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やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.6
Daiwa・クリスタライト ロングパワー400H(ST)
中3のときにお年玉で買った初めてのストリップ仕様の投げ竿がこのロングパワー400Hです。それまでのグラス竿とは違う半透明のブラウンカラーが当時のDaiwaラインナップにおける高級ロッドの証し。通常の390㌢よりも10㌢だけ長いうえ、品番につくH(ハード)と、ネーミングの〝ロング〟からもわかる通り、当時の上級者へ向けた遠投志向の投げロッドでおました。
この竿に当時最新だったフジの小口径キャスピンガイドを自分で取りつけ、リールシート回りを化粧糸できれいに巻き上げたことから長い間にわたってお気に入りの1本でした。その使用感といえば、当時は「けっこうかたいなぁ…」と思っていましたが、現在となってはグラス独特のヘロヘロ腰が際立つやわらかくて太い投げ竿ですわ。
でもネ、淡路島・洲本にある大浜海岸の千畳敷波止で初めて30㌢を超えるマコガレイを釣ったことから、僕にとっては思いで深い愛着のある投げ竿やといえまんねんで♪
Daiwa・イレブンNO.4
僕が少年時代に投げ釣りで使っていたスピニングリールといえば、ダイキャストの鋳造製ボディーがバカ重いという無骨なシロモノばかりでした。ちなみに、僕が愛用していた機種はOP社のレッツゴーやスパーク、Daiwaのエースやスポーツ、SH社のダックスといった人気シリーズの中でも最低価格のアイテムばかり。それらを泉南や神明の海岸線で愛用していました。
あるとき、母方の叔父さんが何かの折りにプレゼントしてくれたのがこの『イレブンNo.4』。おそらく、釣り番組の草わけである11PMの「イレブンフィッシング」(服部名人に横田Dr、悪役さんなんて名前が懐かしく思い出されます…)にDaiwaが協賛していたことからこのネーミングなのでしょうが、少し旧型ながらも当時としては高級品の部類に入るリールだったと記憶してまっせ。
事実、ボールベアリングは当時としては多めといえる3個も入っており、ボディー横に貼られたエンブレムには「USAで企画してテストされた…」と誇らしげに英文で書いてあります。そして、クリーム色に美しく塗装されたボディーと朝顔型のスプールは高級感にあふれており、当時は僕の大のお気に入りアイテムでおました。それだけにこのリールを実釣で使って汚してしまうのが忍びなく、結局は新品のままの姿で現在も僕の手元にあります
てなことで、今回の「気ままな釣り日記」は遥か遠くになった昭和の若きよき時代を回顧しながら、淡路島・西浦エリアの海岸線を走るサンセットロードに沈む真っ赤な「三丁目の夕日」を見たい気分になったオッサンなのでありました♪(ナンのこっちゃやら…)。
【中本嗣通プロフィール】
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