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真夏にも釣りたい良型メバル。その好ポイントとは?|せんなん〜わかやまライブショットVol.11
障害物の多い砂地の浅場は狙う価値あり!!
次は30年といわずにもう少し最近の話です。まさに夏真っ盛りであるお盆明けの週末のことです。
淡路島へハモ鍋を食べに行ったついでに「アジでも釣れればいいんだけど…」と、夕涼みを兼ねていつものアオイソメ遠投流し釣り仕掛けを投げてみることにしました。
釣り場として選んだのは南淡・丸山漁港の脇にある石積み護岸です。ハモ鍋の宿から一番近いというだけの理由で、特にリサーチはしていません。
釣り始めは沖向きの深そうなところを中心にアジを狙っていましたが、何の反応もありませんでした。「まっ、テキトーなポイントに入ったらこんなもんやな…」と諦めつつ、ごく浅いシモリゾーンへ仕掛けを入れてみました。
沖からズルズル…と底を掻きつつ仕掛けを寄せていると、ウキが沈むと同時に竿先にゴツ…ンッとアタリが伝わりました。「んっ、ガシラでも食ったか?」と聞いてみるとギュン!! 「まぁまぁサイズのチヌでも食ったか?」と思える重量感です。「チヌよりアジの方がいいよなぁ~」などと気持ちはもう食べる方に向いています。
「さて、何や」と、やがて足もとの石積みにズリ上げた魚をライトで照らすと…。何と大型のメバル!! 26㌢くらいでしょうか? 真夏の淡路でこのサイズは驚きです。
ウキ下を1ヒロにしてアタリがあったところに投入すると、サイズは落ちるものの1投1匹で連発します。「お風呂は9時までに入ってね」と宿にいわれていたのでアタリ連発中ながらも時間切れで納竿としましたが、根気よく釣れば型も数ものびたのではないかと思える状況でした。
さて、夏のメバルは砂地を狙えという言葉があるようですが、このときの釣り場を考察してみましょう。写真と図をご覧下さい。
底は砂地です。そこへちょっとした岩場と沈みテトラの障害物が点在しています。水深は、干潮時に底が露出しない程度の浅さです。どこにでもありそうな条件ですが、メバルポイントとしてはいまいちな印象を受けるかと思います。そうなんです。誰も見向きもしないような極端に浅い場所の底を狙うことが功を奏したわけです。
メバルは冬の魚だから夏は無理!! なんて思い込まずに狙ってみて下さいね。
なお、この沈みテトラのポイントは、現在はテトラ一文字にかわりました。冬場に何度かテトラ際を狙っていますが、夏場はしばらく行ってません。コントロールよくテトラ際(できれば沖側)に仕掛けを入れられたら…!! 妄想が膨らみますね。
【葛城修平プロフィール】
せんなん~わかやまライブショット vol.6【徳島・小松島 開拓編】
せんなん~わかやまライブショット vol.7【南紀の河口でグレ連発編】
せんなん~わかやまライブショット vol.8【南紀でキス+α編】
せんなん~わかやまライブショット vol.9【貝塚・近木川河口でメバル+α編】
せんなん~わかやまライブショット vol.10【みなべ・目津崎の地磯でグレなどの五目釣り編】
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