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夏は不可欠!! 磯釣りでの猛暑対策を紹介|上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.38
夏場における磯のフカセ釣りは暑さの面で大変過酷です。しかし、思ってもいない好釣果に恵まれることがあるだけにトーナメンターとしては「暑いから行かない」というわけにもいきません。そこで、今回は暑さ対策を中心に夏磯をよりよく楽しむために覚えておきたいノウハウをいくつか紹介させていただきます
(カメラ/文 上田泰大)
私の住んでいる京都市内は、梅雨が明けると最高気温が35度を超えるような猛暑が続きます。これほどの気温になると釣りに出かけるのはさすがに嫌になりますよね。しかし、海の近くは風が吹きやすく、意外と涼しいことが多いものです。特に、夜明け前は気持ちのよい涼しさとなることもあります。同様に、涼しさが少しは期待できる日陰のある磯を選ぶなど、いろいろな対策を講じて夏磯を楽しみたいものです。
では、以下では私が意識している夏磯での暑さ対策を紹介していきます。
夏磯における水分補給について
何よりも大事なのがこまめな水分補給です。足りないと致命的となりかねないため、あり余るぐらいの飲料を準備しましょう。
ただし、水分だけを取るのは要注意です。ミネラル不足となり、めまいや頭痛などが起こる可能性があるからです。水分と同時にミネラルを補給できる経口補水液や塩飴などを用意するのがおすすめです。また、昆布のおにぎりも効果的だそうです。
磯の上で暑さを最も感じるのは移動時です。ポイントを移動したり、大物とのやり取りを長時間した後は注意が必要です。体が熱を持つことで汗が大量に出てくるため、しっかりと水分を補給しましょう。
夏磯における体を冷やす工夫
暑くなった体を冷やすには、凍ったペットボトルや保冷剤を首や脇の下などにある太い血管に当てるのが有効です。そうして血液を冷やすと一気に涼しく感じるはずです。
また、解凍後の冷たいスポーツ飲料などを飲むのも効果的ですが、一気に飲むと腹を下すことがあるので注意が必要です。冷たいものは少しずつ飲むようにしましょう。一気に飲みたいのであれば常温のものとするのが賢明です。
なお、喉が渇いてから飲むというサイクルだと脱水状態で手遅れになることがあるようです。喉が渇いていなくても水分はこまめに取るようにしましょう。ペットボトルなどで水分をその都度補給するが面倒であれば、ロックアイスを口に入れるのがおすすめです。これであれば釣りをしながら喉を潤せますし、涼しさも感じられるため一石二鳥です。
夏磯におけるウエア考察
ウエアによる対策も有効です。特におすすめなのが着用するだけで涼しく感じる冷感シャツです。私も鬼掛のクールジップシャツを愛用しています。体力低下に繋がる日焼けを防止できるうえ、通風性が高くて涼しい、汗をかいてもすぐにサラッとする速乾性に優れている、という具合に快適度はかなり高いです。
帽子は風通しのよいぶん熱がこもりにくいメッシュタイプがおすすめです。色は白がベスト。熱を吸収する黒などの濃い色は夏にはあまり向きません。
この他、クーラーボックスで冷やしたタオルを顔や首に当てるのも暑さ対策として有効です。用意した2枚を入れ替えることで気持ちのよさを保つことができます。
夏磯における便利アイテム&一気に涼しくなる方法
近ごろよく見られるようになったポータブルの扇風機を利用するのもいいでしょう。クーラー機能(冷たくなる)がついたものがあるなど、選択肢も豊富なのでいろいろと捜してみてはいかがでしょうか? ちなみに、私もポータブル扇風機を愛用してます。
そして、強引な感じはあるものの、頭から水をかぶるのもおすすめです。水が蒸発する時に熱を奪う気化熱の作用によって一気に涼しくなります。
夏磯における虫刺され対策
磯ブヨ(イソヌカカ)には特に注意が必要です。刺されると翌日ぐらいから強烈な痒みに襲われ、ひどいときには1週間以上も症状が続くことがあります。やっかいなのは、体が小さいため刺されていても気付きにくいことです。そのため、暑くても肌の露出はできるだけ控えるとともに、虫除けスプレーをすることを推奨します。
肌のことに関してもう1つ。日焼け止めは必ず塗りましょう。私も若いころは日焼け対策を取っておらず、お肌の調子がとてもわるくなった経験があります。昔よりも紫外線が強くなっていると感じる現在は、特に注意が必要だといえます。
夏磯における実釣ワンポイントアドバイス
実釣に関しては、潮通しのよい場所や日陰に魚が集まる傾向があるということを意識することが大事です。特に狙い目となるのが水温が安定しているうえに新鮮な酸素が含まれている本流。また、酸素が常に供給されているサラシ回りも狙い目となります。そうしたポイントを積極的に狙うと釣果アップに繋がるでしょう。
【上田泰大プロフィール】
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