の餌取りの勢力が弱まって餌持ちがよくなり、下層にいるチヌに刺し餌が届く確率が高くなります。

刺し餌がすぐに取られるときは、ポイントではなくて餌の種類をかえてみるといいでしょう。練り餌、ボイルの沖アミ、マルキユーのスーパーハードなど、かたい餌にすることで状況を打開できることも多いものです。私のホームグランドである若狭湾では餌取り対策としてサナギを使用することもよくあります。

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餌がすぐに取られるときは、練り餌やコーンといったかたい刺し餌に変更するのがおすすめです。

遠投を多用することから撒き餌はまとまりを重視した配合とします。私の場合、沖アミ6㌔にチヌ用の配合餌を3袋混ぜます。そして、餌取りが少ない時期は沖アミの原型を残すように軽く混ぜますが、水温が下がるまではダンゴ状となるようによく練り込みます。ときには餌取り対策として30〜50㍍といった遠投が必要になることもあるため撒き餌作りには十分に時間をかけたいものです。

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まとまりが出るように仕上げましょう。

(解説:生駒浩史)

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