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最強の虫餌!?〝タイムシ〟とは?|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.12
生きのよさのキープが大切でっせ!!
さて、タイムシを実釣で使用するときの注意点を紹介しましょう。
保存方法としては、海水で湿らせたヒル石をタップリとまぶす方法と、タッパーケースに海水と一緒に入れる方法があります。そのうち僕は後者を多用します。ただし、デリケートな虫餌なので釣り場では海水をこまめに入れかえる作業が必須でんな。愛媛の盟友である松山キャスターズの渡部裕司さんは、きれいな白砂を底に敷き詰めたうえで海水を頻繁に入れかえる保存方法を実践してはりましたわ。
そして、保存の適温は15度前後が目安となるので、クーラー内での冷え過ぎにも十分な注意が必要です。また、直射日光や真水といったNGワードにも十分に気を配りたおまんな。
使用するときは、餌箱から1匹ずつ取り出して海水を張った小わけ用の餌箱へ移したのちに必ず尾部からハサミで切り取る、という手順を取ります。切断したタイムシは、他のタイムシが入っている餌箱へ絶対に戻さないこと。切断部分から出る体液によって元気なものまで弱ってしまうからです。餌箱の中で傷んだ虫を隔離してやるのも生きのよさをキープするためには欠かせない作業でっせ。
タイムシの中でも食いのよい部位は節筋が発達している頭部の5~10㌢。伸縮運動が活発であるぶんアピール度が高く、マダイのアタリがでる確率が高いです。次いで尾部の7~10㌢も最端部まで動きがよく、マダイ以外の魚の食いも良好です。両端部と比べて動きが落ちる胴体部はアクの強い体液で寄せて食わせるというイメージとなります。このことから可能ならば頭部や尾部は時合に備えて温存したいところでんな。
ともかく、いずれの部分も「鮮度=生きのよさ」がアタリにつながるので前述した保管と使用の方法には細心の注意を払って下さい。
最後に、タイムシはマダイだけではなく大型チヌや鉄砲キスにも抜群の効果を発揮することをつけ加えておきまっさ
【中本嗣通プロフィール】
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