キャッチ率アップ!! 春グレ・実践的Q&A【口太グレ編その1】

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低水温や産卵の動向など、春のグレ釣りの状況は何かと不安定です。そんな中でよりよい釣果を上げようと思えば、曖昧ではなく、確かな釣り方でのアプローチが求められます。そこで、ここでは尾長グレと口太グレのそれぞれついて、春に好釣果を上げるためのノウハウをQ&A方式で解説します。第3弾は口太グレの実践的な手法をご覧下さい。

春に地方の磯が狙い目になるのはなぜ?

春は地方(じかた)の磯がおもしろいといわれています。なぜ地方が狙い目になるのか? 沖磯に目を向けるのはどんなときなのかを教えて下さい。

水温の動向によって地方か沖かを判断

4月は地上では春ですが、海中はまだ冬の様相です。そのぶんグレの活性は低いですが、釣れないわけではありません。

そんなシーズンに地方の磯が狙い目になる理由は2つあります。1つは水温が低いながらも安定していること、もう1つは産卵のためにグレが集まることです。数は望めませんが、大型が狙えるのが地方の磯の特徴だといえます。

もちろん、沖磯が狙い目となる状況もあります。黒潮の影響を受けた潮が入ってきたときがそうです。黒潮の動向は私たちには判断しづらいため釣行先の船長から情報を仕入れるのが得策です。

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水温が好釣果を上げられるかどうかのキーポイントとなります。釣行日の状況をしっかりとチェックしておきましょう。

地方と沖のどちらへ釣行するかの判断の目安は、前日と同じ低水温(16度以下)、あるいは前日以下の水温ということなら地方、水温が17度以上、あるいは前日よりも0.5度でも上がっているなら沖という具合です。

釣り方に関しては、活性が低いからタナが深いという考え方を捨てることです。刺し餌の取られ具合をよく観察し、2~4ヒロのタナをていねいに探るのが好釣果を上げるキモだといえます。


サラシを攻略するときのガン玉の打ち方は?

サラシが複雑なときに磯際を狙うにはガン玉が必要不可欠だと思います。狙う水深、サラシの強弱、磯の形状などの条件を考慮したガン玉の打ち方のバリエーションを教えて下さい。

合流点なら軽いオモリでも攻略可能です

サラシは、海面から1~1.5㍍の厚い部分は重いオモリ(2B~1号)で確実になじませ、それ以深の流れが緩い層では刺し餌を漂わせるというイメージで釣るのがよいでしょう。

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重いオモリを使うと食いがわるくなると思われがちですが、そんなことはありません。ウキの浮力に合わせた重量のオモリならバランス的には軽い仕掛けとかわらないため食いが落ちることはありません。

もっとも、サラシとサラシの合流点などではガン玉G5~G8を等間隔に2~3個打った軽い仕掛けでも安定してなじませることができます。このパターンは、重い仕掛けでサラシを強制的に突破するよりも食いがよいのは確かです。

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サラシが交わるところは撒き餌が溜まりやすく、刺し餌の動きも安定します。そういう意味でも狙い目だといえます。サラシの動きをしっかりとチェックして狙ってみて下さい。

磯際でのやり取り方法のコツは?

磯際でのやり取りが苦手です。3ヒロ以深を狙ったときのやり取りのコツ、タックルセッティングの基本を教えて下さい。

道糸の角度を斜めにしてファイト

確かに磯際の3ヒロ以深を攻めているときにヒットした大物を取り込むのは難しいものがあります。ウキ入れと同時に合わせても想像以上の突っ込みで竿を絞り込まれ、ハリスが一瞬で切られたというのはよく聞く話です。

のされた竿はただの棒に過ぎません。しっかりと曲げてこそ反発力が生まれ、ハリスの強度が最大限に引き出されるのです。

しかし、磯際狙いでは急な走りで竿がのされやすいものです。それを回避するにはオープンベールで道糸を手にしてアタリを待つしかないでしょう。これだと不意の突っ込みでも道糸を放すことで竿を立てられる余裕が生まれます。それが難しいのであればドラグつきのリールを使うことです。

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釣れれば大物ということも多い時期です。春に特に狙い目となる磯際のやり取りは難しいものがあるだけに、しっかりとマスターしましょう。

最初の突っ込みを何とかこらえることができればやり取りの開始です。このとき、グレを真上に上げるのではなく、横に泳がせるように竿を操作するのがコツです。グレは上に引っ張られると底に向かって走り続けます。その結果、根ズレによるハリス切れの確率が高まります。

足場がよくて広い磯であれば竿を曲げたまま横へ少し移動し、道糸の角度を斜めに保ちながら時間をかけてやり取りするのが得策です。

やり取りの上達は経験あるのみです。ヒットしたのが小型でも大物を想定して練習すれば自然なやり取りが身につくでしょう。

タックルセッティングの基本は、その磯の最大サイズのグレに合わせましょう。たとえば、50㌢が最大と予想すれば道糸とハリスは1.7~2.5号、竿は1.5~2号といった具合です。ただし、ハリは魚ではなく使用する刺し餌に合わせて下さい。

磯によってはハエ根やシモリなどの障害物が見られます。どう考えても根ズレしそうだと思ったときはワンランク太めのラインで臨むことです。


サラシを攻略する際の撒き餌の打ち方は?

サラシがある中で磯際を狙う場合、撒き餌の打ち方に迷います。使いやすい撒き餌の配合とともに打ち方のバリエーションを教えて下さい。

サラシの両サイドを狙いましょう

水温が低いタイミングでサラシの中を狙うのはどうでしょうか? なるべく避けたいところですが、どうしても狙いたいという方のために釣り方を紹介しましょう。

まずは活性が低い時期だけに集魚効果の高い集魚材を選びたいものです。具体的にはイワシの粉末が入っているタイプ+比重の軽いタイプを組み合わせるのがおすすめです。比重の異なる集魚材を使えば上層から底まで幅広い層を攻略できます。

配合の割合は沖アミ3㌔に集魚材1袋が目安。沖アミの形がつぶれないように軽く混ぜるのがコツです。

次に具体的な攻略パターンについて。

磯際を狙う場合、サラシの中央に撒き餌や仕掛けを打つとすぐに沖へ流れてしまいます。そのため、狙うべきはサラシの両サイドということになります。たとえば、右から左に潮が流れているときはサラシの右側の磯際に撒き餌を打ちます。そうすればサラシの影響を受けにくくなり、磯際に沿って下へとなじみます。それほど大きなサラシでなければ右側の磯際に沿って細長くパラパラと撒きましょう。こうすると仕掛けと撒き餌が合う時間が長くなり、浅いタナまでグレを浮かせやすくなります。

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強いサラシの場合は撒き餌をダンゴ状にかためて打ちます。かためることで拡散が最小限に抑えられ、上層のサラシに左右されることなく磯際に沿ってきかせることができます。

どうしてもサラシの中央に仕掛けを入れなければならない状況もあるかもしれません。その場合は波をよく観察し、サラシが引く一瞬を見計らってダンゴ状の撒き餌を磯際に打って下さい。そうすれば、引き波に合わせて吸い込まれた撒き餌が磯際に沿って沈んでいきます。

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