上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.2【第6回 M-1カップ グレ・若狭大島予選編】 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.2【第6回 M-1カップ グレ・若狭大島予選編】

上田泰大トーナメント思考3

遠投を駆使して良型連発。
目標をクリアして勝利!!

前回の串本予選に引き続き、福井県の若狭大島で行なわれたM‐1カップ・グレの予選に参加しました。ライバルが大勢いるものの、エリア内屈指の磯に上がれたことから高い釣果目標を設定。小型が多い中、良型に狙いを定めた遠投の釣りでミッションを完遂して…!!

(カメラ/文 上田泰大)

関西のつりWebをご覧のみなさま、こんにちは。

今回はホームグランドである若狭湾の若狭大島で開催されたマルキユー・M-1カップ全国グレ釣り選手権大会の予選に行ってきました。

この時期の若狭湾はオセン(スズメダイ)やフグなどの餌取りが多く、釣り方を誤るとすぐに刺し餌を取られて本命の良型グレを釣ることができません。その対策として有効なのが遠投の釣りです。餌取りや木ッ葉グレなどの小さな魚は自身よりも大きなフィッシュイーターが多い沖へはあまり出ないという習性があるからです。

トーナメントを勝とうと思えば事前の準備をおろそかにしてはいけません。特に撒き餌は遠投ができるようにしっかりと練り込んで仕上げたいものです。

遠投の釣りでは撒き餌作りも重要です。遠投できる仕様に仕上げることはもちろん、餌取りを足止めするための分量を加味して作ることも大切です。私の場合、沖アミ3枚(9㌔)に集魚材4袋を半日分として用意します。

また、刺し餌についても遠投の際に外れないように、マルキユーのスーパーハードや、くわせオキアミV9などのハード加工されたものを用意する必要があります。

「トーナメントの戦いは準備から始まっている」ということを念頭において事前の準備を抜かりなく行なうことが勝ち抜くためには欠かせません。

そして、今回の大会に関しては、定員を大きく上回る180人ほどの参加申し込みがあったことから参戦権を得るための運も要求されました。私は無事に抽選を通過。大勢の参加が予想されるだけに気合いを入れて当日を迎えました。

優勝を狙えるモトドリ1番へ

7月1日、若狭大島には90名もの参加者が集まりました。それぞれが4船にわかれ、各船の上位2名が全国大会への切符を得ることができます。

上田泰大トーナメント思考6

ライバルは90名。なかなかハイレベルな戦いになりそうです。

上田泰大トーナメント思考5

抽選番号42番の渡船の乗船位置は先端。もしかするとよい磯に上がれるかもしれません。

抽選番号42番の私は船の先端に乗船。「渡礁順が早いぶんよい磯に上がれるかも?」と自ずと期待が高まります。

まもなく出船した渡船が向かうのはモトドリ方面です。若狭大島の看板といえる島であり、グレの魚影が濃い磯が並ぶところです。

やがて船がついたのはモトドリの中で最もよいとされる1番。そこへもう1人の選手と渡礁すると、渡船に乗っている他の選手から「ここで通らへんかったらあかんで~」とプレッシャーがかかる言葉を投げかけられます。何としてもよい釣果を上げなくては…。

上田泰大トーナメント思考9

若狭大島きっての好磯であるモトドリ島。良型が出る場所だけに高い目標を設定したいところです。

上田泰大トーナメント思考2-2 モトドリ

ここは以前に関西のつり誌で取材をしたことがあります。そのときもプレッシャーを感じながらの釣りでしたが、よい釣果を上げることができました。今日もよく釣れてほしいものです。

今回の目標は5㌔に設定。規定匹数である9匹すべてを30㌢以上とし、そのうち1匹は35㌢以上という算段です。

※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。