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【Q&A方式で解説】投げ釣りでの仕掛けガラミを防止する方法は?
キスやカレイなどを狙った投げ釣りにおいて仕掛けを回収するとハリスが道糸にカラんでいたということはよくあります。カラミは手返しを妨げる要因となり、釣果をダウンさせる要素の1つとなるため対策は必須です。そこで以下ではカラむ原因とともに、予防策について解説しましょう。
仕掛けがカラむ状況はいくつかあります。大別すると…
①キャスト時(飛行中)
②着水時
③着底時
④波によるもの
…の4つが考えられます。以下ではそれぞれについて原因と対策を考えてみましょう。
なお、全長は一般的な1.5〜2㍍とし、スナズリ(2本ヨリなど)を使用した仕掛けを想定して解説します。全長3㍍でスナズリなしという仕掛けを用いたうえで、大きなユムシを餌にするとベテランであってもフルキャストするとカラミが起こる確率が高まるものです。このように長い仕掛けで大きな餌をカラませないようにするには力を入れずに軽くキャストするしかありません。
では、以上の点をご理解していただいたうえで解説を進めましょう。
【投げ釣りにおける仕掛けガラミ対策①】キャスト時(飛行中)のケース
ライナー気味にキャストするとカラむ確率が高まります。急激なスイングに加えて指先から力糸が離れるタイミングが合わないと、オモリが飛びだすときに大きなショックを受けます。その瞬間はもちろん、飛行中にもハリスが道糸などにカラみやすくなります。
これを防止するには斜め上方35〜40度へ向けて投げることと、オモリにショックが加わらないように大きなスイングを心がけることです。ただし、強い向かい風や横風のときにこの投げ方をすると飛距離が落ちます。そのようなときはライナー気味に投げるしかありませんが、投入時のショックを抑えることを意識しましょう。
【投げ釣りにおける仕掛けガラミ対策②】着水時のケース
オモリが着水する寸前にはリールのスプールを軽く押さえて道糸の放出を止めることが大事です。何もしないと着水の抵抗によって力糸にハリスがカラむことがあります。道糸の放出を止めれば、その反動で仕掛けが沖側に落ちてカラミが防げます。
【投げ釣りにおける仕掛けガラミ対策③】着底時のケース
オモリが着底したにもかかわらず放っておくと、仕掛けがオモリの上に乗る状態となってカラみやすくなります。そうならないように、オモリが着底した直後には竿をあおってオモリを少し手前に引きましょう。
このとき大事なのは、道糸に大きなフケが出ていることを考慮して竿をしっかりとあおることです。せっかく遠投したにもかかわらず仕掛けが手前にくることにいい気はしませんが、仕掛けがカラんでいては魚は釣れないためきちんとオモリを引きましょう。
また、水深のある釣り場ではオモリが沈下するときにカラミが発生することがあります。そうしたポイントでは沈下中にもスプールへ手を添えて出ていく道糸に軽くテンションを加えるのが得策です。それでカラミを防ぐことができます。
【投げ釣りにおける仕掛けガラミ対策④】波によるケース
外洋に面している遠浅のポイントでは波や底ウネリの影響で仕掛けがカラみやすくなります。
このケースの対応策としては、仕掛けの全長を40〜80㌢と極端に短くする方法と、先オモリ仕掛けにする方法の2通りがあります。先オモリ式だとカラむことはまずないですが、食いがわるくなりがちという難点があります。そのため基本的には遊動式とし、カラミが多いようなら固定式とするのが得策だといえます。
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