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グレ&チヌが高活性な秋の波止は楽しい!! 競技の練習になる若狭の釣り場を紹介|上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.16

足を怪我したとあって磯へは行けないため、今回は波止での釣りの様子を紹介させていただきます。注目した舞鶴・小橋漁港はチヌ・グレの魚影が濃く、競技の練習をするにはもってこいの釣り場です。ぜひ注目してみて下さい!!
(カメラ/文 上田泰大)
みなさん、お元気ですか? 私はというと、足を痛めてしまいました。そのため磯釣りをしばらくお休みしておりましたが、釣りに行きたい衝動を抑えきれません。そこで、足場のよい安全な場所なら行けるだろうと、波止場でトーナメントの練習を少ししました。今回はそのときの模様を紹介させていただきます。
舞鶴・小橋漁港はグレ釣り競技の練習に最適
竿を出したのは9月29日(日)で、舞鶴にある小橋の港です。ここは海を埋め立てて作られた港とあって水深が豊富であり、いろいろな魚が釣れます。もちろん、グレやチヌの魚影の濃さも良好です。
足場は良好です。テトラもないので安全に釣りを楽しめます。 グレ狙いでは外向きに釣り座を構えました。 昼過ぎにグレ狙いからスタートします(土日は釣り人が多いですが、昼からはいくぶん空く傾向があります)。撒き餌を撒いてみると、アジ・オセン・ウマズラハギが出てきました。それらの動きを観察すると、足もとから離れようとしません。ならばと、仕掛けを少し遠投して狙ってみます。
すると、きれいにラインが走りました。ところが、合わせを入れた瞬間にウキごと飛ばされてしまいました。波止とはいえいいサイズが出るので気を抜いてはいけません。
すぐに仕掛けを作り直して同じように狙うと、25㌢のグレがヒット。これが今のヒットパターンだと続けて3匹ほど釣ると、アタリがないのに刺し餌が取られるようになりました。このことからは、狙っているポイントへ餌取りがたくさん進出していることがうかがえます。
餌取りをかわせばマシなサイズがヒットします。 そこで足もとに3〜4杯の撒き餌を打って餌取りを釘付けにし、本命用の撒き餌を沖に1杯だけ打って狙います。この方法がうまくハマッて28㌢ぐらいまでのグレを釣ることができました。
餌取りを分離する釣りを勉強するにはよい環境です。 この方法も続けるとグレの食いがわるくなりました。そこで、次はチヌを狙ってみることにします。
チヌ狙いの練習場としても要注目!!
チヌ狙いではタナをきっちりと測ることから始めます。深いところで竿2本ほどある沖向きで沖アミを餌にして狙うと、まずはチャリコが釣れました。続いてはフグ・フグ・フグという具合にフグが連続でヒット。対策として餌取りに強い練り餌やサナギなどを使ってみますが、フグにハリを何度も取られてしまいます。
そこで、ポイントを港側の内向きに変更します。状況がわるいとポイントをすぐにかえられるのは波止のいいところですね。
内向きでは係船のロープに注意が必要です。底は砂地とあって根掛かりはほとんどありません。
内向きでは係留されている船のないところに釣り座を構えましょう。 こちらにもアジが少しいますが、刺し餌を底につけると残ることが多いので問題ありません。そこで、竿3本ほど前に撒き餌を溜めて底付近に合わせたウキ下でチヌが寄ってくるのを待ちます。
1時間ほどしたころ、ウキがゆっくりシモッた後、ラインがゆっくりと引かれていきます。「これはチヌやな」と確信して合わせを入れると、ずっしりとした重量感が竿に伝わってきました。ゴンゴンッと頭を振る独特の引きはチヌに間違いないでしょう。
チヌの引きをじっくりと味わっていたところ、急にフッと軽くなりました。ハリ外れです。使っていた1号のチヌバリが小さ過ぎたようです。次はバラさないようにと2号に変更します。
しばらくすると、ウキがきれいに消し込みました。楽しいやり取りの末に上がってきたのは30㌢後半のチヌです。小振りですが、体高があるぶんプロポーションのよさはなかなかです。きれいな銀ピカの登場にうれしくなります。
いい手応えを味わえました。 格好のいい体つきをしたチヌでした。 そして、最後はアオリイカのお土産を2ハイ釣って終了としました。
エギングでのアオリイカ狙いも楽しい時期です。 今回の釣行で、しばらく釣りをしていなかったことで落ちた釣りの「カン」が少し戻ったような気がします。ハイシーズン向けて気合を入れたいと思います。
インフォメーション
釣り場名 小橋漁港(おばせぎょこう) 駐車場 あり(1日1,000円) トイレ あり その他 自販機あり アクセス 舞鶴若狭道・舞鶴東ICをおりて左折。間もなくあるミニストップ(コンビニ)を目印に祖母谷口交差点を右折して進み、次の信号をR27方面へ左折。道なりに直進して突き当たりの千歳橋交差点を右折してR27を東進し、次の信号がある大門松島交差点を左折して府道21を北上。竜宮浜海水浴場の看板を目印に中田交差点を左折して道なりに直進。 タックルデータ
竿 シマノ・BB-XSPECIAL SZII 1号485/520 リール シマノ・BB-Xハイパーフォース2500DXG
※リンクは17年モデル道糸 東レ・銀鱗SSブラックマスターエクストラ1.5号 ウキ ソルブレ・MFクウェストS00 ソルブレ・MFリミットL1号 ハリス 東レ・スーパーL EXハイパー1〜1.2号 ハリ ハヤブサ・鬼掛 極軽グレ4〜6号 ハヤブサ・鬼掛 軽攻めチヌ1〜2号 撒き餌※沖アミは3㌔ マルキユー・グレパワーV9徳用 マルキユー・グレパワーVSP マルキユー・オカラだんご ※チヌ狙いで使用 刺し餌 マルキユー・魚玉ハード マルキユー・くわせオキアミV9 M マルキユー・活丸さなぎ
【上田泰大プロフィール】
釣り好きだった父に連れられて物心がついたときから川でフナやコイ・ブラックバスを釣る。そして、大学生のころに本格的に磯釣りを始める。我流の釣り方ながら誰よりも上手と思い込んでいた中、初めて出場したトーナメントで他の選手のレベルの高さに衝撃的を受ける。それ以来、シーズン中(4〜6月、9〜12月)は毎週のように参戦するほどトーナメントの釣りにハマる。
主なトーナメントのタイトルは、2015シマノジャパンカップ磯(グレ)釣り選手権大会優勝、日本グレトーナメント優勝3度、和歌山グレドリームカップ優勝3度、G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権3位、マルキユーカップ全日本グレ釣り選手権大会準優勝。
年間釣行回数は約60回。京友磯釣クラブ会長。京都府在住。
■ブログ:グレトーナメント全国制覇への道
■youtube:上田TVこちらの記事も要チェック!!
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