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今期は期待度十分!! キスの釣れ具合は上々ですよ |【投げ釣り】キャスターズ・ハイ Cast.10
みなさん、投げていますか!! 私のホームグランドである徳島県下のキス釣りの出足は好調です。サイズ的にはやや物足りない面があるものの、数に関して期待できる状況です。そんな中で参加した全日本サーフキャスティング連盟徳島協会のキス名人戦と、島田細香さんとともに竿を出したテレビロケの様子を紹介しましょう。どうぞご覧下さい!!
- 湯浅研史
- 板東建司
- 文:矢野勝彦
- 永沢弘雄
強者揃いのキス名人戦で名人の称号を!!
全日本サーフキャスティング連盟に属する徳島協会では1年に10回を超える競技会が開催されます。その中でもキス釣り師たちが注目する大会がキス名人戦です。この大会は、予選を勝ち抜いた精鋭のみが名人を目指す決勝戦に挑めるという方式です。徳島には数釣りを得意とする強者が新旧を問わず揃っており、決勝の舞台へ上がるのも困難です。
予選の釣果は上々です
6月9日、数々のトーナメントが開催される阿南市の北ノ脇海岸で行なわれた徳島協会の名人戦に参加しました。
好天のもと、参加した選手はおよそ40名。まずは、抽選によってA、B、Cの3つのゾーンにわかれ、キスの総匹数を競う1〜3回戦(各1時間)を行ないます。私はAゾーンとあり、北方面から南方面へと移動します。
今大会は私が所属するクラブが運営を担当しているため、開始と終了の合図は私が行ないます。さあ、笛を鳴らして競技開始です。
キスの情報が入っていなかったこともあり、まずは1色以内を探ります。すると、いきなりピンギスの返事がありました。素早く引き上げて確認すると10㌢未満が3連で掛かっています。
2投めも同じ場所から投入。コースを少しかえて引くと6連でヒット。この後も着実に数をのばしていき、1時間で30匹弱を釣ることができました。同じように周囲もそこそこ釣れている感じです。
2〜3回戦は近投を中心に遠投も交えて20匹弱の釣果。1〜3回戦のトータルで47匹を揃えることができました。各ゾーンの上位2名が決勝へ進出できる中、何とかAゾーンのトップで予選を通過することができました。
決勝戦は苦戦。投入回数を増やす工夫が必要です
決勝戦は予選の1回戦と同じ場所で行なわれます。
手前は釣り荒れているだろうと考え、まずは4~5色付近を探ります。しかし、掛かるのはノドグサリばかり。ならばと、手前を攻めるもののアタリはありません。
あっという間に1時間の競技が終了。釣れたのは7匹です。予定では13投くらいはしたかったのですが、実際に投げられたのは11回です。その点を考えると悔いが残ります。
優勝したのは今年からクラブの会長を務める山村さんです。釣果は13匹でした。渋い状況下の中、釣り上げたキスの中には24㌢が混じるなど見事な釣果でした。おめでとうございます。
状況変化を把握できる釣り場を持ちましょう!!
大会終了後には昨年によい釣りをした勝浦川河口へクラブメートの森本君とともに向かいました。
開始早々に13~16㌢のキスが釣れるものの、お目当ての良型はアタックしてきません。6本バリのすべてに掛かるなど反応は良好でしたが、サイズ的には不満の残る釣りとなりました。
同じ場所に毎年通っていると、海底の状態、周囲の砂浜の増減、海藻帯の成長範囲などの変化を把握できます。それによって、同じくかわる魚のつき場がイメージしやすくなり、釣果アップが見込めるようになります。このことから毎年通う釣り場をいくつか持つことをおすすめします。
TVロケで冷や汗!? 〝キスは足で釣れ〟の重要性を再認識
毎年楽しみにしているフィッシングライフの撮影が6月23日に行なわれることが急きょ決定しました。放送前とあってどこまでお話してよいかわかりませんが、制作側の了承が取れたので少し紹介しましょう。
下見はバッチリ? これならロケでもキスが釣れるでしょう!!
撮影前日の土曜日、下見を兼ねて徳島県南部へ釣行しました。
選んだ釣り場はロケーションが抜群によい由岐の田井ノ浜です。海開き前の海水浴とあって人影がなく、海水の透明度はハンパなくクリアです。しかし、肝心のキスからの便りは少なく、テレビ的にNGといえる状況が続きます。それでも広い海岸を隅々まで探った結果、釣果が出るポイントを見つけることに成功?しました。
ロケ当日は、おなじみの島田細香さんに釣り場を案内する形で進行します。
曇りときどき雨、午後から雷雨という天気予報が気がかりでしたが、天候に関しては強運を持つ僕の影響があったのか晴れ間も垣間見られる状況とあってひと安心です。
気合満々で準備を済ませ、緊張感がハンパないノーカット撮影の1投めを行ないます。以降の詳細は番組を見てからのお楽しみですが、キスの反応は上々です。細香さんも久しぶりの投げ釣りとのことですが、ナイスキャストを見せてくれています。
気になるのはテレビ的に納得のいかないサイズが続くことです。ビッグサイズが1匹でも出ればテンションもアゲアゲなのですが、なかなかうまくいきません。昨日釣れたキスたちはどこへやら…。みんなの視線が気になります。
「矢野さん、昨日ぜんぶ釣っちゃたんじゃないですか~」とツッコまれますが、下見で釣りきるほど僕もバカじゃありません。釣れても1~2投ごとに場所を移動していました。んっ? そういえば…。
荷物をたくさん持つカメラさんやディレクターさんにとって移動は大変だと思い、今日は場所の移動をあまりしていません。どの場所でも1投めは釣れるものの、2投め、3投めとあとが続かないのはそれが理由なのかもしれません。やはり「キスは足で釣れ!!」ですね。
最後まで嫌な顔ひとつせずに釣り続けてくれた細香ちゃん、温かく見守ってくれたロケハンのみなさまには心から感謝いたします。
なお、この番組の放送予定日は7月19日です。がまかつの情報番組、フィッシングライフをぜひご覧になって下さい!!
タックルデータ
【矢野勝彦プロフィール】
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