ガシラ+αが足もとで連発!? 〝隙間狙い〟がアツいズボ釣り講座

ズボ釣り継ぎ目10

もうしばらく続く低水温期にも好釣果が期待できるのが根魚狙いのズボ釣りです。水温が安定する底層を狙えばガシラをメインにメバルやアイナメ・ハネ・アコウといった釣ってよし、食べてよしのうれしい魚が好反応を見せてくれます。ポイントとなるケーソンの継ぎ目を積極的に探るスタイルで数釣りを目指しましょう!!

(文:森 正志)

ズボ釣りで好釣果を上げるコツ

早春は水深豊富な釣り場の底が狙い目

春とはいえ3月は水温が低く、波止の際につく根魚を狙うズボ釣りやコスリ釣りの主なタナは底付近となります。

私がよく行く武庫川一文字も例に漏れずに底層が狙い目となります。内側が約10㍍、外向きはそれよりも1ヒロほど深いという具合に水深が豊富であるぶん水温の変動が小さく、底が狙い目となる低水温期にも安定した釣果が期待できます(釣れるのはガシラがメインですが、メバルやポン級のアイナメの他にハネ・アコウが釣れることもあります)。

ズボ釣り継ぎ目6

この時期の根魚の時合は早朝と夕暮れどきですが、シラサエビを底撒きしながら釣ると日中にも釣果が上がります。薄暗い朝晩に関してはキビナゴやアオイソメの餌で好反応が得られます。

ケーソンの継ぎ目をサーチ

武庫川一文字のように一見しただけでは変化がない垂直ケーソンだとどこを狙えばよいか迷いますが、狙うべきポイントはあります。それは、およそ10㍍間隔で見られるケーソンの継ぎ目です。その隙間の暗部に根魚がついています。

ズボ釣り継ぎ目1
継ぎ目の中でもこのようにクランクしているなど、変化があるところが特に狙い目となります。

その継ぎ目にもよしあしがあり、広く開いたところや、ケーソンがズレてクランク状になっているなど変化が多いところほど魚影が濃い傾向にあります。そのうち広く開いた継ぎ目に関しては、条件によって釣りづらいことがあります。潮が当たる状況だと仕掛けが吸い込まれて根掛かりが頻発する、払い出す状況だと仕掛けがなじみにくい、という具合です。この釣りでは継ぎ目の少し奥へ仕掛けをなじませることができるかどうかが釣果に直結するため、条件のよい継ぎ目を探り当てることが重要となります。

サソイが重要!!

低水温の影響で動きが鈍い魚に口を使わせるために、口もと近くでサソイをかけることも忘れてはいけません。「餌の存在をアピールして継ぎ目の中から魚を引き出して釣る」というパターンが、根掛かりなどのトラブルを考えても理想的だといえます。

ズボ釣り継ぎ目3
波止に沿って仕掛けを落とし、着底したら竿の操作でオモリを動かす程度のサソイを入れてアタリを探ります。先調子の竿ほど仕掛けの操作を行ないやすいです。

ズボ釣りの実戦パターン

仕掛けについて

仕掛けは根掛かり対策として1本バリにするのが基本です。オモリはゴム管つき中通しタイプの2〜5号を使いわけます(継ぎ目に吸い込まれる潮流でオモリが流されるときは5号を用いる、という具合に仕掛けが流されない重さを使用するのが基本です)。

そして、オモリがハリまで落ちないようにサルカンを用いるのが一般的ですが、ハリス部分の間隔を自在にかえられることから私はゴム管をヨウジで止めるスタイル(からまん棒)で挑んでいます。

ズボ釣り継ぎ目7
ズボ釣り継ぎ目2
まづめどきの餌はキビナゴがメイン。ハリは目に通してから腹あたりに刺して固定します。

アプローチパターン

仕掛けを投入する際は継ぎ目に直接入れないこと。継ぎ目から50㌢ほど離した潮かみにゆっくりと落とし、吸い込まれる流れならオモリを動かさずにハリス部分をなびかせる、出払う流れなら隙間に入れるイメージで底をたたきながらオモリを継ぎ目に近づけていく、という操作が基本となります。

ズボ釣り継ぎ目8
ズボ釣り継ぎ目9

その後、置き竿にする人もいますが、私は必ず手持ちにしています。竿を手で持つ方がサソイを駆使できるうえ、「釣れた」ではなく「釣った」という感覚を得られるからです。

合わせ〜やり取りの方法

魚が反応すればコツコツとした前アタリがでますが、このときにすぐに合わせないこと。私の場合、前アタリがでると竿先を少し持ち上げ、かすかな重みをまず確かめます。そうすると、たいていは竿先がグッと押さえ込まれます。その反応を合図に合わせることで、早合わせによるハリはずれの頻度が抑えられると感じています。

ズボ釣り継ぎ目5
躊躇せずにやり取りするのが取り込むコツとなります。

掛けてからのやり取りで気をつけたいのは、継ぎ目にラインが擦れさせないことです。その対策として、まずは沖側へ竿を突き出すようにして合わせます。そうして掛かった魚をケーソンから離したら竿を立て気味にして巻き上げます。このとき途中で竿先を下げたり巻き上げを止めると、根魚はすぐに継ぎ目の中に入り込みます。そうなると取り逃がすことが多くなるから注意して下さい。

反応がないときの作戦

継ぎ目でアタリがないときはキビナゴやアオイソメを餌にし、オモリを底から20㌢浮くようにタナをキープしつつ流れに合わせて歩きながらケーソン際の底を探ってみましょう。これで反応が得られることがあります。また、少し軽めのオモリを用いて底から1ヒロくらいのタナを探ると、メバルやハネのヒットが期待できます。

ズボ釣り継ぎ目4
反応がないときはアオイソメやシラサエビなどの生き餌が有効になります。

ここで紹介したズボ釣りのパターンはケーソンの継ぎ目があり、水深が豊富であればどこでも通用します。めぼしいスポットがあればぜひチャレンジしてみて下さい。

インフォメーション

武庫川一文字の渡船 武庫川渡船06-6430-6519)。
料金は大人2,200円(女性、高校生以下割引あり)。駐車料金(1日)800円。
渡船店舗では釣り具や餌(シラサエビ、アオイソメ、キビナゴは常備)の他、食事類の販売もある。トイレつきの渡船が少なくとも1時間に1便は出ているので女性や家族連れでも安心。
アクセス 阪神高速湾岸線・尼崎末広出口をおりて最初の信号を左折。突き当たりを左折してすぐのスロープを上がって直進すると駐車場と渡船店舗がある。出口から約5分。
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