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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|ハリスの長さの決め方は?

Q:紀州釣りでのハリスの長さの決め方は?
フカセ釣りではハリスの長さにこだわる方が多いですが、紀州釣りではあまり耳にしません。紀州釣りにおけるハリスの長さの決め方を教えて下さい
A:長さを一定に保つことが何より大事です
確かにフカセ釣りほどハリスの長さを気にする方は少ないかもしれません。しかし、私はかなりこだわっています。狙いのサイズや釣り場の地形(主に底の状態)はもとより、潮流の速さや釣り方でハリスを使いわけています。その際、長さはもちろん、フロロカーボンやナイロンといった材質も考慮します。
私の基本はフロロ1.2~1.5号1ヒロです。長さを1ヒロで統一するのは最もわかりやすくて狂いにくいからです。また、この長さなら経済的ですし、耐久性や強度の面から考えても必要十分です。
長さの違いがウキ下の狂いに繋がる紀州釣りでは、ハリス以下の仕掛けをかえるときはすべてをかえるのが得策です。 そのことから私は1ヒロとしていますが、この長さにこだわる必要はありません。大切なのは同じ長さにすることです。号数や種類をかえても同じ長さにすることで釣りがかなりスムースになります。
釣り場で仕掛けを作り直すときは、新しいハリスが同じ長さになるように調整してから古いハリスを切りましょう。そうすればウキ下を大きく調整する必要がなく、すぐに釣りを再開できます。
2ヒロの長さが得策となるケース
続いて、状況によっては2ヒロの長さを取ることがあるという応用を紹介しましょう。
その状況をあげると…
①水深よりもウキ下を深く取る釣り方、いわゆるハワセ釣りをする場合。
②潮流が速く、ハリスが斜めになりやすい場合。また、ハリスにかかる抵抗を増やしたい場合(このときは号数も太くします)。
③食いが渋く、自然に刺し餌を流したい場合。
④良型の可能性がある中で0.6~1号といった細いハリスを使用する場合。…の4点です。
釣り方によっては長いハリスが有効なケースもあります。ただし、この場合も釣りの精度がわるくならないように一定の長さを保つことを心がける必要があります。 ①の場合、少し這わせる程度なら1ヒロのハリスでも十分ですが、1ヒロ以上取る場合は2ヒロとします。この長さならハリスが底付近を漂うときに傷ついても少しは強度が保てます。
②の状況ではフロロの自重によって少しでも仕掛けをなじませて安定させたい狙いがあります。号数を太くするのはウキと刺し餌の動きが異なる二枚潮のときに有効です。少しでも刺し餌付近の流れに仕掛けを乗せたいという狙いがあります。このため細い道糸に太いハリスを組み合わせることもあります。
③のケースでは刺し餌を自然に流すのが目的です。状況によってはフロロよりもしなやかであるうえ、のびのあるナイロンハリスを使用することもあります。材質が違うと沈下速度、張り、強度がかわるため扱いにくく感じるかもしれませんが、食い渋り時にはフロロハリスの号数を落とすよりも効果的です。号数を落とす前に同号数のナイロンハリスを試して下さい。
これでなじまないときや、食い込まないときは④の手段を使います。この場合は強度を補う意味で2ヒロの長さとします。
食い渋り時に細いハリスを使いケースでは長く設定するのが得策です。 このように書くとどんな状況でも2ヒロがよいように思われるかもしれません。しかし、ハリスが長くなると、魚を取り込む際に竿先にウキを巻き込む危険がありますし、手返しの最中に傷が入る確率が上がります。また、経済性を考えると1ヒロからスタートするのがいいでしょう。
強度にすぐれているからといって2ヒロからスタートしても、ハリの交換などでハリスが短くなるのはいただけません。それよりも1ヒロでスタートし、劣化すればハリスごと新品に交換する方が強度的にも安心ですし、タナの狂いもありません。結果的にはこちらの方が効率的です。
結論としては「矢引き、1ヒロ、1ヒロ半、2ヒロなど、長さは状況や使い勝手などに応じて決めればOK。ただし、ハリスの長さは統一しておくこと」ということになります。
(解説:藤原直樹)
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