アイナメ・ガシラ・メバルが連発!! 神明・垂水一文字の根魚釣りを解説
盛期を迎えた根魚釣りを存分に楽しみたいなら垂水一文字に注目してみてはいかがでしょうか? ここでは探りどころ満載の好フィールドでアイナメ・ガシラ・メバルと遊ぶコツについて迫ってみましょう!!
(文:須方宣亨)
垂水一文字のアイナメ・ガシラ・メバル釣りの特徴
水温が20度前後まで下がる12月中旬~1月下旬は絶好の根魚シーズンです。その好期に、神明間において数・サイズともに最も期待できるのが垂水一文字です。
メインターゲットはアイナメ・ガシラ・メバル。いずれも水温の低下とともに波止回りの浅場でよく釣れるようになります。そのうちアイナメ・ガシラは大型が特に期待できます。
アイナメのアベレージは20~30㌢ですが、ときには40㌢オーバーが釣れることもあります。数は1~5匹といったところです。一方のガシラは波止際の探り釣りやチョイ投げで15~23㌢が10~15匹は期待できます。丹念に探り歩けば20~30匹を釣り上げるのも難しくありません。
メバルは波止際の探り釣りがメイン。こちらは狙うタナをこまめにかえてじっくりと探れば15~20㌢クラスが10~20匹は釣れるでしょう。数を釣るうちに20㌢オーバーも混じります。
メバルは潮が動いているときの方が食いがいい傾向があります。好時合は潮のかわりめとなる干潮時と満潮時にくることが多いです。潮が速いときはヨレなどに狙いを定め、腰を据えて釣るのが得策です。そして、潮が緩んだタイミングで波止を広く探り歩くことで効率よく数を稼ぐことができます。
ガシラ・アイナメ・メバルの狙い方
波止際の探り釣りについて
タックルは図の通り。餌はシラサエビを用います。尻尾にチョンと掛けるようにハリを刺します。
餌をつけて投入した仕掛けが着底したらハリス分(30㌢程度)の糸を巻き、止めてアタリを待ちます。しばらく待っても反応がなければ、再びハリス分の糸を巻いて同じように止めます。この動作を繰り返して底から上層までを広く探るのが一連の流れになります。
ただじっとアタリを待つだけではなく、仕掛けをゆっくりと持ち上げるなどのサソイをときどきかけることでアタリをより引き出すことができます。
チョイ投げについて
メインターゲットはガシラです。餌は冷凍のキビナゴやサンマの切り身を使います。キビナゴの場合、目に通して抜き、エラや背ビレ付近にハリ先を刺すという方法でハリをセットします。サンマの切り身は皮側から身へ、身から皮側へという具合に縫うように刺し、皮からハリ先が少し出るようにハリをセットします。
釣り方は簡単です。仕掛けを10~15㍍沖へ軽く投げて底を取り、ズルズルと引いてくるだけでOKです。
ポイント選択について
垂水一文字で好釣果を上げるためにはポイント選びが大切です。メバルはできるだけ潮の動きがあるポイントに目をつけるのが得策です。ガシラ・アイナメは、潮が緩い時間帯に広く探り歩くのがキモです。いずれも波止の継ぎ目を念入りに探ることでよりよい反応をとらえることができます。
カンダイに要注意
垂水一文字では冬になると大型のカンダイ(コブダイ)が波止際に寄ってきます。置き竿にしてその場を離れる際は竿尻などに尻手ロープをつけることをお忘れなく。これがないと竿を何本も海中に持っていかれることになります。
また、釣り場はみんなのものであることを意識して下さい。1人で何本も竿を出して釣り場を占拠しないようにしましょう。
釣行メモ
船長丸 | |
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電話番号 | 078-706-9022 |
料金 | 大人2,000円 女性・子ども(中学生以下)1,000円 |
定休日 | 水曜日。 ※例年1月からの厳寒期は土、日、祝のみの営業となる。釣行時は要確認。 |
トレイ | 渡船内にあり。 |
駐車場 | 漁港内の有料駐車場を利用。1日600円。 |
備考 | ■ライフジャケット必携。 ■出船時間は要問い合わせ。 |
釣況問い合わせ、餌 | フィッシングマックス・垂水店(078-753-3838) |
アクセス | ●大阪方面からは阪神高速神戸線・若宮出口からR2を西進し、垂水駅前交差点を左折して道なりに進むと駐車場。 ●姫路方面からは第二神明道路・名谷ICをおりて左折したのち県道488を南下し、R2・福田川交差点を右折→垂水駅前交差点を左折(大阪方面からもこのルートで行ける)。 ●電車釣行も可能。山陽垂水駅から徒歩5分。 |