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簡単かつ高確率で大物がヒット!! スズキの飲ませ釣り講座
小アジをはじめとした小魚の回遊が見られるようになると、青物をはじめとした大物が狙える飲ませ釣りがおもしろくなります。シーズン初期といえる8月の注目株はスズキ。都市部の港湾で気軽に狙えるターゲットとあって飲ませ釣り入門にも適しています。目の覚める強烈なアタリとスリリングなファイトを楽しむコツをお教えしましょう
(文:新宅功治)
大阪湾の各波止では例年8月初旬から小アジやイワシなどの小魚が回遊します。それに応じてファミリーフィッシングの人気が高まりますが、小魚の回遊を待ちわびている釣り人は他にもいます。サビキで小アジを確保し、生きたまま泳がせて大型の魚を狙う釣り人たちです。
なぜ待ちわびるのか? それは阪神間には漁港が少なく、回遊シーズン以外は餌となる小アジを入手しづらいからです。餌店にいつもあるとは限らず、仮にあったとしても1匹が高価ということもあります。それが手軽なサビキ釣りで入手できるようになるのですから気持ちが高ぶるわけです。
9月中旬になれば青物(ハマチ・シオ)やサゴシ、夜間にはタチウオという具合に波止回りを回遊する魚種が多くなりますが、小アジが回りだす8月中はほぼ年中狙えるスズキがターゲットとなります。ここではそのスズキの飲ませ釣りのコツを紹介しましょう。
スズキの飲ませ釣りの基本パターン
基本的な釣りの流れは以下の通りとなります。
①小アジ釣りにも時合があるため早朝から釣り場に入る(渡船利用の場合は朝一番に乗船)。
②釣り場に到着したらまずはサビキの準備を行なう(1分でも早く始めるために解凍したアミエビを持参する)。
③飲ませ用タックルとサビキ用タックルを準備する。
④サビキ釣りを開始。
⑤小アジが1匹釣れたら飲ませ釣り用の仕掛けにセットし、サビキをしているポイント近くの岸壁の際へ投入(ウキ下は3ヒロが目安)。ドラグは必ず緩くしておくこと。アジが沖へ泳ぎ出たときは仕掛けを回収して際へ投入し直す。
⑥飲ませ釣り用を置き竿にし、サビキで予備の小アジを釣る。アジ生かしバッカン(またはファスナーで閉じられるメッシュ状のフタがついた水汲みバケツ)に5〜7匹程度をキープして海中へ沈める。
⑦小アジがキープできれば飲ませ釣りに専念する。
釣果アップの要点
仕掛けの投入場所
サビキ釣りのポイント周辺は、小アジを狙うスズキが近くに寄っていることが多いので狙い目となります。また、スズキは意外と捕食が下手な魚であるため、小アジが逃げ回りやすい沖めのオープンエリアではなく、餌を追い込みやすい壁際に仕掛けを投入するのが得策です。
アジの刺し方
1本バリの場合は大きめの太軸バリを使用します(チヌバリ5〜6号程度)。餌の刺し方は背掛けか鼻掛けにしましょう。
2本バリ仕様にする場合は伊勢尼8〜9号を用います。上バリを背掛けにし、下バリ(孫バリ)は小アジの胴に添わせて垂らしておきます。
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