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さあ開幕!! 良型のメバルが連発です|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.15
ガシラを避けてメバルにロックオン
岬町・ピアッツァ5裏のゴロタ場〈大阪府〉
そろそろメバルの荒食いシーズンが始まるのでは? と釣行機会をうかがっていたところ、ちょうどよい潮回りの日に時間ができました。もちろんいかない手はない!! ということで、葛城的「安・近・短」スポットと目される泉南・ピアッツァ5の裏のゴロタ場へと向かいました。当初はガシラが入れ食いとなりましたが、遠投でのヒットパターンを見つけてからは本命のメバルが連発で…!!
(カメラ/文 葛城修平)
暑くなったかと思えば急に寒くなったりと、ジェットコースターみたいな気温の変化が見られるこの時期は体調管理に特に気をつかいます。
さて、寒くなると寒さに強い魚、私の本業?であるメバルの好期になるのですが、今年は遅くまでタチウオが走り回って邪魔をしていたせいもあってか「ボチボチ釣れるけど、爆発的な釣果はない」っていう感じです。しかし、カレンダーは12月。例年であれば産卵前の荒食いでおもしろいように入れ食いになる時期です。そろそろ始まるかと釣行の機会をうかがっていたところ、ちょうどいい潮回りに釣行できることになったので久しぶりの場所へ行ってきました。
ガシラはほぼ入れ食いです
行き先は大阪南部の岬町にある、入浴もできる健康ふれあい施設「ピアッツァ5」の先にあるゴロタ浜です。久しぶりといっても以前にいつ行ったのかを覚えていないほど前のことです。まあ、初めて行く場所みたいなもんですからポイントはどこがいいのかわかりません。
ただ、駐車場所からすぐ浜に出られるという「近」(ただし、護岸を越えるのにテトラを歩かなければいけない)、浅場のメバル釣りの基本となる満潮の時合(2〜3時間)で勝負できる「短」、テトラの上り下りさえ気をつければ足場はよいので「安(全)」という、この連載のテーマに合った釣り場です。
曇りのち雨という天気予報の通り、釣り場に着くころにはポツポツと雨が降りだしたことから今回は2時間で勝負することにしました。
ほぼ満潮とあってテトラまで潮がきています。そのうえ少しある波風の影響でテトラには波しぶきが上がっています。できればテトラから左方向に進み、とっとパーク寄りにあるおもしろそうなポイント(空撮で確認済)で竿を出したかったのですが、潮位や波気に加えて天候のこともあるので歩かず様子を見ることにしました。
いつもの仕掛けにアオイソメをつけて、とりあえずウキ下1ヒロ半に合わせて遠投します。
間もなく、風波の谷間で見え隠れしていた電気ウキが隠れたまま見えなくなりました。すかさず竿を立てて聞いてみるとゴツゴツ…。そのままリールを巻いて向こう合わせで乗せてから寄せると、ときどき抵抗するものの電気ウキの動線は一直線です。「こりゃガシラやな」と、やり取りを続けて浜へズリ上げたのは予想通りのガシラです。19㌢?といったところでしょうか。とりあえず、生かしバッカンに水を入れるとともにブクブクのスイッチをオンにしてから泳がせます。
もう少し近くはどう? と20㍍ラインから寄せようとすると、すぐにアタリがでて17㌢ぐらいのガシラが釣れました。贅沢をいうわけじゃないけど、もうちょっと大きいのがほしいよね。「君は帰りなさい」
遠投、近投にかかわらず、ガシラはほぼ入れ食いです。たまに20㌢越えのキープサイズも上がりますが、今日はメバルがほしいのです。そこで、ガシラを避けるためにウキ下を1ヒロにして遠投で流してみます。
すると、あいかわらず波間で見にくいウキにアタリのような、そうでないような反応が表われました。糸を張ってみるとギュン!! 今回はウキが左右に走り回りながら寄ってきます。「おっ、メバルやな!!」と竿を寝かせながらリールを巻いて浜へズリ上げたのはいい型のメバル、23㌢ぐらいです。お腹のスリムさから察するとオスでしょう。
狙いは的中。ここにきてよかった。
メバルの居場所、見つけましたよ!!
さあ、メバルがいる場所はわかりました。今日は遠投がいいみたいなので沖の浅いタナを狙っていきましょう。
ウキではアタリがとりにくいので糸を少し張り気味にして流していると、ギュッ!! と竿先を持ち込む反応がでました。しかし、これは餌を離したようで乗りませんでした。ここ3日で3度も水温が下がった影響で活性が低いのかな? いや、流しているタナよりも浅いところで食っていて、仕掛けがなじむまでにV字型となって先行するオモリの負荷に違和感を覚えているのかな? それならとウキ下を矢引きにしてみます。
それに乗ったのは小アジです。なるほど、餌を離してたのは君だったか。ならば、ガシラアタリの連発を覚悟して1ヒロ半のウキ下に戻して遠投しましょう。
50㍍ぐらい沖に着水したと思った次の瞬間、ウキがそのまま消えました。仕掛けの落ち込みで食ったな? と、竿を立てるとこれまでとは違う重量感が伝わったものの底?から浮かせられません。しばらく竿で溜めていると、フッと軽くなりました。回収した仕掛けはハリ近くのオモリのところから切れていました。
まあ、今のは仕方ない。次こそ!! と遠投していると、メバルが連続でヒット。ほどなくしてバッカンがそこそこ賑やかになりました。食べる分として大きいのを残し、あとは海に帰して納竿としました。2時間でこれだけ釣れれば十分満足です。
この釣り場は、小磯っぽいロケーションからゴロタ浜までを有する右側は谷川の豊国崎まで、左側はとっとパークの手前までおもしろそうなポイントが無数にあります。4月以降はホンダワラが繁茂して釣りにくくなると思いますが、それまではナギの日を狙って行くことでおもしろい釣りができるでしょう。
鍋で食べるのが最高です!!
タックルデータ
道糸 | バリバス・アバニ シーバスPE マックスパワートレーサー0.6号 | ||
---|---|---|---|
リーダー | バリバス・バーマックス磯ストロングタイプ2.5号 | ||
ハリス | バリバス・ハードトップTiNICKS1.2号 | ||
ハリ | バリバス・サクラマス・サツキマス2号 |
【葛城修平プロフィール】
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