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70㌢級にも挑戦可能!! 大型マダイをカゴ釣りで釣るための4つの要点
波止のマダイ狙いで最も手軽なのはカゴ釣りでしょう。ただし、この釣りの基本にして最も重要な部分をおろそかにしている方が結構多いように感じます。そこで、ここでは大型マダイを釣るために覚えておきたいカゴ釣りのノウハウに迫ってみましょう。
(文:矢倉一哉)
マダイは釣法によって大物が釣れるというわけではありません。逆にいうと、釣れるエリアでは釣法にかかわらず大物のチャンスがあるということです。とはいえ、状況に応じて釣りやすい釣法を選ぶことは重要です。そこで、ここではカゴ釣りについて私なりの考え方やコツを紹介させていただきます。
大型マダイをカゴ釣りで釣るための4つのコツ
波止からマダイを狙うスタイルとしては、カゴ釣りが一般的でしょう。確かに、水深がたっぷりとあり、潮の流れが適度にある釣り場ではカゴ釣りに勝る釣法はないと思います。
カゴ釣りは自身でポイントを作る釣法とあって釣り座選びをさほどシビアに考えなくても構いません。その点はビギナーにとってはメリットといえるでしょう。また、魚の警戒心が薄い沖の深場を狙えるというのもメリットの1つ。つまり、誰にでも大物に出合えるチャンスが多い釣法だといえます。
【要点1】多くの撒き餌がマダイを呼び込む!!
カゴ釣りでアプローチする際に注意したいのが撒き餌の量です。個人的には、釣り場に持参する量が少ない方が多いと感じます。前述した通りに魚が集まるポイントを撒き餌で作り上げる釣りとあり、量は多いに越したことはないと考えています。実際、釣果を上げる人と釣れない人の違いを調べると、撒き餌の量の差であることが多いのです。
撒き餌は沖アミだけというのが基本ですが、餌取りの種類や量によって集魚材やアミエビを混ぜる方がよいこともあります。そのため、釣り場近くの釣り餌店で餌取りの具合を聞いたうえで撒き餌の内容を考えるのが得策です(アジやサバが多いときにアミエビを入れると餌ばかりが取られて釣りにならないこともあります)。
刺し餌についても同様です。餌取りの存在を考慮すると沖アミだけでは厳しい釣りが強いられます。冷凍の海エビや練り餌など、アジやサバの猛攻を受けても残りやすい餌を用意することでヒットチャンスが多くなります。
【要点2】ウキ下は水深の4分の3に設定するのが基本
釣り始めのウキ下をいい加減に設定している方が意外と多い点も気になります。勝手知ったるポイントならまだしも、初めて訪れた釣り場ではタナ取り(水深の把握)が不可欠です。
マダイは底近くを移動しているため、上層から攻めるメリットはあまりありません。個人的には水深の4分の3のタナを中心に釣ることで好結果を得ています。たとえば、20㍍の水深なら15㍍付近を釣るという具合です。
ちなみに、これは海底の起伏があまりない波止釣りでの考え方です。起伏が激しい磯でのマダイ狙いはまた別の考え方となります。
【要点3】手返しの早さが釣果を呼び込む!!
手返しを上げることが重要です。特に、釣り始めはテンポよく投入を繰り返しましょう。長々と流すのは時間の無駄です。少しでも早く寄せるには撒き餌によってマダイの嗅覚と視覚に訴えることが重要です。また、マダイの興味をひく要素となる餌取りの動きを活性化させるためにもできるだけ多くの撒き餌を打ち込みたいものです。
そして、刺し餌が残る場合も長く流さないこと(撒き餌と刺し餌を同調させる釣りは、アタリが早めにでるものです)。餌が取られない状況は本命が寄っていないということであるため、撒き餌をきかせるために手返しを早めて投入回数を増やすのが得策となります。
長い間流して撒き餌のきいていないところでアタリがでることもまれにありますが、それは海の雰囲気や魚の気配を察知できる能力を持つベテラン釣り師のなせるワザです。沖で釣れたのを見たとしても、マネをせずに手返しを意識して釣りましょう。
【要点4】70㌢級も想定した強力タックルを!!
タックルは、ある程度の大物にも対応できるものを使いましょう。遠投用の磯竿3号クラス、道糸6号前後、ハリス6〜8号というのが基本です。この仕様なら70㌢オーバーがヒットしても余裕でやり取りできます。
カゴはロケットタイプが扱いやすいです。刺し餌がカゴの内部に収納できるぶんタラシを短くでき、ラクに投入することができます。ビギナーでも竿を振り切れるので遠投も可能になります。
大型を釣る確率を上げるなら投げ釣りにも注目!!
より広範囲を探るなら投げ釣りやブッ込み釣りが有効です。特に、夜間に行なう投げマダイは迫力満点。大物がヒットしたときに悲鳴を上げるドラグ音を聞いたときは至福の境地ともいえるほどの高い興奮を得られます。
ただし、投げ釣りやブッ込み釣りはカゴ釣りよりも難易度が上がります。魚の通り道に餌を置く必要があるため、カケアガリやシモリといったマダイの回遊ルートとなりうる場所の位置を詳細に把握しなくてはならないからです。オモリから伝わる反応を頼りに底の形状を把握できる技術と、ポイントに対するハイレベルな知識が要求されることからベテラン向きだといえます。
それでもやってみたいという方に簡単なアドバイスを1つしましょう。それは岩場が混在する砂地帯を狙うことです。砂地だけでも、岩場だけでもダメです。どちらかに偏るとポイントを絞り込むのが難しいからです。その点、砂地に点在するシモリはマダイの通り道になる可能性が高いため、ヒット率の向上が期待できます。
タックルは、かなりの大型のヒットを想定して強力なものを使いましょう。特にハリスは、水深が浅いほど強いものを選ぶこと。シモリ際で走られるといとも簡単に切れてしまうからです。最低でもフロロの8号は張っておきましょう。
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