速報!! ダイワ〝NEW投げアイテム〟のレビューでっせ♡|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.23 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

速報!! ダイワ〝NEW投げアイテム〟のレビューでっせ♡|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.23

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毎度です。2020年は僕の愛竿であるダイワの『トーナメントサーフT』がリニューアルされて登場します。その気になる進化とともに、同じく新たに登場したシステマサーフバックとサーフロッドケースについてレビューをしてみまひょかな♪

(カメラ/文 中本嗣通)

新しい年が明けました。今年、2020年は日本国の首都である東京を会場として『第32回オリンピック競技大会』が開催されるとあり、なんや久しぶりにイケイケの雰囲気が世の中に漂っているように感じるオッサンです。

…でも、僕ら昭和生まれのオッサン世代にとって〝東京オリンピック〟といえば日本経済が高度成長をとげる真っ只中だった1964年(昭和39年10月)に華々しく開催された「第18回大会」の印象が強いのは否めまへん。しかし、平成生まれの若い世代にとって〝東京オリンピック〟といえば、きっと今年のオリンピックを指すことになりまんねんやろな…。

そんなオリンピックに対する認識が世代交代するように、2020年の新春には僕の愛竿であるダイワの『トーナメントサーフT』もタイプ〝R〟へとモデルチェンジを果たします。2003年に発売された初代から数えてTⅡ、タイプWを経て4代めとなるRもトーナメントサーフTのDNAは健在。「赤サーフ」と愛称される独自の真っ赤なブランクスカラーもかわりなしでっせ♡

その他、同じくリニューアルされたシステマサーフバッグ、サーフロッドケースとともに注目点を紹介させてもらいまひょかな♡

〝曲がり〟を実感できる僕の理想型ロッド、トーナメントサーフT・R

DNAを継承するロッドカラーをはじめとするスタイルはさほど大きな変化が感じられないかもしれまへんが、その秘めたるポテンシャルは間違いなく大きな進化をとげています。

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まずはブランクス素材。通常のSVFから「SVFナノプラス」へグレードアップ。レジン量を減らしてカーボン繊維を密入したSVFに東レのナノアロイ®テクノロジーをダイワ独自の製法で組み合わせ、より高い強度と軽量化を実現していまっせ。

さらに、投げロッドに初めて搭載された「Vジョイントα」は要注目です。ナノプラスを含む高強度素材とダイワの高精度ロッド設計・製造テクノロジーを融合させることで、キャストや巻き取り時に継ぎ目で起こるパワーロスを減らす効果があることで知られていた旧タイプを凌駕するパワーロスの軽減が実現されています。もちろん、ダイワ独自のバイアスクロスを巻きつけることでネジレが抑制され、投げロッドのパワーと操作性、感度を向上させる「Ⅹ45」も引き続き搭載されてまんねんわ。

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これらのハイパワーを生み出す素材&機構をフル活用させるのが、歴代の赤サーフの中でも格別に美しいカーブを描くNEWモデルの〝しなやかな調子〟です。この「素材・機構・調子」が三位一体になることで理想に近いキャストはもちろん、パワフルな巻き取りや取り込みが可能になります。つまり、よりハイレベルな投げ釣りを楽しむことが可能なロッドであるということですわ。

外装のデザインに関しては、細部において何気ない自己主張が光ってまんな。たとえば、元竿の玉口に描かれた大きなDベック、竿尻部分でメタリックレッドに輝くカラークロス、スクリュー式の「パーミンググリップシート」の締め込み部品にも見られるカラークロスを配したデザインは赤サーフを一段とスタイリッシュにドレスアップしてくれてまっせ。

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とてもスタイリッシュな仕上がりとなっていまっせ♡

もちろん「ファインピッチガイドロック」や「センサータッチグリップ」といったダイワ投げロッドの定番機構や「7点チタン遊動Kガイド」といった充実した装備も搭載されています。

つまり、早い話がNEWモデルの『トーナメントサーフT・R』には「死角なし!!」ということでんな♪

ホンマ、きわめて個人的な見解になりまっけども、僕が投げロッドに求める基本的な要素といえば下記の通り。

■魚信を明確にキャッチするセンシティブな穂先。
■魚の抵抗を受け止めるきれいな曲がり。
■魚を浮かせやすい強い復元力(=反発力)。
■遠投キャストが可能な高い反発力(=復元力)
■操作性・コントロールを向上させる軽量かつ細身な作り。

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僕好みの曲がりを実感できる調子となっています。

「釣り」において一番楽しいのは釣れた魚から生命感が伝わってくるときだと考えています。そのため飛距離を重要視したカンカンにかたい先調子のロッドよりも、ハリに掛かった魚の存在と動きを増幅してキャスターへと伝えてくれる〝曲がり〟を実感できるタイプのロッドを好みまんねんな。

そんな僕が思い描く理想的な投げロッドの条件にほど近いと思われるのが、この新しい『トーナメントサーフT・R』。どんな投げターゲットを狙う場合でもオールマイティーに働いてくれる30号‐425をまずは使用してみて、その優れたポテンシャルと楽しい釣り味を実体験してみることにしまひょかな♡

機能と利便性の進化に納得!! システマサーフバッグ(E)

赤サーフと同様に確かな進化を見せて5代めへと世代交代を果たしたのが『システマサーフバック(E)』です。

まず、今回のモデルチェンジで目につくのがスクエアになった新形状の上部バック。スクエア形状によって旧モデルよりも収納キャパが大幅にアップしたことで釣り場へキャリーできる荷物量が増えるぶん、手にする荷物数を減らせるというのが何よりのメリットでっせ。

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Lサイズを例に取れば、前モデルのサーフバックに収納していたすべての物品にプラスしてレインウエアやアウタージャケット、リールならば従来の下部バックに収納する4台とは別に2~3台を収納できるスペースがおます。3代め、4代めと並べてみると、スクエアなシルエットを持つNEWモデルの5代めの収納力がグッとアップしていることがわかりますわ。

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左が新たに登場した5代めです。従来のバッグよりも収容力がアップしているのがうかがえまっしゃろ♪
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手にする荷物が減る収容力の高さがうれしおまっせ♡

また、新採用されたスクエアな〝かぶせ蓋〟方式によってバックの開口部が大きくなり、収納物の出し入れがラクにできるなど操作性が一段と向上しています。しかも、かぶせ蓋構造に加えて「止水ファスナー」が採用されており、上部バックの内部へシブキなどが浸水しにくい構造となっています。もちろんバックの表面には撥水性の高い素材が用いられているためシブキ程度の水気ならばノープロブレムでっせ。

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ご覧の通り、しっかりと開口するぶん収容物の取り出しが楽チンですわ。
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止水ファスナーが装備されてます。

サーフバックの譜代であるタックルが収納できる上部バック+防水シートの採用によって簡易クーラーとしても使用できる下部バックの「2層構造」や、大容量で便利な両サイドのポケットなどはかわりなし。そして、蒸れに強くて背中に優しい「大型背面パッド」や、肩に負担がかかりにくい「厚肉肩パッド付きショルダーベルト」も完備。こういった一見すれば地味な感じを受ける装備こそ釣行におけるキャリー時に役立つ便利でありがたい存在となること間違いおまへんで。

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サイドのポケットはご覧の通りの収容力ですわ♪

つまり手短にいえば、歴代のサーフバックを長く使い続けてきたオッサンだからこそ新しい『システマサーフバック(E)』が備える「機能と利便性の進化」に確かな手応えを感じたちゅ~ことでんな♪

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利便性が格段にアップ!! サーフロッドケース150RW(E)&165PW(E)

サーフバックとコンビとなる『サーフロッドケース(E)』も新モデルがキッチリと発売されます。

まずは3本以上の振出ロッドをサーフ三脚に並べる〝置き竿釣法〟を得意とするキャスターに愛用されているリールインタイプの『150RW』について。

こちらは何と内寸が旧モデルの142㌢から150㌢へとリサイズされています。余裕があるぶん収納時の利便性が格段にアップしています。

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また、このタイプのロッドケースで最大のメリットとなる収納力の高い「大型ポケット」も外寸で約18×9×86㌢という具合にさらなる大型化がはかられています。これによってサーフ三脚を2台、4つ折りの玉網枠、19㌢の水汲みバケツ2個という具合に、置き竿釣法に欠かせないアイテムを余裕で収納することが可能です。

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大型ポケットの収容力はご覧の通りですわ。

さらに、リールインタイプならではのメリットである、リールを装着した振出投げロッドを2本まで収納できる「段差収納システム」は新たに収納部分を上げて適正位置に調整されています。もちろん、初代から続くリールインスペースに予備リールを収納するための「リールプロテクター」も標準装備してまっせ。

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ロッドケース自体の収容力も十分でっせ♡

一方、並継ぎ投げロッドや3本継ぎの振出投げロッド(赤サーフPT)を収納するストレートタイプの『165PW』も旧モデルの160㌢から165㌢へとリサイズされ、ロッドの出し入れがよりスムースにできる仕様へとリニューアルされています。

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165PWは並継ぎ投げロッドや3本継ぎの振出投げロッドも安心して収納できます。

リールインタイプと同じく2つのポケット類は大きくリサイズされて余裕の収納力を発揮。サーフ三脚2台を上下互い違いで収納できる外寸88㌢の「ロングポケット」と、19㌢の水汲みバケツ2個と4つ折りの玉網枠+αのアイテムが収納できる取り外し可能な「大型サブバック」が釣り場までのキャリーをサポートしてくれます。

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ロングポケットはめっちゃ重宝しまっせ。

それに、使用する振出ロッドのトップカバーを収納するのに便利な「上部クリアポケット」、肩に優しく担ぎやすい幅広の「厚肉肩パッド付きショルダーベルト」、衝撃に強い「成形ボトムカップ」、受け渡しに便利な「トップハンドル」、撥水性の高い表面素材といった具合にRW、PWともに実釣行で助かる機能が装備されています。これらは僕らキャスターにとってホンマにありがたおますわ♡

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上部クリアポケットやトップハンドルなど、便利な機能が備わっています。
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厚肉肩パッド付きのショルダーベルトのおかげで移動時もストレスなしですわ♡

…てなことで、2020年に発表されるダイワ投げ製品のいち早いレビューです。どのアイテムも使い込むまでは使用していませんが、ええモンは2~3回も使用すれば間違いなくビビビッと感性に響く使い心地のよさがおまっから『トーナメントサーフT・R』『システマサーフバック(E)』『サーフロッドケース(E)』といったNEWアイテム群は僕の投げ釣りライフを今年からもっと楽しくしてくれるに間違いないと思いまっせぇ~!!

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【中本嗣通プロフィール】

1959年に北河内で産湯につかり、中学1年生から投げ釣りオンリーで釣歴を重ねる。『関西のつり』誌の愛読歴は43年、執筆歴は28年を数え、まさに関つりと共に人生を歩む。「口上は一流、釣技は二流、釣果は三流」が座右の銘でんねんわ 投釣倶楽部大阪会長。
■ブログ…https://ameblo.jp/yameraremahen/