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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|刺し餌の取られ方でチヌの集まりがわかるってホント?

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Q:刺し餌の取られ方でチヌの集まりがわかるってホント?

チヌの紀州釣りにおいて刺し餌のかじられ方で魚の集まり具合がわかると聞きました。それがわかれば「チヌがくる」と心構えができそうです。具体的な判断基準を教えて下さい

A:刺し餌の取られ方から海中の状況が読み取れます

紀州釣りに限ったことではありませんが、刺し餌の取られ方、残り具合でそのときの海底の状況をおよそ予測できます。もちろん、1投しただけでわかるものではありません。その前後との比較で推測することになります。

大切なのは変化を見逃さないことです。たとえば、刺し餌、ウキ下、ダンゴ、投入点など、まったく同じ方法で3回連続で投入したとしましょう。その結果、1投めでは餌が残ったのに2投めでは半分、3投めでは完全に取られたとすると、餌取りの存在に気がつきます。

しかし、同様に投入して1投めは半分取られる、2投めは残る、3投めは半分取られる、となると普通だと餌取りが少しいるのかな? と思うぐらいでしょう。このとき、半分残った餌を確認するとどうでしょう。同じく半分取られたとしても残り方に違いが出る可能性があるのです。

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餌の残り具合に変化がでたときは注意が必要です。

「○○の魚はこういう残し方をする」とはいいきれませんが、チヌが寄ってくると餌取りたちは遠巻きに餌の様子をうかがうことが多いのは確かです。それまで取られていた刺し餌が突然残りだしたり、ダンゴが割れてすぐに取られていた刺し餌がしばらく取られなくなったなど、状況に変化が見られるときは要注意です。チヌ(または大型の魚)が寄ってきている可能性が高い状況であるため集中しましょう。

刺し餌の残り方からは餌取りの種類も判別可能です

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餌の取られ方から現状の餌取りを予測し、刺し餌を使いわけることで釣果アップの可能性が高まります。

刺し餌の残り方の違いでも餌取りの種類を予想できます。それを行なうにはいろいろな種類の刺し餌を用意する必要がありますが、状況の変化や海底の様子などを知る(予想する)には大いに役立ちます。

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餌ごとの取られ方の違いから海底の様子をうかがうことができます。

たとえば、沖アミだと秒殺で取られるものの、ボケ(小ボケでは沖アミと差がつきにくい)で半分残るというときは、本当に小さな餌取りがたくさんいるか、やわらかい餌を好む餌取りがいると考えます。ボケを使ったとき、中身だけが吸い取られているようならたいていカワハギの仕業です。チヌやフグが食べ残した場合は、部分的につぶれていたり、スパッと切れていたりするからです。

状況や釣り場によってはコーンやサナギなども判断しやすい刺し餌となります。また、刺し餌として有効であるため持参したいところです。

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コーンやサナギといったかための餌も状況を判断するうえでも有効な餌の1つです。

とにかく、刺し餌の残り方などの変化を見逃さないように注意していると、チヌの気配を感じやすくなるのは確かです。

(解説:藤原直樹)

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