アユの引き釣りは竿の角度が重要!! 水深1㍍までの早瀬の攻略法を追求

アユの引き釣り竿の角度1

アユの友釣りにおいて、流れに対して竿を鋭角にキープすれば、穂先の動きが小さいぶんオトリが安定しやすくなります。引き釣りではこのセオリーを頭に入れてオトリを弱らせない工夫も考えながら攻めましょう

(文:有岡只祐)

引き釣りでは目線の高さに穂先をキープし、流れの強弱や川底の石の大きさに応じて流れに対する竿の角度をかえていきます。個人的には流れに対して45~60度ぐらいの角度が最もオトリが落ち着くと考えています。これはあくまでも基本的な考え方です。河川ごとに流速や石の大きさはさまざまであり、その都度対応はかえていきます。

アユの引き釣り竿の角度8

では、以上のことを踏まえたうえで瀬の攻め方を考えてみましょう。

川底が大石であり、石の頭が出ているポイントの攻略

大石が点在しているポイントは、オトリがすぐに石裏に入りやすいうえ、流れが複雑であるため引き釣りでは攻略しづらい面があります。ただし、オトリを管理するという点ではある程度の流れがあった方がよいといえます。それに活性が高いアユは流れの中にいるものです。そこで狙い目となるのがオトリを引き上げやすい石の頭です。私はそこからスタートするようにしています。

アユの引き釣り竿の角度4
大石が点在するポイントでは石の頭から狙っていくのがおすすめです。

広く探ることができない大石が点在するポイントではオトリを放す位置が大切です。石裏へ放すと反転流の関係でオトリが石に突っ込むことがあるからです。それでは思うように引けないため、オトリを放つときは石の頭へなじませるようにします。その後、立ち位置の真正面から少し下流、3~4㍍ほど沖にある石を目安にオトリを送り込んでいきます。

この時点で上流側に竿を寝かせると、角度が45~60度ぐらいになってオトリが川底に落ち着きやすくなります。角度が鈍角(90度)になると竿全体が大きく曲がることでオトリの動きが横振れし、流れに対してまっすぐに引き上げるのが困難になります。それに対して鋭角では竿の曲がりが小さいぶんオトリの動きが安定しやすくなります。

ここで大事なのは、鈍角では竿が大きく曲がるためオトリが動きやすいということです。これは頭に入れておきましょう。

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引き上げ時にオトリが安定していないと感じたときは竿を目一杯寝かせ、ひと呼吸置いてから竿と足で上流へ引き上げるようにするのが得策です。このとき、竿だけで引き上げてはいけません。角度がどんどん鋭角になり、竿先が手前にくるからです。そうなるとオトリが手前に寄って狙いのコースから外れるか、石裏のタルミに入って思い通りの釣りができなくなるので注意しましょう。

川底が小石で底流れが速いポイントの攻略

小石底のポイントは、川底の流れが速いぶんオトリが浮きやすく、引きにくいという特徴があります。ただし、個人的には引き釣りの有効性を最も発揮しやすいポイントだと思っています。オトリの動きを遮るものがないため竿が動く範囲のすべてがポイントといえるからです。

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流れの速い小石底のポイントを攻略できるようになれば釣果アップが期待できます。

水深1㍍の早瀬の小石底を効率よく釣るには、オモリや背バリの使用が有効だと考えています。大きめの元気なオトリであればノーマルの仕掛けでも十分に釣れますが、速い流れの中ではサイズを問わずに弱りが早いものです。弱ってからオモリや背バリを使用するのは非常に効率がわるいことから、速い流れを攻めるのであれば最初から使用することをおすすめします。ちなみに、私はハナカンからオトリ分の間隔を取ったところに1号前後のオモリを装着することが多いです。

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オモリは元気なうちからセットするのが得策です。

そして、小石底のポイントでは広く探りたいためオトリは立ち位置の5㍍下流へ送り出します。その直後に竿を寝かせ、オトリを上流に引き上げながら竿の角度を鈍角から鋭角にしていきます。このとき下から上へと扇状に動く竿と同じようにオトリも扇状に動きます。これで広い面を探ることができるわけです。

アユの引き釣り竿の角度11

小石底で水深が1㍍もある早瀬の場合、釣り上がるのは困難です。このため釣り下がるように釣ることになります。1㍍ほど下流に移動して広く探り、再び移動して探るというパターンを繰り返します。それで数匹釣れた場所を線で結び、浮かび上がった筋を集中的に狙うと効率的です。このときに関しては広く探ると時間のロスとなります。大石での釣り同様に竿を鋭角にして直線的に狙っていくのが得策です。

小石底での操作はグイグイと一気に引くのではなく、竿の弾力を生かして引き上げるのが有効です。その方がオトリが弱りにくくて操作しやすいと思います。

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