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釣果アップのヒントを大公開!! グレ釣りQ&Aレベルアップ講座【その4】

その1〜3に引き続き、寒のグレ釣りを楽しむためのヒントをQ&A形式で探ってみましょう。初心者のみなさまも納得できる実践的な回答は目からウロコものです。ぜひ参考にして好シーズンを存分に楽しんで下さい!!
Q:グレ狙いでサソイがきく状況とはどんなとき?
サソイがきく状況とはどんなときでしょうか? 教えて下さい。
A:大きなサソイは逆効果です
サソイは釣果につながるものと、逆に釣果を落とす原因になるものがあります。一般的にサソイとは食いをうながすものですが、秋シーズンに狙うイサギのように竿できくようなサソイはグレ狙いには適しません。
低水温期の寒グレ狙いにおいては、スプールから出るラインを指で止める程度のサソイ、つまり海中に落ちていく刺し餌を止めて送ってを繰り返すサソイが有効だといえます。刺し餌を大きく引き戻すのは控えるのが賢明です。
もっとも、寒グレシーズン序盤も竿を引くようなサソイは有効ではありません。潮の流れに沿って仕掛けを流す際にラインを止めることでハリスの角度をかえ、撒き餌に合わせて再度落としていくイメージのサソイが効果的だといえます。これは仕掛けの修正や二枚潮の攻略にもなります。
ただし、ラインの出具合をむやみに止めても仕掛けが浮き上がるなどの不具合が生じます。そのあたりは刻々とかわる潮の動きに応じて「これぐらい?」「それともこれぐらい?」と探りながら対応せざるを得ません。
そんな感覚的な部分を少しでも理想に近づけるために有効なのが視認性のよい潮受けウキゴムです。これを使用すれば足場が高い釣り座であれば目で追いながら仕掛けの張りや角度の調整、サソイが行なえます。大雨や海底を混ぜ返すような台風が少ない寒の時期は海の透明度が高いため、海中の様子が手に取るようわかります。しっかりと動きを観察して誘えるようになれば釣果アップが期待できるでしょう。
Q:ウキの動きに変化がないのに餌が取られるときの対策は?
ウキの動きに変化がないのに刺し餌が取られます。原因と対策を詳しく教えて下さい。
A:ハリをかえる対策も有効です
ウキの動きに変化がないのに刺し餌を取られるのはよくあることです。
その際の犯人の第一候補は低水温に強く、静止して捕食ができるキタマクラでしょう。
キタマクラは塗装されたハリを使うことで正体を暴くことができます。ピックアップしたハリの塗装が剥げていれば歯が鋭いキタマクラの仕業だと判断できます。
塗装がなされたハリを使うのが有効です。 その他の大半はグレの仕業です。仕掛け回収時にグレが釣れたという経験をしたことはないでしょうか? これはグレが居食いしていたり、刺し餌を口にして吐き出すなど、特に動きのわるいときに起こります。
潮の動きがわるくてハリスに角度がつかない、ハリスが太い、ハリが太い、大きいなど、状況に適さない攻め方だと食いのわるさに拍車がかかります。違和感なくグレの口に刺し餌を吸い込ませ、吐き出すのを遅らせるには短軸の小バリが有効です。
そうしたハリを使用した場合、強い合わせは禁物です。口に吸い込ませやすい形状ということは吐き出すのも容易です。ですからソフトに聞き合わせるのが得策です。
また、ウキに反応がなく刺し餌が取られるときの秘策として、小さい号数のチヌバリやカワハギバリも有効です。これらを用いれば吐き出す瞬間にクチビルの皮一枚に掛けることができます。ただし、これらのハリは細軸であることが多く、強引なやり取りをすると折れる可能性があります。使用する際は柔軟なやり取りが求められます。
Q:キツい潜り潮を攻めるときの方法とは?
大きいサラシの切れ目にウキが達すると沈みます。アタリをとろうとラインを張ると、ウキとともに仕掛けが浮きます。キツい潜り潮を攻めるときの方法を教えて下さい。
A:寒の時期なら仕掛けを送るパターンが有効です
大きなサラシの切れ目は撒き餌が集中する好ポイントとなります。こういった場所は下方に強く吸い込まれる潜り潮が発生しており、浮力を抑えたウキだとすぐに沈みます。ウキでアタリをとりたければ余浮力があるウキを使用することです。
潜り潮の攻め方はシーズンによって異なります。 しかし、余浮力があるウキでタナを決めて探るパターンは、グレが浅いタナへ浮上するシーズン序盤に有効な釣り方だといえます。寒のシーズンに関しては吸い込まれる潮の下に潜む大型を狙いたいものです。それには潜り潮に仕掛けと撒き餌をゆだね、仕掛けの張りを保ちながらグレのタナをとらえる作戦が有効です。ウキでアタリをとらえるよりもラインや穂先を注視するスタイルで探りたいものです。
竿先でアタリをとるスタイルが有効です。 この場合、ウキは潮の抵抗が小さいものがベストです。潮の抵抗が大きいウキだと、刺し餌より先行するためアタリがでにくくなるからです。
潜り潮は手もとにガツンッとダイレクトに伝わるアタリをとれる絶好のポイントです。積極的にウキを沈ませて探ってみましょう。
なお、ウキにでるアタリを重視するなら余浮力のあるウキを用い、ウキ止めなしのスルスルで狙ってみるとよいでしょう。
Q:寒グレ期における2段ウキ仕掛けのメリットとは?
2段ウキ仕掛けのメリットと使い方のコツを教えて下さい。
A:アタリウキを固定するスタイルが寒の時期に有効です
「魚は潮を釣れ」といわれるように潮の動きがないところでは魚の動きがわるくなり、ウキに反応がでにくくなります。
そんなときに用いたいのが二段ウキです。中でも固定にした小さなアタリウキと飛ばしウキを用いたパターンは円すいウキでとらえられない反応や、変化がないのに刺し餌を取られるときでもアタリが手に取るようにわかります。
固定の釣りとなるため寒グレ期には敬遠されがちですが、3ヒロ強までなら十分に狙えます。紀伊半島であれば1日のうちで必ずといっていいほど3ヒロ強まで浮上するグレがいます。逆にタナを深くし過ぎると、グレのタナを通り越してイズスミやサンノジばかり釣れることもあります。
二段ウキ仕掛けのパターン
前述した上ウキが飛ばしウキ、下ウキがアタリウキというシステムの場合、強いサラシや潮目が発生するところではなく、穏やかな状況での使用が適しています。
食い渋りが見られたときは、カヤウキをはじめとしたアタリウキを固定にするスタイルが有効です。 このタイプは魚が居食いするときや、刺し餌を放すときにアタリウキがわずかに押さえ込まれたり、ジッと止まります。二段ウキの達人によればグレが刺し餌の横を通過しただけでも反応がでるとのことです。
渋いアタリがでたときは早合わせで対応します。せっかくのアタリをとらえたのですから、刺し餌が吐き出される前にシャープな合わせを入れるのが得策というわけです。
そのような早合わせは簡単なようですが意外と難しいものです。ウキの反応からわずかに遅れただけで素バリを引かされることも多いだけに鍛錬が必要です。
二段ウキ仕掛けのデメリット
以上のように食い渋るときに有効な二段ウキですが、利点ばかりではありません。体積の違うウキが2つあるわけですから潮の受け方も当然異なります。場合によってはお互いがチグハグな動きになって操作が難しくなることがあります。
その点を理解して対策を取りながら使えるようになると大きな武器となるでしょう。
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