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【投げ釣り】カレイ・本番の即戦力データ《仕掛けの使いわけ》
カレイバリ系の13号が標準だが…
前述した3パターンの仕掛けに使用するハリはささめ針・中本SP改良カレイイレグ。
このハリは既存のカレイバリよりフトコロが広く、ハリ先を軸線上から離して大きくヒネリを入れたフォルムが特徴。この形状によってカレイに飲み込まれてもノド奥で鋭くハリ先が立ち、ガッチリと刺さることでスッポ抜けによるバラシを減少させる。
使用する改良カレイイレグの基準サイズは13号。過去の実績から13号に5号ハリスを結んでおけば大型のカレイはもちろん、キスやカワハギといった小魚もカバーでき、チヌやマダイ・マゴチ・スズキといった大物系も何とか取り込めている。
ただし、当初から大型カレイを狙うとき、大物他魚の乱入が多そうなポイントでは15号、またはブレイドサーフやサーフ真鯛のSサイズといった大きなハリで仕掛けを組むケースも少なくない。この大バリなら対大物用のアオイソメの房掛けにも向き、マムシやユムシも大きく装着することができてアピール力のアップに繋がる。
逆に13号で連続して素バリを引かされるケースには10~11号とか大キス(L)といった小バリにかえることでキスやカワハギ・キューセンなどを相手にしながらカレイを待つスタイルにチェンジする。この場合、小バリを飲み込んだカレイはスッポ抜けを起こしやすいので無理な抜き上げは控え、玉網で大事に取り込むのが無難だ。
アクセサリーはどう使う?
仕掛けのハリスに装着するアクセサリー類は本命のカレイにアピールする反面、餌取りも呼び寄せるから両刃の剣といえる。当日の状況を見きわめて使いわけるようにしたい。餌取りをかわせるシンプル系と、アクセサリーを装着したアピール系仕掛けの2種類を用意するのがいいだろう。
ちなみに、あまりにもフグに邪魔される場面にはハリスへの被害が少ないアオイソメの房掛けで釣るか、ハリスの根元をケプラーノットで補強した仕掛けなどで対応する。また、ブラックカラーのモトスやハリスを使って目立ちにくい仕掛けにするのも多少なりとも有効だと感じている。
仕掛けに装着するアクセサリー類のバリエーションは、蓄光によって光る夜光玉系、紫外線で発光するケイムラ玉や蛍光ビーズ玉などの昼光玉系、さらに海底で光を反射するメッキを施した反射フィルムを貼ったビーズ類や淡水真珠などの反射系、エッグボールやフェザー類といった動きでアピールする動き系などに実績が残っている。
光や輝きでアピールするアクセサリーは曇天や雨天、朝夕のまづめどきといった海底が薄暗いロケーションに効果を発揮するケースが多く、動き系はサソイや底潮の流れによって揺れる動きでアピール力を発揮する。
また、アクセサリーは複数を組み合わせることでさらに効果が増す場面もあるが、闇雲にあれこれつけるのはいただけない。自分なりにどの組み合わせが最もアピールするかを試し、バランスがよくて効果的なパターンを発見するプロセスから楽しもう。
最近は、ささめ針・ブレイドサーフのようにケイムラ塗装を施すことで光る投げ専用バリも発売されている。今後はアクセサリー類と合わせて海底でハリが発光するというメリットを生かし、さらにカレイの食い気をうながしてくれる新たな仕掛けのスペックも考えてみたい。
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