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乗っ込みカレイの要点を再確認|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.13
11〜12月にかけての盛期のキモ
浅瀬に広がる砂地や大きな河口回りが有望でっせ
さて、抱卵したカレイが本格的に接岸行動を始める11~12月の盛期に突入すると、今度は産卵場に近いポイントが狙い目となります。たとえば、アマモなどの海藻類が生い茂る浅瀬に広がる砂地や、大きな河川の河口周辺といった条件のスポットが有望でんな。そんな場所には産卵を控えて活性を上げたカレイの群れが波状となって接岸してきまっから、そのタイミングを首尾よくとらえることができれば数釣りというパターンが期待できまっせ。
数釣りには時合の把握が欠かせまへんで
そして、カレイ釣りにおいて数釣りを実現させようと思えば、潮の動きによって訪れる〝時合〟のセオリーを把握ことが重要。その時合の目安となるのが「潮流が変化を起こす時間帯」です。たとえば、潮止まりから満干へと潮が動き始める潮がわりや、潮流が緩むことでヨレ動く潮止まり直前などのタイミングがそれに当たります。
…ということは、日中に潮がわりが2回ある大きな潮回りの日の方が時合をとらえるチャンスの数が多く、潮がわりが1回しかない小さな潮回りの日よりもカレイ狙いの釣行として有利ですわな。つまり「カレイ釣りは潮がよく動く大きな潮回りがいい」というセオリーが見事に実証されるわけでんな。
また、カレイの時合はスパンが短くておおむね30~60分前後、潮の動き方によってはわずか20分前後で終了するケースもあります。だから、当日の時合を迎える時間帯を潮時表などで自分なりにあらかじめ予想し、その予想した時間内で「カレイの食い気を促すサソイをかけ、手返しよく釣る」ということいかに実践できるかが釣果を得るためのキモになると思いまっせ。
さて、盛期のピークを迎えたカレイも年末~新年を迎えるころにはおおむね産卵行動を終えます。この産卵という大仕事によって体力を著しく消耗したカレイは活性をガクンと落として口を使わなくなります。このタイミングで乗っ込みシーズンは終了となりまっせ。
大型カレイの釣果は格別です
…てなことで、以上が一般的な乗っ込みカレイ釣期のタイムスケジュールです。
兎にも角にも、晩秋~初冬は「夢の大型カレイ」をキャッチするには絶好のシーズン。狙いは、関西圏で釣れるカレイの主流となるマコガレイなら40㌢アップ、マコよりも少し乗っ込みのタイミングが遅れるイシガレイならば大型に育つことから50㌢アップというザブトン級が目標でっかな?
そんなビッグサイズのカレイともなれば腹イッパイに抱卵しており、魚体の厚さが少年マンガ誌の別冊ほどもあるヘビー級です。そのドシッとした心地よい重量感、巻き上げ途中に穂先を何度もシメ込む引き味、足もとへ寄せてきたタイミングで見せる底へ底へと潜り込もうとする最後の抵抗などなどをフルコースで味わって手中にした珠玉の1匹がもたらす歓喜の心情は格別!! 他の魚と比べてひと味もふた味も違う歓びを得られるターゲットやと思うのは僕だけでっかいな
【中本嗣通プロフィール】
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