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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|一定のスピードで割れるダンゴの握り方は?
Q:紀州釣りにおいて一定のスピードで割れるダンゴの握り方は?
紀州釣りにおいていつも同じかたさにダンゴを握っているつもりですが、割れるスピードが違います。考えられる原因と、一定のかたさに握るための方法を詳しく教えて下さい。
A:同じ力加減でも状況によって割れる速さは異なります
同じかたさにダンゴを握ったとしても、海中では割れる時間がかわるのは当たり前だと考えて下さい。そもそも同じタイミングで割れることにこだわり過ぎて本来の主旨を忘れておられるのではないでしょうか?
「同じタイミングで割れるのが大事」 これは私もよくいいます。ただし、これは同じタイミングと仮定、想定しているのであって、実際に同じ秒数で割れるかといえばそうではありません。同じタイミングで割れることがあったとしても、それは釣り始めの20~30分、もしくは沈黙状態から状況が変化した後のわずかな時間です。
ここでいう同じタイミングとは、潮流や魚がつつくなどの外部からの影響がまったくない条件での話です。すなわち、同じタイミングで割れるダンゴであったとしても、割れる時間はかわるものなのです。
紀州釣りではそうした変化から海中の状態を予想し、次にどう攻めるかを考えることが釣果につながっていくのです。言葉の便宜上、タイミングといっていますが、厳密にいうなら同じかたさというのが正しいでしょう。
自身のダンゴの性質を覚えましょう
では、どうすれば同じかたさに握られるかです。これは実際にテストする以外に方法はありません。透明の水槽があればいうことがありませんが、バッカンや水汲みバケツでもテストできます。
そうした容器に海水を入れ、使用する自分のダンゴを静かに沈めて刺し餌が出る時間を計ります。これを1時間に1回のペースで実践すれば自分のダンゴの性質や力加減の変化が理解できるはずです。これを自宅でじっくりとできればいうことありませんが、ダンゴの用意や水の処理など何かと面倒な点が多いため釣行の際に行なう方がよいでしょう。
ダンゴのかたさは頭で考えるのは簡単です。ただし、実行するとなるとなかなかできません。そのためこうしたテストを実践することが大切です。自分のダンゴを知り尽くすこができれば、さらに上のレベルに進んでいけるのではないでしょうか。
なお、自分の体力に合っていないダンゴを使っている方を釣り場でよく見かけますが、紀州釣りは1日を通して同じ力でダンゴを握ることが大前提です。常に同じ力で握れるダンゴベースにすることが大切です。
(解説:岩崎孝信)
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