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好釣果を追求!! イシダイ・ポイント判別術 Part.1
盛夏を釣りこなすワザ
これからの時期はパラソルが必要なほどの暑さ、餌取りの多さ(弁当船までに40個のウニがもたないこともある)を考えると、短期決戦が望ましい。それを実現するための作戦の1つとして、釣りをする前にカラス貝やフジツボをつぶした撒き餌をポイント周辺へ打ち、イシダイ・イシガキダイの活性を高めてから釣ることが有効だと感じている。個人的には、これが功を奏して体力消耗、餌ともに最小限ですんでいると思う。
また、午後から日没までの4~5時間を狙うのも作戦の1つである。このパターンでは、午前中に釣り人が入った磯であれば撒き餌効果が期待できる、イシ物の活発な動きが期待できる夕まづめを狙える、釣り場が空く、というメリットがある。
【実践釣り場ガイド】
すさみ・地のセシマ〈和歌山県〉
タナ取りがしやすい、竿1本先ほど先に明確な溝がある、根掛かりが少ない、遠投力が不要、という具合にとても釣りやすい磯ながら実績はすさみ随一。私が気に入っている磯の1つである。レギュラーサイズは50㌢級だが、タイミングさえ合えば60㌢オーバーが意外と簡単にヒットする。潮が速いときほどポイントを狙いやすく、釣れる確率が高まる。
磯の回りは岩礁帯であり、名の通りに瀬やシモリ、海溝が無数にあって魚の住み家になっている。ただ、大潮の満潮時に磯の半分が水没するほどの足場の低さが難点だ。渡礁時は長いピトンに荷物を掛けておくのが無難である。もちろん、波があると乗れないことが多い。
風に関しては北寄りには強いが、南寄りにはめっぽう弱い。
ベストシーズンは6~11月。餌はナガレコ(トコブシ)が最もよい。
本命ポイントは①の東の鼻。カツオ島向き20㍍にあるシモリの手前に投入し、竿を2~3回軽くあおってタナを探ったところにある竿1本ほどの溝に餌をおさめる。溝に入っているかを確認するには道糸を手で少し引くとよい。それを放したときに元の状態に戻ればうまく入っていると考えられる。
潮は上り潮がよい。ただし、理由はわからないが、大潮時に関しては満潮からの下げ潮でも釣果がよく出ている。
仲間同士の釣りなら竿を2本出すことが可能。
②はセシマで最も足場が高い釣り座。25㍍沖と35㍍沖に横たわっている2つの瀬の沖側を狙う。根掛かりしやすいため、探るときの竿のあおりは大きめがよい。
ここも上り潮がよい。竿は3本まで出せる。
③は①と②に入れないときの釣り座。表向きに比べると水深がある。手前は棚になっており、足もとから3~4㍍先で垂直に落ち込んでいる。
ここは下り潮がよい。
釣行メモ
岩元渡船 | |
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住所 | 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見4488-2 |
HP | http://minnaga.com/iwamototosen/ |
電話番号 | 0739-55-2227 090-8828-5209 |
料金 | 4,000円 |
渡礁時間 | 夜明けから午後3時(延長は別料金) |
備考 | ■弁当なし。 ■民宿と仮眠所あり(詳細は電話で確認)。 ■あらかじめ電話で頼んでおけば餌を用意してくれる。 |
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