見えるグレは釣れない? 磯釣りにおける見えグレの釣り方を解説

見えグレ攻略1

見えているグレは釣れないといわれますが、それは間違いです。撒き餌の沈み方からとらえたポイントをうまく攻略すれば良型の見えグレも釣ることができます

(文:山口和幸)

みなさんは見えているグレについてどうお考えでしょうか? 見えているグレは食わないと昔からいわれますが、実際には食ってくる可能性は十分にあります。食わせるまでに時間がかかるなどの難しい面はありますが「食わないから狙わない」では上達しません。食わないから食わせたいという気持ちで挑みたいものです。

そこで、ここでは見えているグレを釣るために考えたいことを解説させていただきます。

見えグレ狙いのパターン

狙い目となるのは、グレの姿を視認できる磯際が中心となります。深さは3ヒロ前後が限界でしょう。この範囲にいるグレをよく観察することからまず始めます。

グレが見えたら撒き餌を打ち、どのタイミングで餌を拾っているかをチェックします。このときに撒き餌の沈下スピードとともに最も速く落ちる餌を観察します。速く落ちるということは、グレが撒き餌をよく拾う吸い込まれる潮が発生している可能性が高いからです。

見えグレ攻略4
撒き餌の沈み方をしっかりと確認することがまず大事です。

その吸い込まれる撒き餌の横に刺し餌をなじませるのが理想ですが、なかなか難しいものがあります。仕掛けのセッティングはもちろん、仕掛けを投入するタイミングや置く位置をしっかりと考えなければならないからです。

理想の形を追求すると、仕掛けはウキを固定する遊びのないセッティングとなります。また、刺し餌を自然になじませるためにオモリはできるだけ使いません。ウキ下はグレが餌を口にしているタナの最も上に設定し、食わない場合は徐々に深くします。

見えグレを釣る仕掛けの投入方法について

以上のような仕掛けを、磯際で見られる流れの変化の中で少しでも下へと吸い込まれているところに入れます。その際、ハリの横にウキを置くようなイメージで仕掛けを置き、ハリからウキまでを縦に一直線に入れ込むようにします(投入後に仕掛けを引っ張って斜めに張るという一般的な仕掛けの置き方は適しません)。

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そのときハリとウキを離すとラインが受ける抵抗によってうまくなじまないため注意が必要です。ハリとウキを横に置くことで最短距離、最短時間でなじませることができるのです。この方法がうまくいくと撒き餌との同調はもちろん、グレにハリスを見破られる可能性も低くなって釣果につながると考えています。

見えグレを釣るための投入後の操作について

仕掛けがなじめばラインを張っても構いません。サラシの払い出しなどの影響でウキが沖に引っ張られないように竿の操作や道糸の置き方で調節します。それで動きが安定しないときはウキを少し沈めることも考慮します。

グレが刺し餌を口にすると、固定仕掛けとあってダイレクトにウキに反応が出ます。この点も固定ウキ仕掛けの優位性だといえます。

見えグレを釣るための要点

この釣り方で最も重要なのは撒き餌である沖アミの沈み方のチェックです。「最初は横方向に沈む沖アミが急にスピードを上げて縦方向へと向きをかえて磯際に吸い込まれる」など、撒き餌が吸い込まれる個所、すなわちグレが食うポイントを見つけることがとにかく大切です。見えているグレばかりに注目しがちですが、撒き餌の沈み方を特に気にかけることで釣りの精度が高まります。

見えグレ攻略3
グレの活性が高い秋磯シーズンに技術を磨くことで、寒の時期の釣りの展開がおもしろくなります。

なお、秋が深まると沖でグレが釣れることも多いですが、磯際狙いに固執してがんばってみて下さい。厳しい時期を攻略する手がかりがきっと見つかるはずです。

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