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グレ釣りには不可欠!! 海中を見ることと、偏光グラスの重要性とは?|桑原英高のグレ釣り一直線・尾長グレ追求編 vol.23

強い日差しから目を守るため、海中を見るためなど、磯のグレ狙いをはじめとした釣りにおいて偏光グラスは必須といえるアイテムです。そのメリットを最大限に活用すればグレ釣りの釣果がのびる可能性があります。そこで偏光グラスにまつわる私の考え方を紹介させていただきましょう。
(文:桑原英高)
グレ釣りにおいて〝見る〟ことはとても重要です
〝見る〟という技術は誰でも会得できます。意識して海中の情報を収集してみて下さい。 グレ釣りは大きくわけて2種類の楽しみ方があります。1つは目で確認できないところにいるグレを自分の経験と勘を頼りに想像して釣る推理ゲームとしての楽しみ方、もう1つは目で確認できるグレとの知恵比べという楽しみ方です。私自身はゆっくりと、ときには一瞬で流れる時間を仲間と一緒に過ごすことに大きな喜びを感じますが、釣ることだけを考えるといずれの楽しみ方も好みです。どちらがよいわるいではなく、自分自身がどちらに魅力を感じるかだと思います。
もちろん、釣果をのばそうと思えばさまざまな技術が必要です。これは家の中で本やインターネットを見ているだけでは上達しません。本やインターネットで得た情報を元に実践あるのみです。いくら頭でわかっていても体得できなければ意味がありません。
1度や2度の釣行では覚えられないことも多いのですが、誰にでもすぐにできる技術があります。それが〝見る〟ということです。簡単なことですが、グレ釣りにおいて見ることはテクニックうんぬんよりもかなり重要です。
私も偏光グラスがなければ釣る自信はありません。特に、磯際につく尾長グレを狙うときにはないと話にならないといっても過言ではないほど必須のアイテムです。 たとえば、トーナメントで何度対戦しても勝てない相手がいたとしましょう。その相手にハンデとして偏光グラスをかけずに釣りをしてもらうとどうでしょう? 7割方は勝てるようになると思います。釣りが上手な人ほど海中の情報をたくさん利用しているからです。そのことからも磯釣りにおいて偏光グラスが必須であることがおわかりいただけるかと思います。
個人的にはスモーク系の偏光グラスが好みです
近ごろの偏光グラスはカラーの種類が豊富で迷ってしまいますが、私のおすすめはライトスモークタイプです。外見上はレンズの色が薄いため「これで見えるの?」と思いますが、裸眼に一番近いコントラストであるため水族館の水槽を見ているかのように水中がクリアに見えます。特に、冬場や朝夕の日差しの弱いとき、曇りや日陰の暗いところではよく見えます。
個人的にはスモーク系が好みです。濃いものと薄いものを状況によって使いわけています。 イエローなどのレンズもありますが、私は青いものは青く、赤いものは赤く見たいため色つきのタイプはあまり使用しません。ただ、その日の天気や海の色によってはそうしたカラーのレンズの方が見えやすいことがあるのも事実です。
そして、ライトスモークの次に私がよく使うカラーがスモークです。こちらは夏場などの太陽の光がギラギラしているときによく使います。
偏光グラスでもっと注意深く海中を見てみましょう
みなさんは偏光レンズをかけていつも何を見ていますか? ほとんどの方はグレの姿を確認したり、餌取りの種類や潮の流れを見ていると思います。私もそうです。ただし、一緒に竿を出した釣友を見ていると「もっと注意深く観察した方がいいのでは?」と思うフシがあります。
もっと注意深く海中を観察してみて下さい。いろいろな発見があると思います。 撒き餌を打つとグレが出てきた、餌取りは何と何がいる、潮は右に流れている、左に流れているといったことだけではなく、グレがどこから出てきてどこへ帰るか、餌取りは打った撒き餌をどこまで追うか、潮の流れは海面から海底まで同じ方向で同じ速度か…、という具合にじっくり観察することでそれまで見えなかったものが見えてきます。
寒の時期などは打った撒き餌を見えなくなるまで目で追うことで、岩陰でチョロチョロと動いているグレを発見できることもあります。グレが出てきて帰っていくところを知っていれば、姿を確認できないときでも集中的に攻めることができます。
〝見えないグレ〟の把握など、釣りの幅が広がります
〝見えないグレ〟の存在に気づけるようになると、グレ釣りがもっとおもしろくなります。 もう1つおもしろい話をすると、磯には〝見えないグレ〟がいます。深いところや目が届かない沖にいる魚ではなく、自身の足もとの2~3ヒロのタナにいるグレです。これは慣れなければなかなか発見できません。本来なら見えて当たり前のところにいるのですが、そのときのグレの体色、天候、光の角度や反射、潮の色などがからみ合って見えなくなるのです。慣れても線のようにしか見えないという具合にとにかくわかりにくいのです。
何の気配もないのに目で追っていた撒き餌が一定のタナで消えたという経験はないでしょうか? そう、それが〝見えないグレ〟の仕業です。撒き餌が手品のように消えるわけではありません。見えないグレが撒き餌を拾っているのです。
書き出せばキリがありませんが、このように「見る」ことは手先の技術のように経験が必要なわけではありません。真剣に取り組めば誰にでもすぐに会得できることです。何かしらの発見があれば次の一手が広がりるものです。偏光グラスを最大限に活用し、海の中をもっと見ていろいろな発見をしていただきたいと思います。
【桑原英高プロフィール】
グレ釣りを始めたのは小学生低学年。それから紀伊半島をホームグランドとし、固定仕掛けを基軸とした独自のスタイルでグレを追いかける。トーナメントよりもスレッカラシのグレを攻略するのが得意。シマノフィールドテスター、ゴーセンフィールドテスター、ONIGAKEフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ。紀州グレ研所属。1969年生。
■ブログ:https://ameblo.jp/gureken-hkこちらの記事も要チェック!!
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