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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|数を釣るための手返しアップのコツは?

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Q:チヌを数釣るための手返しアップのコツは?

夏の紀州釣りの醍醐味といえばやっぱり数釣りですよね。ただ、釣友と隣合って数を競うと必ずといっていいほど釣り負けます。刺し餌やダンゴの配合はほぼ同じなのでおそらく手返しのわるさが敗因かと…。手返しよくチヌの数釣りを楽しむために意識すべきことを教えて下さい

A:タイムロスとなる餌取りを釣らない工夫を凝らしましょう

これからの時期に手返しを妨げる最大の要因となるのが餌取りの存在です。そこで、ここでは手返しアップのコツとして餌取り対策をメインに話を進めましょう。

餌取り対策のダンゴ考察

まずはダンゴについて。個人的にはヌカ4:砂1をベースに押しムギやサナギ、市販の集魚材、アミエビという配合パターンを基本としています。このうち、餌取りを寄せる要素となる集魚材やアミエビは、夏場に関しては量を少なくします。

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餌取りが寄りにくいことを考慮したダンゴベースとしましょう。

ダンゴのかたさは着底後10~20秒ほどで割れるのが理想ですが、餌取りが多いときはしっかりとまとめられるように水を加えて仕上げています。

餌取り対策としてハワセ釣りが有効

そして、餌取りが多いときに有効なのがハワセ釣りです。紀州釣りの基本といえる底を切るウキ下だと、ダンゴが割れたときに刺し餌が飛び出すために取られやすくなります。その点、仕掛けを這わせることで刺し餌を底に落ち着かせられるハワセ釣りなら餌取りの注目を逸らすことができます。

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目安としては10~30㌢ほど仕掛けを這わせるイメージでウキ下を設定すればいいでしょう。それぐらいのハワセ幅を取ったときのアタリは、ウキがゆっくりと沈降するパターンがほとんどです。

ハワセ釣りの合わせ方

合わせるタイミングは使用する刺し餌によって異なります。沖アミの場合、棒ウキや玉ウキならゆっくりと沈降している途中、寝ウキなら45度程度の角度まで立ち上がったときに合わせを入れればOKです。

貝餌やボケなどのかたい餌を使用する場合は少し遅めとします。棒ウキは沈降して見えなくなってから、寝ウキは直立して沈降する前あたり、玉ウキは沈降して視認しづらくなったところで合わせるとよいでしょう。

これらはあくまでも目安です。なかなかフッキングしない場合は合わせのタイミングをズラすなど工夫をして下さい。

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なお、手返しを上げるには釣り座の整理も欠かせません。一連の動作をほぼ座ったままの姿勢でスムースに行なえるように、釣り座回りの道具を整理しましょう。

(解説:寺下浩平)

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