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今以上に釣れる!! 船のタチウオ・数釣りの極意を徹底追求

②タチウオのサソイのバリエーション
乗せへと繋がるサソイは日ごと、時間ごとに異なります。いろいろと試してヒットパターンをいち早く見つけることが大切です。
Ⓐ強いシャクリ&フォール
Ⓑ弱いシャクリ&フォール
Ⓒタダ巻き&ストップ
Ⓓ微速巻き(遅いバージョン、速いバージョン)
Ⓔ微速巻き+シャクリ
※シャクリを要するパターンでは状況に応じてシャクる回数を変更(当日は3回のパターンでよくヒット)。
…という5種類が角井さんのサソイのバリエーションです。
どのような状況で、どのサソイが有効かという明確な判断基準はなく、それぞれを駆使して反応のよいサソイを中心にして組み立てるのが角井さんのパターンです。ただし、スタート時に関してはその限りではありません。前項のタナの把握と同様に、活性の高い魚の存在を手返しよく探るためにⒶの強いシャクリ&フォールなどの速いサソイでアプローチするのが得策とのことです。
大型は速い動きがいいときと、遅い動きがいいときと両極端の傾向があるとのこと。型狙いに徹するなら、その点を踏まえてアプローチしてみるのも一策です。また、サイズの大小にかかわらず、活性が低いときは大きくて速い動きを嫌うことを頭に入れておくことも大切とのことです。
サソイの動作の詳細は映像をご覧下さい。なお、アクションの性質は使用するタックルにてかわります。当日に角井さんが使っていたのは竿にDAIWA・極鋭タチウオ テンヤSP EX AGS、リールにシマノ・フォースマスター400、テンヤは40号というものです。
テンヤのハリガネは餌がズレないことを最優先に考えて密に巻くのが角井さんのパターン。強くシャクッたときや、タチウオが食い損ねたときに餌がズレると、それ以上の追い食いが期待できないことが多い点を考えてのセッティングです。
餌は船で用意されるイワシの他、サンマの切り身(3枚におろしてから適度な大きさにカット)を持参して使用。このうちイワシは、食いが渋いときでもアタリがでやすいですが、身がやわらかいので餌持ちがわるいという特徴があります。万能型といえますが、追い食いが期待できないなど手返しの面で不利な状況があります。一方、サンマは、食いが渋いときにイワシよりも反応が若干わるくなる傾向がありますが、餌持ちがよいぶん追い食いが期待できる(=手返しがよい)という特徴があります。これらの特徴を考慮し、状況によって使いわけるのが得策です。
イワシは頭をカットしてテンヤにセット。シルエットを小さくすることで小型でもフッキングしやすい印象があるそうです。また、尻尾がテンヤから出ないようにすることで取られにくくなると感じているとのことです。なお、手返しよく釣るために餌をセットしたテンヤを常に数個用意しておきましょう。移動時に用意しておくとタイムロスがありません。
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