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手軽なメバル釣りを成功させる秘訣を徹底解説|③ファミリー派の釣れるタイミングの考え方

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潮時と釣り場のパターンを考えればメバルを釣るために攻めるべきタイミングもわかってきます。昼夜ともに釣れる可能性のあるメバルだけに、時合を知ることで休憩なども入れたのんびりペースの楽しみ方ができるようにするのがベストですよ!!

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「メバルは潮を釣れ」と、よくいわれます。たいていの魚についても同じことがいえますが、とにかくメバルを釣りたいなら潮の動きに注目すべきです。

魚がよく釣れるタイミングである〝時合(じあい)〟のパターンの1つに朝まづめ、夕まづめという日の出と日没の前後があります。確かにこのタイミングはメバルの活性が上がりますが、潮の状態がわるいときは苦戦しがちです。逆に潮さえよければ日中でも食いが立つケースも結構あります。釣行の際には潮時をチェックするクセをつけて下さい。

とはいえ、潮がいくらよくてもその他の条件がわるいとアタリが遠くなりがちです。好条件になりそうな日を選んで出かけたり、条件がわるいなりにもマシそうな場所を考えてポイントを決めることも大切です。

【メバルが釣れるタイミング①】潮による時合の目安

メバル釣りの場合、潮が満ちて潮位が上がる時間帯に時合が訪れるケースが多いものです。釣行日の干潮から満潮にかけての満ち潮の時間帯は必ず把握して予定を立てましょう。

なお、潮がよく動いて魚の食いが立つのが大潮、中潮、そうでないのが小潮回り(小潮、長潮、若潮)といわれますが、必ずしもそういうわけではありません。このあたりはweb上にたくさんある詳細な潮時表をチェックして潮位の差を見るのが確かです。干潮と満潮の潮位差が大きいほど潮の動きが大きいわけで、大潮の日でも潮がよく動くパターン、そうでないときがあるのがわかります。

さて、とりあえず満ち潮の時間だけを考えるだけでも釣行のスケジュールに幅ができます。たとえば、近郊のメバル釣り場の代表格である淡路島では東浦(島の東面)、西浦(西面)で潮時に大きなズレがあります。これは淡路島の両サイドにある大阪湾と播磨灘では潮の動きのパターンがまったく違うからです。

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ある日の朝方の満潮の時刻を見ると東浦の洲本では5時50分なのに対し、西浦の江井では11時25分と5時間以上のズレがありました。ということは、この日に真夜中の満ち潮を釣るなら東浦の方がよいと考えられるわけです。

ただし、次の満潮が洲本だと17時35分で日中となりますが、江井では22時55分です。夕方からの満ち潮を釣るなら西浦ということになります。

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食いが立つ時間にどれだけ多くアプローチできるかが効率よく釣果を上げる秘訣となります。

このような考え方ができれば狙い目を絞る役に立ちます。淡路島の場合でいうと南北に移動してもそれほど大きく潮時がかわりませんが、東西ではガラリと様子がかわるため当日の潮時を考えて東浦と西浦を移動すれば満ち潮の潮位が高い時間帯を効率よく釣ることも可能です(その作戦が確実に釣果に結びつくものでもありませんが…)。

引き潮とその干潮の前後は釣れない?

ザックリいうと満ち潮、それも上げの五~七分(50~70㌫満ちたとき)から潮の動きが止まる満潮の手前までが時合の訪れやすい時間帯です。ただし、引き潮時や干潮の前後が必ずダメということはありません。

まず、満潮の潮止まり後から下げ三分(30㌫ほど引いたころ)も潮位が高くて潮に動きのあるチャンスです。また、それなりに水深があるところでは干潮から潮が満ち始めたときが一番の時合になることもあります。

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他にも潮流が速過ぎて潮止まりの前後しかまともに釣りにならない場所では干潮の前後の流れが緩んだときは十分に時合となりえます。そういう場所では潮が速い間は港内などで魚を探り、干潮と満潮の前後だけ潮通しのよい外向きに出て勝負してみる価値があります(サイズアップの可能性大)。

日中と夜間での釣りの考え方は?

日中でも潮の動きがよい感じであればメバルは十分釣れますが、日差しが底まで届くのが目に見える浅い場所では小型ばかりになりがちです(岩陰やテトラの間を探る穴釣りでは良型も出ます)。このため日中はポイント候補の中でも水深のあるところを狙うパターンが基本になります。そういう場所では潮が多少引いていても適度に流れがあればOKと考えてもいいでしょう。

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釣り場のロケーションと潮時の条件がマッチすれば日中の釣りも成立します。

逆に、干潮時には干上がるような石積み波止の浅場でも潮位が上がれば夜間に良型が釣れます。日中から釣るならそのパターンにハマりそうな小場所に目をつけておき(ポイントガイドには出てこないような小規模な石積みなどが特に狙い目)、満ち潮のタイミングで攻めることを考えるのが楽しいものです。

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このような浅場でも夜間には好ポイントになる可能性があります。

【メバルが釣れるタイミング②】メバル釣りの好条件と悪条件

「メバル凪(ナギ)」という言葉があります。春の夜の波静かなときがこの魚を釣るにはベストという意味でしょう。穏やかな好天に恵まれるとの予報が出ていればチャンスといえます。

ただし、いくらナギでも潮の動きがわるいときはイマイチですし、多少は風があって海面が波立っているぐらいの方が魚の警戒心が緩むのか良型がよく釣れるときもあります。さらには30㌢クラスの大型を狙って磯場のサラシばかりを探る人もいますから、その気ならナギの日以外も狙ってみるとよいでしょう。

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ファミリー派には釣りやすい凪の日の釣行がおすすめです。

もっとも、仕掛けのコントロールもままならない強風時の釣りは楽しくないですし、釣果も上がりません。たとえば、早春の淡路島の西浦でいうと北西の風が3~4㍍というのがボーダーラインでしょう。明石海峡大橋を渡るとき風量の目安となるノボリが西を向いて鯉のぼりみたいになっているときには東浦へ回るべきです。そういう場合は中紀方面や日本海での釣りも厳しいでしょう。

逆に春を迎えて南東寄りの風が強いときは東浦はアウト。西浦に回ることになります。また、日本海にも行きやすいときです。

降雨は程度の問題です

雨風が強いときの釣行は不可です。また、まとまった雨が降ったエリアでは塩分濃度の低下+濁りをもたらす水潮の影響でしばらくは釣れない場所が多くなります。

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暖かい日の小雨なら問題なくアプローチできます(滑りにくい靴を履くなど、足もとの装備は万全にしましょう)。

春らしい温かな雨が少し降るようなときは釣り人側の問題でしょう。雨天の夜釣りが気にならないならファミリーフィッシングもアリです。雨が降るか降らないかというタイミングでは気圧の関係で魚の食いが立つという話もあります。


以上、メバル釣りはハマれば奥の深いジャンルですが、釣り場の条件や魚のサイズ的にもファミリー派が遊ぶのに最適のパターンなのは確かです。夜釣りにしても場所を選んで慎重に行動すれば問題ありません。春先からの好ターゲットを気楽に狙ってみて下さい。

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