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34.9㌢の大判が出たぁ~!! 串本のカワハギ釣行の模様を紹介|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.25

早春の釣行では「春うらら」というやさしい言葉がピッタリとくる穏やかな釣り日和もあれば、強い南風が吹き荒れる「春の嵐」といった荒天に悩ませられるケースも多いのが特徴やといえまんな。久しぶりとなる釣行レポートは、そんな両極端な春の天候に翻弄された中でカワハギを狙ったクラブの3月例会の報告です。仲間の釣果ながら34.9㌢の大判も登場しまっせ♡
(カメラ/文 中本嗣通)
カワハギ2匹長寸でも串本の磯なら無問題
僕が所属する『投釣倶楽部・大阪』の3月例会といえば、ここ数年は南紀・串本の「紀伊大島」で行なうのが通例になっています。
釣り場は紀伊大島と通夜島の間にある内湾の磯で、狙いは水温が上昇するこの時期に活性を上げる〝カワハギ〟です。例年の審査資格が「カワハギ2匹の長寸」という実に男らしいお題となりまっけどもノープロブレム。毎年のように誰ぞがキッチリと尺を超える大型を揃えて検寸台に乗せており、回りの会友から大きな妬み声と歓声を浴びてまっからネ(笑)。
さあ、今回は誰が妬み声と歓声を浴びまっかな? でっ、今回は特別ゲストであるサーフスキッパーズの湯浅研史さんを含めて14名と少し寂しい参加人数ではおますが、例のごとくワイワイガヤガヤと車で南下して紀伊大島の須江にある渡船乗り場へ集合。すると、なんと偶然にも片岡洋次郎さん率いる滋賀投友会の精鋭会員さん5名が乗船場におられます。やはり狙いはカワハギとのことです。
まずは投げ釣り客ばかりを集めた1番船に乗り込んで湾内の磯へ。しかし、さすがは猛者揃いで鳴らす滋賀投友会の会員さんたちです。片岡さんを筆頭に各メンバーが渡る釣り場は険しくて足場が狭い高難度の磯ばかりでっからビックリ仰天させられまっせ。
一方、生粋のヘタレ揃いである我がクラブ員は足場のよさを優先してアミカケやシミズ、ガリガリやヒラバエといった磯へ渡礁。僕と相棒の海司さんはこれまた足場が良好な「ナギ崎の西」へと入ります。そして、船付きに陣取った僕の右隣に海司さんが入り、それぞれ三脚をセットして尺カワハギを夢見て釣り始めることにします。
串本の湾内ではこのような穏やか雰囲気の中で竿を出せまっせ。 大型カワハギの反応が意外と遠い!?
…ところが、期待に反してまったくアタリがおまへん。いや、正確にいえば大型イソベラやヒガンフグ・トラギスといった餌取りたちからの魚信は頻繁にありまんねんけれども、肝心なカワハギからのアタリは皆無という「悲しいときィ~!!」の状態でっからかないまへんで。しかも、夜明けは放射冷却でメッチャ冷え込んで心身ともにツラおましたが、天候だけは無風か弱風で釣りやすい好コンディションに恵まれているとあってアタリが皆無な状況が余計に悲しおますわ…。
それでもガシラやメイチダイといった他魚に混じってハッキリとでた鋭い魚信をとらえると、本命の21㌢が登場。また、10時前の満潮から潮が下げへと動き始めると、海司さんも21㌢と19㌢のカワハギを連続ヒットさせました。しかし、その後がどうにも続きまへん。
潮が下げたタイミングで海司さんが本命をキャッチ。 やがて吹き始めた西寄りの風が、アレよ、アレよという間に強くなり、キャストやラインの送り作業に支障が出るようになってきましたで。…がしかし、これは事前に調べた天気予報通りの展開です。もっとも、予報では朝イチから強風が吹き続くとのことだっただけに、どちらかといえば前半の穏やかな好天は儲けモノやったと考えてもよろしおまっしゃろな。
ついにキタッ!! 良型のカワハギに違いおまへんで
そんな中、風で大きく弛んでいたラインが〝ヒュンッ!!〟と音を立てそうな勢い(あくまでも比喩の表現でっせ…)で張るハッキリとしたアタリをキャッチ。糸フケを巻き取ってからのけぞるように大きな合わせを入れてやると、軟調のウインドサーフT25号が磯の上物竿みたいにキレイなカーブを描いて魚が掛ったことを知らせてくれまっせ♪
カンカンッと金属的な鋭い引きを何回も見せることから本命に違いありません。果たして、足もとの水面下で横走りを見せながら浮いてきたのは待望の良型カワハギ。強引に抜き上げてメジャーで検寸すれば28㌢を少し切る微妙なサイズでっから、これまた微妙な喜びしか湧き上がってきまへんわ…。
なかなかの引きを見せてくれたのは28㌢ですわ。 もうちょっとサイズがほしいでんなぁ…。 それでも「次は尺アップや!!」と勇んで釣り続けますが、残念ながらより強く吹きだした風に翻弄されるばかりで後がまったく続きまへん。それでも納竿ギリギリのタイミングに何とか21㌢を追加し、情けないかな合計3匹のカワハギで審査資格を満たすのに精一杯のオッサンなのでありました。
クラブ員は34.9㌢の大型カワハギをゲット!!
12時の迎え船に乗船。クラブ員を順次に回収して帰港する最中、例の断崖絶壁のようなキツい釣り場で片岡さんが渡船に向かって手を振ってくれています。この強風下でまだまだがんばられるようでっから、片岡さんの武運長久&爆釣を祈願して手を振り返したオッサンでっせ♡
投げ釣りに理解がある、しょらさん渡船。今回も大変お世話になりました。 ちなみに、片岡さんをはじめとした滋賀投友会の各メンバーさんがたたき出した釣果といえば、難ポイントの攻略を見事に成功させて35~36㌢のメガ級を含む尺寸前後の大型がズラリと並ぶものであったと人伝えで後日に聞きましたで。
それにしても、さすがは大物指向の投げ釣りクラブとして関西で名を馳せる滋賀投友会でんな。ホンマ、果敢な積極性と高い釣技には完全に脱帽ですわ♪
さてさて、港に戻って検寸を始めると、なにやらヒラバエに乗ったH君と、ガリガリで竿を出したFさんが異様にニヤニヤとしてまっせ。それもそのハズ、なんと2人ともコッソリと尺上の大型カワハギを見事にゲットしているからなんでっせ(ホンマ、性根のわるい2人ですわ…)。
まずはH君が31㌢弱の幅広魚体を検寸台へ乗せると、周囲のギャラリーから歓声が上がります。…しかし、その次にFさんが検寸台へ出したカワハギがより幅広な魚体の34.9㌢という滅多に見られないビックサイズでっから、さらに大きな歓声が湧き上がる結果になりましたで。
31㌢弱の大型を持ち込んだH君。 H君を上回る34.9㌢をキャッチしたFさんです。 この幅広な魚体の34.9㌢は例会記録となりました。 実はこのFさん、数年に1回ほどの割合でトンデモナイ大物を月例会で釣り上げるという許しがたい所業をしまんねんな。数年前には1㍍近いスズキ、昨年の春には鳥羽で76㌢のマダイを検寸台へ乗せたかと思えば、例会記録となる今回のカワハギですわ。そのたびに僕が記念の写真を撮っているのですが、笑顔を作るのが超ド下手なFさんが大物を持つカットは引きつった微妙な表情のものばかりで…(今回もご多分に漏れず微妙な表情でっしゃろ?)。
昨春には76㌢のマダイをキャッチしたFさん。ご覧の通り、笑顔がちょっと苦手です(笑)。 てなことで、優勝したFさんは賞品であるダイワの膨張式救命具をゲット。その他にもゲストの湯浅さんが協賛してくれたGamakatuのウェアや、しょらさん渡船の船長さんが協賛して下さったキリンの一番搾り(これは6位のオッサンがしっかりとゲットしました♡)をはじめ数々の賞品が会員の手へと渡り、笑顔で月例会を締めくくることができたのでありました。
串本のカワハギは今後も要注目!!
今後、南紀・串本の紀伊大島ではGW過ぎまで大型のカワハギが期待できます。また、26~30㌢に近い大型キューセンも狙えます(当日も湯浅さんが〝カイズカ〟という磯で27㌢オーバーの大型を釣ったはりますわ)。
GW前後といえば名残のカレイやアイナメ、走りのキス、マダイを狙うスタンダートな釣行もオモシロおまっけども、磯カワハギや意外と難度の高い磯キューセンを狙った串本周辺への釣行も捨てがたおまっせぇ~!!
磯でのキューセン狙いも要注目でっせ!! 磯カワハギ&キューセンに興味のあるキャスター諸兄は、ぜひとも1度チャレンジをされてみてはいかがでっかな♡
釣行メモ
しょらさん渡船 HP http://www.syorasan.jp/ 電話番号 090-3465-2626
※電話での問い合せや予約は21時まで。住所 和歌山県東牟婁郡串本町須江 料金 4,500円 備考 要予約 タックルデータ
竿 DAIWA・ウィンドサーフ25号-425 リール DAIWA・パワーサーフ3500QD 道糸 DAIWA・UVFサーフセンサーNEO+Si3号 力糸 DAIWA・UVF棚センサーブライトNEO+Si2 6号 仕掛け ささめ針・投華カワハギM ハリ ささめ針・大キスM 撒き餌 DAIWA・寄せ魂 カワハギ15 その他 ルミカ・ラトルスティック25㍉ 【中本嗣通プロフィール】
1959年に北河内で産湯につかり、中学1年生から投げ釣りオンリーで釣歴を重ねる。『関西のつり』誌の愛読歴は43年、執筆歴は28年を数え、まさに関つりと共に人生を歩む。「口上は一流、釣技は二流、釣果は三流」が座右の銘でんねんわ 投釣倶楽部大阪会長。
■ブログ…https://ameblo.jp/yameraremahen/こちらの記事も要チェック!!
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