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桑原英高のグレ釣り一直線・尾長グレ追求編 vol.12【愛媛県・中泊釣行記】
極小アタリを合わせるとドカン!!
なるべく磯際に近いところで食わせたいので、撒き餌を足もとに集中的に入れます。夕方を迎えて釣り座全体が日陰になったこともあり、先ほどまでは人影を警戒していた魚たちが磯際でも撒き餌を拾い始めました。こうなればこっちのもの!! 磯際ならば撒き餌と刺し餌のタイミングを合わせやすいですし、魚が出てくるタイミングにも刺し餌を合わせやすくなります。さらに、ハリスの向きを潮に合わせる操作も完璧に行なうことができます。
やや深い2ヒロぐらいのところで尾長グレやイズスミが撒き餌に反応していることからウキ下を1.7ヒロほどに設定し、魚が出てくるタイミングで撒き餌の中に刺し餌を紛れ込ませます。ウキが目と鼻の先にあるぶん、ごく小さなアタリもとらえやすいというのも磯際狙いの利点です。
数投め、ショボショボッとしたカワハギのような小さなアタリにドキッとして反射的に右腕が反応しましたが、海面に飛び上がってきたのはカワハギです。カワハギのようなアタリではなく、本当にカワハギでした(笑)。
その後もごく小さなアタリを掛けるものの、上がってくるのはカワハギばかり。尾長グレは口を使っていないのか? と思って海中をよく観察すると、イズスミや尾長グレが撒き餌に反応している様子がうかがえます。もしかしてカワハギのアタリよりも小さいのか? と思い、ウキの下に目印となる黄色のストッパーゴムをつけてみます。
そして、ストッパーゴムのわずかな横ブレを合わせてみると、ドカ〜ン!! という強烈な引きでゲイルバードの竿先が海中に突き刺さりました。ところが、すぐに竿先が跳ね上がりました。食いが浅いのか、合わせるのが早過ぎるのか、ハリはずれです。
次は少し待てみましたが、わずかな反応を瞬間的に合わせなければ刺し餌をすぐに放すようで、ハリを掛けることができません。それならばとハリを大きくしてみますが、刺し餌の沈むスピードが速くなるのが悪影響を及ぼすのかまったくアタリがでません。「う~ん」と頭をかかえてしまいます。
今日の状況にマッチしていてタイミングがちょうど合いやすいのか、6号のハリだとわずかながらもアタリがでます。残り時間がわずかとなったこともあり、ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦?(笑)でアタリがでるハリで続けることにします。
しかし、この後は3連発のハリはずれ。最後にきたヤツは海面まで浮かせることができ、40㌢オーバーの尾長グレであることを確認しました。たいして大きくはないものの、手にすることができなかったのは残念です。それにしてもこれほどハリがはずれる状況は長い釣り人生の中で初めてです。
このバラシで時間切れとなり、初日の釣りは終了となりました。
動画で海中をチェック!!
2日は午前中にノコギリの丘、午後にノコギリの先端に上がりました。しかし、いずれも魚の反応はメチャ低調です。魚影は確認できるのですが、撒き餌を入れても完全に無視。たま~に気が向いて沖アミを1粒食うといった状況であるうえ、サメがグルグル回り始めたこともあってサッパリでした。
結局、釣れたのは小型のイズスミのみ。徳原君が強烈なアタリをとらえて60㌢クラスのイズスミを海面に浮かせたのがこの日のハイライトでした。
あまりにも釣れないのでカメラを海中に入れて動画を撮影してみました。数いる魚の中で尻尾の端が黒く縁取られているのがイズスミです。また、尻尾の形状で判断すると、チヌのように尻尾の中央がくびれているのがイズスミ、きれいな三日月型が尾長グレです。カメラに映っているのは大半が50~60㌢クラスのイズスミですが、よく見ると口太グレや尾長グレもチョロッと混じっています。この尻尾の色や形での判断はサイトフィッシングが有効となる尾長グレ狙いにおいて役に立つので、じっくりと見て覚えておくとよいでしょう。
なお、ノコギリの先端の映像では、終了寸前に60㌢はありそうな尾長グレが右下から出てきます。
カメラを海中に入れての撮影は慣れていないので思うようにいきませんでしたが、コツが少しわかったので今後はもっとおもしろい映像の撮影にチャレンジしたいと思います。どうぞお楽しみに!!
タックルデータ
釣行メモ
渡船 | ながはま渡船 | |
---|---|---|
HP | https://blogs.yahoo.co.jp/nagahama_tosen | |
住所 | 愛媛県南宇和郡愛南町中泊1番 | |
電話番号 | 090-1570-4246 | |
時間 | 朝釣り | 5時15分~12時 |
夕釣り | 13時~18時30分ごろ | |
朝釣り、夕釣りの2部制は4月20日〜7月31日の期間限定。それ以外は5時15分~14時ごろまでの昼釣りのみ。 | ||
料金 | ■渡船6,000円 ■弁当500円 |
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備考 | 要予約。前日の17時過ぎに出船確認の電話が必要(予約・問い合わせは20時までに行なうこと)。 当日は出船の30分前までに到着し、待合所内のテーブルにある乗船申込書に必要事項を記入すること。渡礁する磯は船長の判断によって決められる。指示を得てから荷物を渡船に積み込んで乗船する。料金は後払い。 無料仮眠所あり(要予約)。 |
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餌店 | つり具のマルニシ・和歌山インター店(073-476-0024) |
【桑原英高プロフィール】
桑原英高のグレ釣り一直線・尾長グレ追求編 vol.7【春の食い渋り対策】
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