良型メバル連発も!! 石積み攻略のコツを教えます|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.20

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石積みがあるロケーションはメバルの釣り場としてとても有望です。これからの時期は、うまく狙えば良型の連発が期待できるので要注目といえます。その釣り方として有効なアオイソメの餌を用いたスイミングパターンのコツを紹介いたしましょう。

(カメラ/文 葛城修平)

ウキ釣り仕掛けを遠投してメバルを狙うことが多い私の主な釣り場はサーフですが、同様に石積みのポイントも大好きです。石積みのみの波止といえば、近郊では人工海水浴場の両端などでよく見られます(釣り禁止となっている場所もありますね)。それとは違い、ケーソン波止の内側(外側は消波ブロックが入っていることが多いです)の海中に捨て石と呼ばれる石積みが入っている釣り場もあります。こちらは石積みをどのように狙うかによって釣果が左右されます。

そこで、今回は海中に入っている石積み部分の狙い方をメインに解説してみたいと思います。

石積みでのメバルの狙い方とは?

アオイソメ1パックを持って、季節はずれの北風を避けるために紀東方面の港へ行きました。

この港のケーソン波止の内向きには干潮時に露出する捨て石があります。明るいうちに釣り場やポイントの画像を撮っておきたかったのですが、スケジュールが合わずに到着は日没後となりました。暗闇では真っ暗な映像しか撮れないと思いつつも、できるだけ輝くように新品の電池を入れた電気ウキを使ってトレースするコースの説明や、運がよければアタリから取り込みまでの〝雰囲気〟が伝わるのではないかと思って動画を撮影してみました。

暗闇でも映りやすいように白い竿を使うなど事前の準備はバッチリのはずでしたが、イメージしていたものとはまったく異なるデキとなりました。ウキまでに距離があるのでトレースするコースはまったく不明、さらに白い竿はまったく映らず…、という具合に予想以上の失敗でした。それでもPCで全画面表示にすると、ウキのかすかな明かりが見えるかと思います(動画は後半にあります)。

さて、一般的に捨て石を狙う場合、「干潮時のポイント」の図にある①~③を狙うのがセオリーです。釣り方は、重いオモリを用いた仕掛けをポイント付近に入れて刺し餌をタナまで落としていく、というものです。ただし、根掛かりを恐れて石から離れた場所を流すと、警戒心の強い魚は口を使いません。これが釣れない理由となります。

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仕掛けは軽いほど根掛かりしにくいですが、慣れないと扱いづらいという欠点があります。私はいつも3Bのウキをメインに使っているので、仕掛けが石に当たったとか、餌が底を引きずっているなどの状態をウキの動きでだいたい把握できます。つまり、仕掛けの重い、軽いにかかわらず、自分が使いやすいウキ(仕掛け)を使って慣れることが根掛かり対策として重要というわけです。また、アオイソメは太いものを選んでハリ先を隠しておくと根掛かりしにくくなります。

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「石積みの攻め方の基本」の図の通り、石積みから離れたところに投げた固定ウキ仕掛けがなじんだら、ゆっくりとポイントまで引き寄せます。ウキ下は、①は底近く、②は傾斜の中ほど、③は石スレスレとします(ウキを遊動にすると、仕掛けを動かしたときにタナを一定に保ちにくくなります)。

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他の釣り人がいないなど、状況が許せば左右(潮かみと潮しも)に投げてアタリがでるポイントを探ります。

まあ、時合になればテキトーに狙った②か③のポイントでアタリがで始めることもありますが、釣れにくい時間帯に1匹を釣るためにはタイトなポイント攻撃が必要です。

石積み狙いの実践編。平成最後の釣行はデップリグレ&大メバルが登場!?

潮時は日付けがかわるころが満潮です。暗くなるころから徐々に潮が上げる状況の中でスタートし、②と③を中心に狙ってみます。しかし、小さなガシラがたまにアタるくらいでイマイチな状況です。まあ、満潮になれば食ってくるだろうと、余裕をかましてウキのトレースコースの動画を撮ったりします(残念ながら使いものにならない動画に時間をかけることになりましたが…)。

やがて上げ3分になると、捨て石の天場の上に1㍍ほどの水深ができました。「満潮時のポイント」の図の通り、④や⑤の天場の上を中心に狙うことにします。

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狙い方は「サソイのパターン」の図の通りです。基本は、潮しもからゆっくり寄せてきて、ときどき引くのをやめて竿先で少し送り込む、というものです。引くのをやめたときに餌がウキ下の深さまで落ちていきます。その餌を見つけた魚が近寄り、次に仕掛けを引いたとき(または落ち込みのとき)に逃がすまいとアタックしてくることが多いです。そのため、このポーズは重要です。

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このパターンは道糸を張った状態とあって、そのまま待っていれば向こう合わせで乗ることが多いです。タイミングをはかる必要もないので簡単ですね。

デップリのグレが登場!!

天場を狙った1投め、向こう合わせで竿に伝わる重量感はどうもメバルじゃない? これはグレか?? だとしたらかなりデカい。重さとしてはチヌの年なしくらいあります。

何度かの突っ込みをかわして寄せ、暗い足もとでバシャバシャと音を立てる魚をすくおうと玉網に手をのばします。ところが、敵はここで一気に反撃開始!! 「おいおい、もうがんばらなくてもええやん」と、再び竿で溜めると反撃はますます強烈になります。「いやっ、おい! がんばるなって!!」と焦るこちらを見透かすようにグイッ、グイッ! グイ〜ッ!! と石の隙間に向けて突っ込みます。その結果、隙間に入り込まれて根ズレが起こり、ハリスがプチンッ。イヤぁ、デカかった…。まっ、メバルやないからええもんね(半分泣きそうでしたけど…)。

アタリがでる時間帯みたいなのでビデオカメラの録画スイッチをON。投げ込んだウキを見ていると、少しシモッたまま止まっています。藻か居食いか? とりあえず聞き気味で合わせるとギュンッ!! おっ、さっきより軽いけど、またグレやな?

玉網が短いのですくうのに苦労しましたが、無事にゲットしたのはよく肥えた44㌢のグレです(まだ真子を持っていました)。

「欲をいえば、グレよりメバルがほしいねんけど…?」などと考えながら石積みの天場をアオイソメ引っ張り回し釣法で狙いますが、餌取りのオオスジイシモチが連発してメバルの反応は得られません。

それならと、ウキをはずして丸玉オモリをセットし、沖の砂地に放り込んでみます。晩ご飯のパンをほおばっていると、竿がガタガタとなっています。上げてみると太いキスが釣れてます。いやぁ、これはうれしいお土産ですね。

その後、キスを2匹追加できたことから「これを本格的に狙ったろうか?」とも思いましたが、今日はスペシャルな餌があります。それを用い、メバルの時合までガシラ狙いすることに決定です。

スペシャルな餌とは魚屋さんで売られていた小イワシです。それを10匹ほど持ってきたので使ってみましょう。メバルはともかく、ガシラにはかなり効果がある餌です。

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ガシラの特効餌、小イワシです。

これで大ガシラゲット!! のはずでしたが、ここのオオスジ君は小イワシも食すようで…。「またお前かい!!」と釣っては帰すというサイクルが続きます。その後に何とか皿に乗るガシラをゲットしたものの、大ガシラ祭りにはなりませんでした。

もっと大きいのに期待したけど、一応合格ですね。

22時、満潮までがんばりたいですが、自身が携帯しているボンベの酸素残量を考えるとそろそろ仕舞い始めないといけません。

グングング〜ン!! 記録物のメバルがヒット!?

残りわずかの時間の中、天場の上を狙ってアオイソメを泳がせてみます。すると、コツッ、ギュンッ!! と魚がヒット。すかさず竿を立てますが、それをものともせずに一気に走りだして向こうへ行きます。潜らせまいと竿を倒して応戦しますが、竿が一気にのされた状態になります。

こりゃ、やられたか!? と諦めかけたところで走りが止まりました。ここで竿の角度を一気に正します。そして、リールを巻いてこちらへ向かせ、足もとに寄せます。「何者ぞ?」と、玉網を出してライトをつけると、何じゃこの魚? 頭のあたりにひと切れ絡んだホンダワラの下に見えるのは巨大なメバルです。目測で33㌢以上は確実です。「動画のスイッチ入れなきゃ」と、スイッチを捜しているとスコンッ!!

一瞬何が起こったかわかりませんでした。仕掛けを回収したらハリ上のガン玉がチモトまで寄っています。このチモトのガン玉が支点になることでのハリはずれによってバレたようです。これはたまにあることですが、このタイミングでやってしまうかぁ…。悔しいがな。

もう1匹釣れるまで帰りません!! と覚悟?を決めて数投したところアタリがでました。さっきのに比べると軽い軽い手応えでゲットしたのはうれしい25㌢くらいのメバルちゃんです。バラシがなければもっとうれしかったんですが…。ともかく、これにて平成最後の釣行はおしまいです。

泳ぐアオイソメをひったくるアタリの主はコイツでした。
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おいしい魚が揃った平成最後の釣行でした。

みなさんも石積みの天場でアオイソメを引っ張り倒し、大きなメバルの引きを楽しんでみてはいかがでしょうか?

タックルデータ

道糸 バリバス・アバニ シーバスPE マックスパワー X8 ステータスゴールド0.8号
リーダー バリバス・バーマックス磯ストロングタイプ2.5号
ハリス バリバス・ハードトップTiNICKS1.2号
ハリ バリバス・サクラマス・サツキマス2号

【葛城修平プロフィール】

日中の賢い魚はなかなか釣れないので、簡単に釣れる夜釣りをメインにメバルを中心とした季節ごとの食べておいしい五目の釣りを楽しんでいる。調理した釣果をアテにして飲むビールがたまらなく大好き。

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